気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

TEDDY

冒険家になろう!~スキルボードでダンジョン攻略~2

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「――覚悟は出来てるんだろうな?」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで831日まで。

空星と、彼に助けられて一緒に行動するようになった冒険家の少女火蓮。要するに主人公陣営は、空星の住居の車庫に出来たダンジョンのスタンピードに対処していたわけですが。

全国各地で同時にスタンピードが発生し、新宿にある最難関ダンジョンでは防衛に失敗したなんて一報が流れるほど。

 

……まぁ、とはいっても空星たちは北海道在住なわけで、出来ることもほとんどなくて。仮に行けたとしても手伝える実力もない新人冒険家な2人は、まずは自分達が強くなることを目標にダンジョン探索を進めて行くことになります

ジャガイモの魔物を捕まえてテイムして、新種のスキルの発見者になったり。

スキルボードの存在を火蓮に開示して、相談の上彼女の能力を伸ばしたり。

救援依頼を受けて車庫以外のダンジョンの地下8階まで赴いたら、その裏側にあった悪意に晒されて……正当な罰を与える事も出来なかったりと、イベントも連続して発生していきます。

 

空星は救えなかった存在に意識が向いていましたが……彼に救われた人も確かにいて、悪い行いにも良い行いにも、それに見合った報いがあるものだと気に病まないように声をかけてくれたのは良かった。

 

空星の希望に反して隠密スキルも成長しているせいで、彼本体の存在感は薄れていってますが。目立つ仮面を装備する事で、仮面の冒険家としては認知されていくように。

……人によっては仮面だけ浮いてるように見えて、大分怖いみたいですけども。

存在と実力は噂になっていて、だからこそ彼に協力してほしいって依頼も持って来られるようになって。着実に成長しているのを感じますねぇ。


冒険家になろう!~スキルボードでダンジョン攻略~

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「お嬢ちゃんは充分に役に立ってる。こうして民間人の代わりに戦って傷つくのも俺たちの役目だ。だから苦しまないでくれ。もしどうしても苦しいのであれば――」

(略)

「――次のスタンピードまでに強くなれ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

五年前、世界各地にダンジョンが発生した世界。ダンジョン誕生と同時に、そこから魔物が大量に流出するスタンピードと呼ばれる現象も発生し、各国はそれへの対応を求められることになった。

 

日本では、ダンジョン探索する国家資格「冒険家」が設立され、多くの人々がダンジョンに挑む事になります。

単純にゲームに挑むような人もいたけれど、最初のスタンピードで肉親を殺されたからという人もいて、温度差も多いみたいです。

そんな中で、主人公・空星晴輝がダンジョンに挑む理由は……目立ちたいから。

昔から呪われているかのように存在感が薄く、「空気」のように扱われることも多々。

 

そしてある時、空星の家の車庫にダンジョンが出現。その時に、スキルの管理が出来る魔導具も発見し、そこから彼の成長が始まることになります。

彼は人に認識されにくいのもあってWEBで情報収集してますが、WIKI情報を本気で受け取ってしまった(ことで馬鹿にされた)り、店員にヨイショされて買う気のないものまで買ってしまったり、見ててしょうがないなぁ……って気分になることも多いのですが。

 

ダンジョン内部でモンスターが大量に発生する、モンスターパレードに遭遇して新人冒険家の少女を囮に使うような腐れ冒険家もいる中で、空星は逃げずに助けに向かったんですよね。

その精神だけでも、立派に主人公やってると思います。ダメなところはダメなんですがね……。少なくても、信じてもらえるか分からなくても、そういう事例があったって言う事は報告しておいた方が良かったんじゃないのかなぁ、とか思うんですよね。

スタンピード発生時に冒険家は防衛戦に参加しなければならないという規則もあって、それに真摯に応じてる真面目な一面もあって良し。

撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ~弾丸魔法とゴースト・プログラム~

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「お前は、この戦争を終わらそうとしてるんでしょ」

 

東西の国家が、機甲車と弾丸魔法を用いた戦争を続けている世界。

主人公のレイン・ランツは学生兵として戦場に駆り出され、追い込まれてた……筈なのに、気が付いたら教室に戻っていた。

彼の手元には弾丸魔法によって、殺した相手の名前が残っていて、あれが夢だったとは思えない。

しかし、名の売れた相手だったはずなのに、誰に話しても通じず。

どういうことかと思いながら日々を過ごしていたら、またしても世界が「切り替わる」のを実感して。

 

謎の「切り替え」を為したモノこそが、「悪魔の弾丸」。

それによって殺された相手の功績を全て消し去り、世界を再構成する破格の弾丸。

作中の例示で、車を発明した相手を殺したとしたら、車のない世界になる。誰かを殺した人をその弾丸で殺せば、殺された筈の人が生きている世界になる。

……そんな弾丸をもたらした亡霊の少女・エアと契約し、戦争を失くそうと決意する話です。

 

「悪魔の弾丸」が効果を発揮する度に。殺した相手の影響力が多い位ほど劇的に。

世界が書き換えられていき、弾丸を使用しているレインたちにも予想できなかった事態になる事もあって。

長期間続いている戦争の裏事情の片鱗なんかも見えますが……「亡霊」が出てきた時点で今さらですが、なんともキナ臭いですね。

激戦に飛び込み、辛くも生還した感じですが。不発弾と言うか、今後が不安になる情報が最後に残されて、ちょっと肝が冷えた。あれは予想外。


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ちゃか

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