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「明日死ぬ と思って生きろ!!」
「永遠に生きる と思って学べ!!」


「ネギま!」が凄い終わり方をした、赤松健さんの新作。
アレはもうちょっと語られるネタとかいろいろあっただろうに。
もどかしい終わり方をしたよなぁ、と思っております。

さて、そんな「ネギま!」の未来だろう時代が舞台です。
主人公の近衛刀太は、ネギの孫。
その養い親にして師匠は、まんまエヴァンジェリン。
神鳴流の剣士が出てきたり、と共通する要素は多いです。

軌道エレベーターが創られている時点で、「ネギま!」以降の世界だとは思うんですが・・・
魔法を使える高額なアプリが創られていて、エヴァの使う魔法が「古の魔法」みたいになっていたり。
荒廃した世界観になっているというか、しょっぱなからいろいろ伏線を引かれている感じというか。
エヴァが、昔と違って、年齢詐称役を常時使って別人のようなナリをしているのはどうしたのか、とか。
そもそも、エヴァと同類になったネギが死んだのはどういうことなのか、とか。
前作で解決されなかった問題とかも、同じ世界観であるからにはいくらか触れてほしいところ。

情報が小出しにされているんで、結局、あれからどうなったのかとかがよく判らないですし。
主人公の近衛刀太の近衛性。木乃香の末なのか、どうなのか。
あとは、九郎丸か。「斬魔剣 弐の太刀」って、「ネギま!」の世界では奥義みたいなもんだったと思うんですけど。刹那は少なくとも、家での格みたいなもので、覚えていないとか言っていたような気もしますし。
それが使えるっていうのに、あの扱いなのはどういうことなんだろう。
魔法アプリの存在と言い、「ネギま!」の時代と実力についての価値観とかいろいろ変わっているんだろうか。

タイトルの「UQ HOLDER!」。表紙もよく見ると悠久とデザインが入っていますが。
どうやら、不死がテーマの一つにあるようで。
これからどうなっていくことやら。

とりあえずもうちょっと買って様子を見るつもりですが・・・
個人的には、前作を知っていなかったら、ここで切っていたかなぁっていうレベルなので、これからもうちょっと魅せてほしいところですねー。