気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

MF文庫J

14歳とイラストレーター

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「世に出てるゲームは、どんなクソゲーだろうと、関係者の努力と根性と幸運による奇蹟だと思ってくれ。世間に名前を告げることなく消えていく作品の方が多いんだ」

 

仕事系のラノベ。

作家を主人公にした作品はいくつか思い当たりますが、ここまでイラストレーター特化してるのはパッと出てこないですね。

生々しい数字が出てきたりしてましたが、大丈夫なんだろうか。いや大丈夫だったから刊行されてるんだとは思いますが。

 

作中に出てくるイラストレーターは誰もかれも一癖も二癖もあって。

知人に止められていたのに、爆死したアニメの同人グッズ作って、大損してるキャラとか。

「ストーカーほいほい」の異名をいただき引越しを余儀なくされる笑えない女性もいましたな……

 

14歳のコスプレイヤーと接点が出来て、彼女との交流の中で色々と業界の話題が出てきてましたが……

いやはや世知辛い部分もありましたが、全体的にするする読める判りやすい作品だとは思いました。

中々楽しい作品だったので、続刊でたら買います。

14歳とイラストレーター (MF文庫J)
むらさき ゆきや
KADOKAWA
2016-11-25
 

異世界拷問姫2

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「後悔はしないさ――どれだけ後悔しても、その後悔を、今の俺は認めない」

『憧れで身を滅ぼし、希望から闇に進み、闘うために苦痛を選ぶ、か。青臭いことだ』

(略)

『実に、私好みの傲慢だ』

 

最高位の悪魔『皇帝』を下したエリザベート達。

物語の冒頭にて『公爵』を蹴散らし……その前に『大総裁』も戦闘場面すら描かれることなく倒されているようです。

 

『皇帝』を下したんだから、あとは簡単に倒せるかと言うと……そういう訳でもなく。

あれは、契約者であるヴラドが美学故に自滅しただけで、『皇帝』そのものに勝利したわけではない。

他の高位の悪魔、特に『大王』の情報を持っていないため、好条件で戦いを望めるわけではない、とエリザベートは結構冷静ですね。

 

ヴラドの遺産を探り情報を得ようとするも成果は出ず……そこに『大王』が行動を起こしてくるんだから容赦ないというか。

自分より上位の『皇帝』、その契約者であるヴラドに気を使ってこれまで使わずにいた「悪魔の心臓」を用いた術でエリザベートがピンチに。

 

頼りになる主が動けなくなってしまった時、従者である櫂人は自ら動き。

前に進んだというか、進んで罠に踏み込んだというか、虎穴で踊るような真似をしたというか。

正直言って、正気じゃない。

元からずれてはいましたが、今回の出来事によって決定的になったと言いますか。

最後の決着がどういう形になるのか今から楽しみなような……恐ろしいような気がしますが。

それはそれとしてなんか王都ピンチらしいですね。脆すぎないか……?

異世界拷問姫2 (MF文庫J)
綾里 けいし
KADOKAWA
2016-09-23
 

世界の終わりの世界録8 慟哭の神霊

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「ここからが俺の戦いだ。そうだろエルライン」

(略)

「来いよ精霊。お前がどれだけ絶望を語ろうと、俺は、その絶望を超えていく!」

 

ゼルブライトがしれっと大陸わたってるの怖さしかない……

何なんだよあの怪人。もうちょっと人間の範疇に収まれよ。

「偽英勇」ことレンを探し、あちこち放浪しているようですが。「取り戻しに来させる」つもりで色々手を打ってる辺り、容赦ないなホント。

 

キリシェと無事合流したレンは、他の仲間の手がかりを求めて大陸を渡ることに。

「黄金の夜明け」の持っていた情報から、アルカナ大陸にある聖地カナンを目指して飛び立ちます。

道中精霊たちに語り掛けられて、気になる情報を得たりしていましたが。

何とか無事にカナンへ到着。エリエスもカナンも無事ではありましたが、やはりこの異変の影響でかなり大変な状況のようで。

 

天界が地上に落ちたように、冥界も一部が地上に浮上して。

魔王とルルがカナンでお世話になっておりました。最も、その分戦力を提供しているのでギブアンドテイクな感じでしたけどね。

先にカナンにエリーゼがたどり着いていたこともあり、交流に問題が発生しなかった、というのも大きい。

 

居場所が判明したかに思えたエリーゼですが、レンたちが到着したときには気になる遺跡の調査に向かって……それなりの時間が経ったのに戻らなかった、という状況に陥っていたわけで。

 

レンたちはエリーゼが調査に向かった場所へ向かい……怪しげな神殿を発見。

その神殿の奥で、神聖都市に関する情報がボロボロ出てきたわけですが。

時を同じくして世界各地でも大きな動きが生じていて。

神聖都市で各勢力が鉢合わせする展開になりそうですが……さてはて、どうなるかな。

 

世界の終わりの世界録7

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「俺は、俺だけの力で勝ったことなんてきっと無い。だけど」

(略)

「俺一人でも負けられないんだよ」

 

終焉の島から飛ばされ、実家の近くで保護されたレン。

三週間も寝たきりだったそうですが、目覚めた彼は一人でも進むことを決意して。

徊獣がうろつき、気候が変わり……

休学中だった学園に足を運んでましたが、そこでもかなりの混乱が起きていて。

 

夏蕾が巡り合わせで、学生たちに指示を出す役回りになってましたが。

彼女本当ついてないというか、周囲に振り回されてますよね……

レンも旅の中で多くを経験して成長してます。

ただ、学園にいた時はパッとしない生徒だったので、学友たちはレンの変化を信じられない気持ちで見てましたね。

それを見ると、レンもここまで成長したんだぞ! と自慢したくなる。

 

学園都市には女神レスフレーゼが滞在していて。

天界が落ちた街に足を運ぶことに。その中で沈黙機関のミスティが属していた旅団「黄金の夜明け」の面々と交流もしていました。

やはり彼らはあんな別れ方をしたミスティを探しているようで。

同じように三大姫を探している上、ミスティの事も知ってるレンは色々葛藤してましたねぇ。

 

古の怪物なんかも復活してあちこちに被害が出てきてますが。

旅の中で結んだ縁を活かし、協力して撃破していってます。

……悪縁ともいうべき、ゼルブライトまでも動き回ってるようでおっかないですけどねぇ。

そして遂に、キリシェと再会。他の二人はまだ手がかりがない状況ですが、着実に進んでる感じがしていいですねー。

 



世界の終わりの世界録6

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「来いよ沈黙機関の姫(フィオラ)。お前がどれだけ理想を語ろうと、俺はその未来を超えていく!」

 

終焉の島へ行くための法印の一つを沈黙機関に奪われて。

三種族の力をあえてまとめず混沌のままにしているので、法印を持たずにツッコめば確実に海の藻屑コース。

法印を取り戻そうにも、拠点も分からぬ沈黙機関を探すって言うのは現実的ではない。

レンにしか声が聞こえないように、精霊に近しい存在だったらなおさら。

打つ手なしかという始まりでしたが……ルルが何とか対策を取ってくれて。

 

彼女にも何かあるとは思っていましたが、予想以上の秘密が出てきたなぁ。

それをエリーゼが察しながらも、言わずにいるって言う関係も良いと思います。

法印があっても、島の結界を安全に抜けられるわけではなく。カルラの力まで借りて、何とか辿り着いていました。

最もレンたちが抜けるタイミング……法印の力によって結界が弱まるタイミングを狙って他の勢力も島に乗り込んできて。

 

剣帝シオン達は島を目指さず、覇都に侵入しなおして調査したりしてましたが。

沈黙機関の行動も、三大姫を知ってるとなかなか容認できませんが。

それを排除しようとしてるエルメキア・ダスクを受け入れられるかと言うとそうでもない。

……むしろ彼らのこうした行いこそが、沈黙機関の怒りを煽りまくってるんじゃないか、という。

 

そして遂にレンが世界録までたどり着き。

残されていたエルラインの真意に触れていました。

エルラインが探し求めていた相手こそ、沈黙機関と会話できる存在……レンの存在であった、と。エリエスも同様の事できそうですけどねぇ。

英勇の意志を継いだレンですが……今回は相手の方が早く、世界中で大変な事態が引き起こされていましたが。

分断されてしまって一人になったレンが今後どう動くのか楽しみです。

 

学戦都市アスタリスク11 刃心切磋

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「ほぉ……言うじゃないか。ならあんたの思う剣の本質とはなんだい?」

「それは……その人自身の経験に裏付けられた、信念です」

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「その人が剣と向かい続けることで、己が内に育むものです」

 

チーム戦のフェスタで優勝したチーム・エンフィールド。

タッグマッチでも優勝した綾斗とユリスは、次の個人戦で優勝を飾ればかつて一人しかなしえなかったグランドスラムを達成できるという事で注目の的のようです。

最も、綾斗は優勝者の権限で姉の行方と、目覚めさせる手法の二つに目途がついているので今回は参加を見送る予定のようで。

綺凛も将来を見据えて参加しない方針とのことで、冬季休業にそれぞれ実家に帰る事に。

 

ユリスや紗夜は個人戦の方も参加する予定で準備に余念がないですけどね。

それぞれ別口で帰省する予定だった二人ですが、綾斗は後輩の悩みを察して実家に招き。

剣士として達人の域にある、自分の父親と立ち会う機会を設けています。

彼自身は、そうして他の人の力になったり、悩みを察したりするのが上手いようですが……父と息子としてはどうにも仲が良くないようで。

お互い嫌ってるわけではないけど、上手く言葉を交わせずすれ違ってる感じ。

 

その様子を見た綺凛が気にして、今度は自分の家に招いたりしてましたが。

……学園に残った面々からすれば、ばらばらに行動してるはずだったのに何をしているんだ、って話ですよねぇ。

綺凛も迷いを振り切って、とりあえず立ち位置を決めたようですし。綾斗に対する心情も定まったみたいです。

 

綾斗の方も悩みながら、ついに姉を目覚めさせることに成功して。

……彼女自身が結構この都市の暗部に踏み込んでいる感じ在りますし、目覚めた彼女が何を語ってくれるのかが今から楽しみでもあり、怖くもある。

金枝篇同盟は結構色々と動き回ってるみたいですしねぇ。次に何をしでかしてくるのか怖い面がありますな。

 

学戦都市アスタリスク 11. 刃心切磋 (MF文庫J)
三屋咲ゆう
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-08-25
 

異世界拷問姫

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「余も貴様も――――天と地のあまねく全てから見捨てられて死ぬのだ」

 

残酷に殺された、罪なき魂として異世界に召喚された櫂人。

彼を呼び出したのは自らを「拷問姫」と称する美少女エリザベートで。

彼女は、人の苦痛によって力を得る悪魔とその契約者を討伐する任務を負った咎人で。

櫂人に求められたのは、悪魔と戦う兵隊の役割ではなく、彼女自身に仕え雑事をこなす執事の役割で。

 

料理なんかを提供していますが、櫂人の料理の腕は壊滅的で。

奇蹟的な不味さを発揮しているとかなんとか。エリザべートのマズイ食レポはちょっと笑った。

他にも笑える一コマなんかはありましたが、全体的には凄惨の一言。

悪魔が人の苦痛を糧とすることもあって、地獄同然の光景を容易く作り出す。

無残に殺された亡骸。遊びの為に連れてこられ殺される子供たち。

そうした悪徳の輩を、エリザベートが討ってくれたのは痛快ではありましたが。

 

彼女自身も咎人であるがゆえ、悪魔をすべて討ち果したら、処刑される運命にある。

……どうしてそのような状況になったかも描かれていましたが。

圧倒的に、救いが足りない世界というか。彼女自身は、自分の辿り着く果てすら理解し飲み込んだ上で、悪魔を殺してるみたいですが。

櫂人にしても、先が見えない状況ではあるよなぁ。主人はいつか殺される運命で。

その従者として召喚されている以上、最後まで傍にいれば一緒に処分されかねないとか。

目的達成しても全滅エンドまっしぐらな感じですが、何かしら救いがあってほしいものです。

異世界拷問姫 (MF文庫J)
綾里 けいし
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-04-25
 

そんな世界は壊してしまえ クオリディア・コード

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俺か、それとも世界か。

どちらかが狂っている。

「そんな世界は――」

 

謎の敵アンノウンの襲撃によって崩壊した世界を描く、クオリディア・コードシリーズ。

さがら総による東京編です。

人類を愛しすぎている傲岸不遜な男、朱雀壱弥。

外見に騙され朱雀に告白し……叩き潰された後朱雀担当として扱われるようになった哀れな少女鵜飼つぐみ。

その二人に、都市次席からある依頼が持ち込まれて。

 

朱雀のキャラが、中々見ない造形で笑ってしまう。

ここまでポジティブなクズは中々いないぞ。あそこまで人の心を前向きに叩き潰せるものなのか……

愛しているから、信じているから。たとえ今弱音を吐いていようと、這いつくばっていようと、死力を尽くし立ち上がってくれると信じているから――叩きのめせる。

この程度は、乗り越えられるだろう。戦う者なのだから、と。

この人類愛は怖いな……

 

防衛都市、というからには防衛行動をとることがあるわけです。

つまり、アンノウンとの戦闘がどうしたって行われるということで。

発現した「世界」の方向性によって、少年少女は戦闘科、工科、補給科などの科に分けられる。

 

その中では戦闘科が、都市防衛のエース、花形として人気を集めているわけですが……

最後まで読んでかなり歪な世界になっているなぁ、と思いました。

ついてこれないものをふるい落とし……それを見ないふりをして亡霊と呼んだ。

戦闘科には、傲慢なプライドが芽生えていた。不要なものをまとめた不適格者リストなんてものも作られた。

 

……アンノウンによってではなく、人の手で滅びそうな勢いすら感じましたが。

鷹匠の企みで、都市の暗部を知った朱雀がどう行動を起こすのか。

彼の事だからまた突飛なことを始めそうですなぁ。カナリアに是非とも頑張って止めて欲しい所ですが……朱雀の性格が頑強すぎるから無理かもな……

 

そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)
さがら総(Speakeasy)
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-10-23
 

魔技科の剣士と召喚魔王11

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「私は正義だ」白銀のスーツをまといマントを翻して、もう一度言った。

ああ、おまえは何一つ恥じる必要は無いかもしれない。だけど……

「おまえのその正義は、俺の正義で否定する!!」

 

アメリカ大陸にはまだ正統の王がおらず。

南北に分かれ争っている状況で。

そして一樹からすれば、南側の自然主義も北部の奴隷制度も認めることはできず……

故に、南部の王を廃したのち、返す刃で北の王を打倒する策を考える。

 

ただ表向きは「南部とは相いれないから北部陣営の味方をするよ」みたいな顔をしているので、しばしラスベガスでの日常を満喫しているわけですが。

裏側で北部の王も策を練っていて。にらみ合っているからこそ状況が落ち着いているってのは皮肉と言うかどこの冷戦環境だ……

 

そして、相変わらずイチャイチャしてるわけですが……どんどん過激になってるから、これ大丈夫なのかなぁ、という感じが抜けない。

同時にここまで開き直ってはっちゃけてると、いっそ清々しくもあるような。

各国の王はこれで揃い、それぞれの様子も描かれましたが。トップに立つだけあって油断ならないし、どこか歪んでるよなぁ……

全ての王がそろったことでアーサーが語っていた予言が現実となり……また色々と動き出しそうですが。

ここにきて裏切りがあってカオスサイドの勢力が増えるって、神話国家意外と脆いんじゃないのか……

魔技科の剣士と召喚魔王(ヴァシレウス) (11) (MF文庫J)
三原みつき
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-02-25
 

学戦都市アスタリスク10 龍激聖覇

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「……それが本当のあなたというわけですが、アーネスト・フェアクロフ」

「ああ、そうだとも。そして今のキミが本当の天霧綾斗というわけだ」

 

チーム戦のグリプス、決着までが描かれます。

前回、クローディアを追いつめるための騒動で、星導館のメンバーはボロボロ。

そんな中、戦う2チームはどちらも格上。

 

綾斗と綺凛の二人がかりでも倒せない……どころか追い詰めてくるような圧倒的なエースを抱えるチーム黄龍。

そして、連携が巧みでチーム戦特化のチームランスロット。

万全の状態でも勝てるかは分からない、そんな相手です。チーム戦といいつつ、やはりエース対決に咲かれる紙面の方が多かったですけれど。

決勝の決着がつく場面は、チーム戦だからこその流れでしたし、中々良かったと思います。

 

綾斗の封印も最後の三段階目の鍵が解き放たれ、劇的な強化がなされたわけですが。この状態だったら、魔剣のサイズ調整も一人でできるようになりますかねぇ。

あと、未だに第一段階の鍵はこじ開けているって言うのはどうなんだ……最後の楔を解き放てるようになった今では、さして意味のない話でもありますが。

準決勝では綺凛の行く先、その可能性の片鱗が見えました。使い慣れていないこともあって代償もある力ですが、使いこなせればかなり強力な切り札になりそうです。

 

色々と不穏な金枝篇同盟の影は今回も蠢いていて。

彼らの目的が何なのか、というのもかなり気になるところではあります。

何してるのかは知りませんが、おおむねいけ好かない連中がそろっているので、一発ぶん殴ってほしいものですが、いつになるかなぁ。

学戦都市アスタリスク (10) 龍激聖覇 (MF文庫J)
三屋咲ゆう
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-03-25


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