気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

TOブックス

本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅶ

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「…だがまずは情報収集だ」

「神殿に入ってくる前に出来る限り調べておきたい」

「マイン あの子どもがいったい何者なのかを」

 

第一部完結巻。

家族と朽ちることを選んだマイン。

フリーダがもどかしそうな顔をしていましたが、彼女は彼女で良い子ですよねぇ。

……マインを取り込むために祖父の嘘を容認したりとおっかない面もありますけど。

 

洗礼式をしたマインの暴走と、そこから神殿に取り込まれるまで。

ベンノの助力もあって、貴族よりの神官たちと平民との間とは思えないマシな契約に落ち着いていましたが。

ここで神官長はともかく神殿長の怒りを買ってるのが後々に響くんだよなぁ。

 

家族愛を見せつけられた神官長の言葉が、本編を最後まで見ていると重い。

信じられない程、率直に話しかけてくれてますよね。

マインをよく理解してからは、下手に隠さず直截に対応してること多いですが、マインを良く知らない当初の対応としてみると異例なのでは。

ニコニコ静画で閑話を見た時、神官長の最後の台詞に「あなたの●」ですってコメントが多くて笑った。

 

巻末の描き下ろし、「ギルベルタ商会の跡継ぎとして」。

コリンナ様のお宅訪問の、コリンナ視点。結構新鮮でした。

マインとベンノの交渉風景を外側から見てる場面とか、交渉開始前の金額がいくらだったのか、とか色々出てきてました。

ベンノかはお金を引き出したマインに、エーファが衝撃ウケてましたが、大丈夫だよ、ベンノこれからさらに儲けるから。




本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅵ

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「続けるよ」

「当然だ やっと切り開いた道だから諦めたくない」

「今マインにやめろって言われてもオレは商人になる」

 

身食いの熱に飲まれたマイン。

ギルド長の家に運び込まれて、魔術具で熱を吸い取ってもらいなんとか復活。

……とはいえ、小金貨3枚近い値段を払っても一時しのぎにしかならない、という辛い情報も伝えられてました。

水がいっぱいになった器から水をすくっただけで、これからも水は増えるから一年くらいしか持たないだろう、と。

 

ベンノとマインのやり取りが楽しいなぁ。

「それ以上は有料です ふふん」「そのしたたかさは向こうに使え」って言ってるコマとか小さいけどマインの表情がかわいい。

あと、手数料についてやりとりしてにやにやしてルッツを囲んでる場面も笑えた。

 

ルッツも覚悟が決まってきてますね。

マインに手伝ってもらうばかりではなく、自分でも出来る事はするとはっきり言えるのは美点だと思います。

そうして楽しそうな場面を見ているから、家族会議は切ないんだよなぁ。

どうしようもない状況に追い込まれていて、苦しい。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅳ

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「……お前、性急さを直せ、と神官長に言われたんじゃなかったのか?」

「そうでした。自重、自重……自重、捨ててもいいですか?」

「いいわけがあるか、この阿呆!」

 

プロローグはギルベルタ商会のダプラ見習いになることが決まったトゥーリとルッツの話。

これまでとは環境が変わるため準備が必要だ、と。

ルッツがマインのギルドカードを預かり、そこから金を出したりしてましたが。

トゥーリの髪飾りが他の職人と比べて見劣りするようになれば、他人の作った髪飾りをマインに納品しなくてはならなくなる。

それは嫌だ、と専属であり続ける努力をしたトゥーリが眩しい。

 

ブリギッテに新しい衣装を送ろうとして、それが母にバレて当初の予定より大事になったりしてました。

根回し大事。ベンノも胃が痛いだろうなぁ。

あとはダームエルに、魔力圧縮の方法をこっそり教えたりもしてました。

アンゲリカが護衛に復帰して、かわった魔剣を入手する事になったり、神官長が還俗したりと色々と状況が変わっていましたが。

 

一番大きいのはやはり、領主会議。

そしてそこでジルヴェスターの姉ゲオルギーネとのやり取りがあり、エーレンフェストにやって来たことでしょう。

大領地アーレンスバッはの第三夫人として嫁いだはずが……いつの間にか第一夫人になっていた。ジルヴェスターが生まれるまでは、エーレンフェストの領主になるはずだった、領主候補生。

エーレンフェストに騒乱を招く、混沌の女神。彼女がやって来た事でエピローグがかなり不穏なものでしたしね。あぁ、怖い怖い。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅲ

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「姫様のことを詳しく知らない貴族の方が多いので、貴族たちは面食らったでしょうけれど、わたくし達にとっては今更のことですよ。……ローゼマイン姫様、魔力が多いことは貴族として誇ることで、そのように困った顔をすることではございません」

 

役職が多いのに側仕えが少ないと指摘を受けて、少し人員を増やすことに。

フランやギルの意見を優先するあたりがマインだよなぁ。

そして、印刷機の改良をするために、グーテンベルグを集めて異業種交流をすることに。

 

巻末の「神殿長の専属」でインゴは大分悩んでいたようですし、専属認定されたのはおめでとう。

……マインの起こす騒動にひりまわされる運命が確定したよ! やったねインゴさん仕事が増えるよ!

マインの思い付きでどんどん加速していく変化に対応するの大変だよなぁ。ハッセの孤児院みたいに、他の貴族の思惑ものっかって制御不能になることもありますし。

そりゃあギルド長も悲鳴上げますよ。

 

冬のお披露目、子供教室など他の貴族の子供との交流も開始。

お披露目の音楽で祝福ばら撒いたり、子供教室でカルタや聖典絵本を活用したり、ローゼマインの影響が如実に表れている感じ。

ヴィルフリートの側近たちも、能力の高さに警戒している面もあるようです。

周囲が見れるようになったのは成長だと思いますが。そもそもヴィルフリートは教育足りてないんだし、その辺もうちょっと頑張れよ、とは思わなくもない。




本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅱ

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「それから、お前は虚弱であまり外に出ていなかったせいか、もともと常識に疎いところがあった。その上に、商人の常識が混ざり、神官の常識が混ざり、今、貴族の常識が混ざろうとしている。お前の常識はどの階層から見てもどこか歪だ。その辺りをきちんと話し合わなければ、お前の考えていることは神官長に通じないぞ」

 

上級貴族から領主の養女、そして神殿長となったマイン。

そんな彼女と公に家族といえなくとも。会える機会を逃さず、絆を大事にしているエーファ達がいいですねぇ。

この絆があったからこそ、マインは慣れない環境においても平穏を保てた部分が大きいと思う。

 

ただ、そうして今までと変わらない部分もあったりするから完全に意識が切り替わってないというか。

ベンノが言った通り、いろんな常識が混ざり合って……異世界の知識まで抱え込んでいるもんだから、温度差があるんですよね。

その差があるからこそ、マインは色々と改革が出来ているって言うのもありますが。違いを踏まえて修正してくれる人は必要です。

その意味ではベンノが叱ってくれたのも大きいし、神官長の存在もかなり重要なんですよね。

 

今回のポイントは、ハッセ絡みの騒動に対する対応と……

ヴィルフリートとの入れ替わり生活でしょうか。いやぁ、予想以上に酷い有様だったと言いますか。

これマインが居なかったら本気で廃嫡コースだったろうなぁ……            

平民から貴族となったマインと比べるのは可哀想ですが、それにしたってという状況で。

改善していってくれればいいんですが、ねぇ……




本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅴ

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「マイン お前は何者だ?」
「秘密です これは小金貨なんかじゃ売りませんからね」

 

ギルド長の孫娘、フリーダの洗礼式用の髪飾りを売る事になったマイン。

2個作る事になり、その分割引してベンノに雷落とされたりしてましたが。

評判は上々のものを作り上げて。
フリーダと友達になったりもしていました。

甘い誘惑に速攻で負けてるマインが、もう…ちょろいなコイツ。
ちゃんと交渉してる場面もあるんですけどねぇ。
今回の顔芸レパートリーだと、契約に関する木札を呼んでる2コマが好きです。かわいい。
色々と順調に進んでいるかと思いきや、マインが倒れた……と言う所で今回終わってるのがまた、上手い展開ですねぇ。

本編もかなり動いていますが……描き下ろし短編「大店の会議と髪飾り」も良かったですねぇ。

収穫量が落ちている中で、商業ギルド所属の大店たちがどうするか、という会議をしてましたが。

西も厳しい状況で、南には変化がない。取引先を変えるか悩みもあるようですが。

ベンノが、ちゃんと負け組の西が落ちるのは分かるが、勝ち組の南が増えてないのは何故だ、と疑問を抱けているのがすごい。

ちゃんとあちこちから情報を得て、領地の事や貴族の事を把握しているからこそ、だよなぁ。

 

あと、巻末の「マインは変」が笑えました。

姉のトゥーリからの評価と、ベンノの話を聞いたコリンナとオットーの評価が、いい感じに笑いを誘う。


本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅳ

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「その顔… 聞いてるふりしていう事聞く気ないだろ?」

「…バレたっ!?」

 

これまでのマインだったらできなかったこと。

麗乃の記憶を取り戻したからこそできるようになったこと。

そこの差をルッツが感じ取り、微妙な感じになったところからスタート。

まぁ、マイン目的のために暴走するし、詰めが甘いからどこかしらでボロは出たでしょうけど。

 

一人で行動し、マルクの前で倒れ、方々に怒られてへこんでるマインの姿は他人事なのでちょっと笑ってしまった。

目の前で倒れられた人々はたまったもんじゃないでしょうけど。

そして、マイン一人での来店を禁じられ、ルッツがマイン係として任命されることに。

いう事聞く気ない時のマインの表情がツボ。こういう細かい所で笑えるのもコミカライズの利点だよなぁ。

 

紙づくりの最後に、ルッツに秘密を打ち明けて。

それでも受け入れてくれたから、マインはまだ生き続ける気力を持ち続けられた。

ここで拒絶されたら、本当に死んでたろうし、ルッツもマインのサポート抜きじゃ商人見習い続けるのも大変だったろうなぁ……

見事試験に合格し、金銭のやり取りをするために、商業ギルドに登録に行ったりもしてました。

そこでギルド長やその孫娘と接点が出来たわけですが。ここで縁が出来なかったら、それはそれで死んでたのよなぁ。マインの生存ルートって割と綱渡り。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅰ

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「確かに。どちらにもいかなければ争いになりませんね」

なんていい考え、と手を打った時、フェルディナンドの肩にジルヴェスターとカルステッドの手が両方からポンと置かれた。

「フェルディナンド、抜け駆けはいかんな」

 

領主の養女となる事が決まったマイン。

名をローゼマインと改め、カルステッドの娘として養育されることに。

カルステッドの妻エルヴィーラに、フェルディナンド達が事情を明かし協力を仰いでいました。

貴族らしい振る舞いが出来ていなかったマインが、図書館の鍵という褒美の為に奮起してるのは笑った。

 

本当に本が好きすぎて……けど、目的がはっきりしていた事もありますが、マインなんだかんだでスペックは優秀ですよね。

ちゃんと上級貴族らしい振る舞いを身に着けているし、仕事を割り振らればちゃんとこなすし。

本や身内が関わるとブレーキ壊れて、常識がずれているから周囲が振り回さえますけど。

 

この巻で好きなエピソードはやっぱりイタリアンレストラン辺り。

食が関わると面倒くさいエーレンフェスト首脳陣のやり取りは見ていて楽しいです。

……無茶ぶりされたベンノとギルド長は大変そうでしたけどね!

あと、フェシュピール演奏会も外せませんね。

引き受けざるを得なくなったフェルディナンドからの意趣返しと、それを受けてのマインの暴走と……この二人のやり取りが好きですねぇ。

最終的にマインが痛い目見るあたり、フェルディナンドの方がまだ上手、というか。マインの詰めが甘いですけど。




本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ ふぁんぶっく

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「無理だと思われていた孤児院の救出をローゼマイン様は達成しました。たとえ無理だと思われたことでも、それを可能にする努力をローゼマイン様の側仕えは求められます」

 

初出の情報も紛れ込んでるふぁんぶっく。

Q&Aとかを見るに、本当に世界を細かく作り込んでるんだなぁ、って感じがします。

口絵・扉絵ギャラリーやキャラクター設定資料集なども収録されていてかなり豪華な感じ。

シリーズファンなら必見です。
ローゼマインが神殿長になるにあたって、フランが二コラ達に貴族区域を案内する短編「神殿案内」も

収録されていて、マイン不在時のキャラの絡みが、普段と違う姿が見えて楽しい。
 

鈴華さん描き下ろしのコミック番外編「娘は犯罪者予備軍!?」も掲載。

約束を守れなかったマインはもう森に行かせない! というギュンターがトゥーリやルッツから話を聞いて考え直す話。

「ちゃんと理解した」からの「全力で泣かす」というマインの迫力に負けてました。

「もったいなくない?」のところとか絵、可愛いんですけどね。言ってる事物騒ですが。

扱いになれてるルッツが流石。家族の寛大さもあるけど、ルッツの存在はかなり大きいよなぁ。

 

Q&Aで出てきたのは、ベンノの亡くなった恋人リーゼの死因とか。

マインの前世、麗乃の名前の由来とか。貴族たちの正式名の設定についてだとか。

回答もわりとフランクに書かれてて、スラスラ読めました。




本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅲ

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「ルッツ わたしの紙…ルッツが作る?」

 

トーゥリの7歳を祝う洗礼式。

その当日に会議が入ってしょぼくれているギュンターは本当親バカだよなぁ。

マインはそんな父親を連れて門で仕事のお手伝い。

親バカギュンターに振り回されるオットーが大変です。

そして門で順調に文字を覚えている者の、本づくりが停滞中のマイン。

 

ルッツから相談を受けて、それをオットーに伝えて。

旅商人になりたいという、この世界ではかなり無謀な夢。

それを諦めさせるため、あるいは普通の商人に変えるため会合を持つことに。

ここで大店のベンノと伝手があるオットーを頼れた、というのがマインの転機のひとつだよなぁ。

まぁ、そもそもあの家族の下で暮らし、ルッツに出会えなければ、とっくに死んでいたでしょうけど。

 

コリンナ愛を語るオットーがどこまでもオットーで、凄いな……

最初は興味津々で聞いてたマインが頭抱えるくらいですしね。

商人見習いになるために、紙づくりをすることになったマインとルッツ。

場面ごとに表情がちゃんと描かれていて、見ていて楽しい。

 

巻末には描き下ろし短編「洗礼式と髪飾り」が収録。

マインがトゥーリの為に作った髪飾りをギルド長とその孫娘が目撃して。

いったいどこで売り始めたのか、と探し始める顛末が描かれています。

コミカライズ途中から短編が乗るようになって、コレがまた面白いんですよねぇ。少しずつ世界が広がっていく感じが良いです。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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