気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

UnnamedMemory

Unnamed MemoryⅤ 祈りへと至る沈黙

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「だとしても、ここから前に進む。ここ以外はない」

 

コミカライズ決定!!!

Twitterとかでは、折に触れ「コミカライズしないかなー」と叫んでいたんですが、正直Act.2に入っても音沙汰なく、完結が近づいてる状況で半ばあきらめの境地にありましたが。

マジかー。今から楽しみで仕方がない。久しぶりに電撃大王本誌購入の民になろうかな……出来ればAct.1の終わりまで続いて欲しいですが、新文芸だと量あるからなぁ。どうなるだろう。楽しみが増えました。

 

そして、今回も絵が良い! 表紙絵の、ティナーシャがオスカーに膝枕されている構図も尊いし、逆パターンの挿絵もあって福利厚生が手厚い。

あらすじにも書いてる、オスカーがついにティナーシャに求婚したシーンを口絵に持ってきているのもニクい演出ですよね。式典のあとだから、正装な二人がカラーで見られてもう最高です。

 

求婚するシーンが書籍化にあたって加筆され、オスカー視点になっていたのは嬉しい誤算。

機会を逃さず踏み込んでいく、果断の人ですよね……迅速に会いに行くためとはいえ、塔の外壁を上る辺り、あなた本当に王族かって感じですが。

王として私情を抑えていた。けれど、ティナーシャの立場が変わる目算が立つならば、話は別で……

 

プロポーズされた後、うだうだしているティナーシャも可愛くて好きです。感情と魔力を分けられていない辺りが新鮮。可愛いなー。答えを返した後のシーンが挿絵になっていたのも良い。赤面してるティナーシャも良いし、彼女には見えていないオスカーの表情が穏やかで、もう幸せにおなり……って感じです。

 

もっともその後、失踪事件が起こしたり、禁呪を使う国にファルサスが戦争吹っ掛けられて、禁呪排除の為にトゥルダールが介入したり。

過去に戻る魔法球について知るヴァルトからの接触や、邪神教団残党の復讐、上位魔族との戦闘とイベント盛りだくさんではあるんですけど。

魔女になりたがった女の起こした事件、WEBとはだいぶ毛色が変わってて驚き。結末は、苦いまま変わりませんが。

 

まぁ、色々起きていてどれも重大ではあるんですが。

やはり一番のポイントは、ついにオスカーが「断絶の呪い」をかけられた理由が明かされる所でしょうか。

沈黙の魔女が直々に乗り込んできている辺り、行動力が凄い。そして、彼女の真意が明らかになって、憎めなくなるのも良いんですよね。

 

そして次の6巻が最終巻となるのが、悲しい。あぁ、書籍化決定以来、夢のような時間だったなぁ……『Babel』のリブートや、冒頭でも叫んだコミカライズ決定があるので、まだまだ楽しめる時間はあるんですが。

それでも好きなシリーズの終わりは寂しいものです(まだ終わってないよ)。続きを期待し、お待ちしております。


着せ替えは心変わりを呼び起こさない!

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――たとえばほんの一度、自身の感情を彼女に告げたのなら。

夏コミで出るはずだった、古宮九時先生の新刊。
Act.2に突入した『Unnamed Memory』のオスカーとティナーシャを描く同人誌です。
4.5巻とでも言いましょうか。書籍新刊まで読んでいれば楽しめる作品なので是非読んでほしい。
逆に、まだ1巻しか読んでないよ! って人にはネタバレ含む感じなので、お間違えの無いようにしてくださいー。

とはいえ、モノが同人誌ですからね……。事前に確保だけしておくのもワンチャンあり。
古宮九時名義の、書籍読んでいれば平気なシリーズは電子化もしてくれてますが、修羅場だと後回しになりますし。
特に今回の先生は、これまでの反省を活かし「絶対再版しないマン」になってるそうなので、まぁ、状況に合わせてご利用下さい。

閑話休題。
本編は、ある商家に伝わっていた「人の心を変える」力のある指輪の話。
それが盗まれたと陳情が来て、対応する事になってました。
まぁ、それはそれとして話を持ってきたのが服飾扱ってたのもあり、ティナーシャ連れて行って着せ替えして楽しんでるオスカーが素敵。

精神魔法のかかった魔法具の可能性を踏まえて、ティナーシャの協力を取り付けた、という真面目な部分もありますが……
着せ替え楽しみたいのも本心ですよね??? 気晴らしであっても金惜しむ気はないとか思ってるし。いいぞもっとやれ。

Act.2になって変化した二人の関係は、見ていて切なくなる時もありますが、今回はかなりラブコメしていた印象ですね。
いやまぁ、指輪が裏に流れて闇オークションに懸けられるのを知った二人が、組織に踏み込んでいつも通りどうにか解決させるパワーパートもあるにはありますが。
『Unnamed Memory』4巻まで読んでれば、あれくらいは朝飯前というか、軽いオードブルというか……調教されている……

オスカーが、王族として割り切っている、秘した感情の熱量が変わらずあると地の文で示され続けるのが、もうたまらないんですよね。控えめに言って最高でした。

時の夢Ⅱ no-seen flower短編総集編 感想5

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2020年2月コミティアで頒布された『時の夢Ⅱ』感想、第5弾。完結ですよ!
今回は現代パロディ「学園Babel」時空の『月の白さを知りてまどろむ』。
そして『監獄学校にて門番を』と『Unnamed Memory』のおまけと書き下ろしについてですー。
長い戦いもついに終わる……私は何と戦っていたんでしょうね……自分か。
感想は下記。続きを読む

時の夢Ⅱ no-seen flower短編総集編 感想4

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分割第四弾でーす。今回は現代パロディの『学園Babel』時空の『Unnamed Memory』、『Babel』、『Rotted-S』の感想。

そして、なんとなんと四分割してなお収まらなかったので、第五弾がありますー。なにをしているんだ。楽しかったです。

ネタバレ注意―。まぁ、パロディ時空なんでそこまで気にしなくてもって範囲ではありますが。

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時の夢Ⅱ no-seen flower短編総集編 感想3

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分割感想、今回は『Rotted-S』と『月の白さを知りてまどろむ』まで。
なんと今回2項目だけ! ……いや、どっちも好きすぎで文字数がですね? 
2項目しかないのにどうしてか、2000字を突破していてですね。
通常の記事が5001000程度で書いているので分割です……分割4個で終わるかな!?
ネタバレ注意。続きを読む

時の夢Ⅱ no-seen flower短編総集編 感想2

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長文になったので分割。
今回は『Unnamed Memory』(消滅史)から、『Fal-reisia』、『Babel』まで。いや、感想書いてるのが楽しくなってきましてね。これ四分割くらい行きそうな勢いですね? 例によってネタバレ注意ですー。

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時の夢Ⅱ no-seen flower短編総集編 感想1

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イベントペーパーや完売したコピー本など、「今はもう読めない掌編」を中心に再録された総集編。

時系列も入り乱れているので、消滅史とか逸脱者という単語に心当たりがない人は薄目でヤバい短編をスキップしましょう。

-world memoriae-シリーズが中心で、月白と監獄学校の短編が収録されてます。あと学園Babel時空のエピソードも。

とりあえず『Unnamed Memory』と『Unnamed Memory本編後』部分の感想。ネタバレ注意。

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Unnamed Memory4 白紙よりもう一度

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「本当に……貴方なんですね」

 

Act.2が幕を上げる、待望の新刊ですよ!!

1巻が出た当初は先が見えず、Act.1だけ書籍化して終わって愉悦するなんて話も見ただけに、感無量です。

今回もchibi先生のイラストは素敵ですし、加筆修正もあって満喫しました。

章タイトルが掲載されているページに、ミラのイラストが掲載されていてちょっと驚きました。やだ思ってた以上にかわいい!

 

章が切り替わったという事で、装丁も変化してますね。

13巻はタイトルが黄色で、背表紙から裏表紙にかけて紺色というか。作品に則っていうなら夜になった空と同じ、オスカーの瞳のような感じでしたが。

4巻ではそれが反転した上、表紙の文字が白になって、サブタイトルの「白紙よりもう一度」と言うのを改めて突き付けられたような気持ちになりますね。

表紙に居る二人も、また視線が合わない立ち位置になってますし。あと、今回分厚いですね。「無言歌」から「見えない貌」まで収録されています。え、これ定価で良かったんですか。

 

以下、本編の感想です。

ネタバレしてるので予防線。Act.1読了後に読まれることを推奨します。

……まぁ、あらすじからして、ネタバレ気味ではありますが。

 


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Unnamed Memory短編感想(電撃文庫MAGAZINE2020年2月号)

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「名前で呼ばれないのには慣れてるんですけど、予想外の方向過ぎて反応できないというか」

 

電撃文庫MAGAZINE20202月号掲載の短編の感想です。

4巻発売前という事もあって、別にページ割いて挿絵が掲載されていたのは嬉しかったですねー。服の色も相まって、印象変わってて絵師さんが凄い……

 

短編は3巻で結婚した後のエピソード。

「王妃様」と呼ばれて、一回気付かないティナーシャが新鮮でちょっと笑ってしまった。

魔女としての酷薄さも持ち合わせている彼女ですが、一個人としては抜けてる部分もありますよね……

そして王と魔女の、「周囲を困らせるな」トーク。ネタに尽きない辺りが流石としか言えない。

 

そして今回はルクレツィアがいい仕事してました。いやぁ、幼いティナーシャが本当に可愛くてたまらない。

記憶があるから、心が幼くとも転移出来たり力を行使できるのがまた。

退行した精神に魔女の技って一緒にしちゃいけないものでしょ……オスカーが唖然とするとか、中々ないですよ。

そこから、終盤の「私の王」と呼ぶ場面が、もう尊くて最高でしたね。

彼女にとっての唯一を見つけた魔女の在り方が好きです。

とても情が深い彼女は、魔女であるが故に一線を引いていましたが、王がその内側に入り込んだからこそ見れる姿は、愛らしい。

 





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奇跡のような嘘をあなたと

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「何処であっても」

 

201812月頒布の同人誌。

オスカーとティナーシャが、互いの抱えている荷物を下ろした後出会う話。

呪われた王は青き月の魔女ではなく、沈黙の魔女に会いに行き。

魔女は、別ルートから悲願を果たした。

 

ずっと抱えていた案件が片付いて、もはや「どうやって生を終わらせるか」と、自分の終わりを想像していたティナーシャ。

たまたま酒場に居た所に、魔法士を探していたオスカーが登場して。

二人は協力して遺跡を踏破。戦利品を持ちより、オスカーから提案して、次の約束をした。

正確には、連絡用の魔法具をもらったんですが。

 

それを活用して、二人は冒険をした。そのすべてがきっと輝いていた事でしょう。

詳細が描かれたいくつかのエピソードを見るだけでも、二人が充実しているのが伝わってくる。

ティナーシャも使い魔のリトラに早い段階から楽しそうだと指摘されてましたし、「また呼んでくれるかな」と口にする彼女が可愛い。

互いに、自分の抱えていた難題を解決していたこと。そして、王と魔女と知らずに出会ったこと。それらが上手く作用して、ティナーシャの照れる反応が見られてニヤニヤしてしまった。

「進展の無さが面白くなってきてる自分に気づいて、さすがにまずいと思った」というオスカーが相変わらずでしたけどね。そこを面白く思えるような彼だからこそ、ティナーシャに届いたのでしょうけど。

 

C97の陰の新刊で受けた衝撃が、多少緩和された気分。『灰夢』本編も、幸いの話だと思っていたのに……で、でもこれは最後まで幸福だって書いてあったから……例え試行の1つだったとしても。素敵な時間だったことに、変わりはありません。

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ちゃか

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