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「言ったろ……自分で口にしろって 僕はそれを受け入れるだけだ」


魔女は失われ、クロはまた荒れていました。
諸木の能力による世界の果て。そこに人を集めたのは彼女だったのに。
彼女が真っ先に消えてしまうんだから、理不尽だよなぁ。
でも、時間のibであった彼女が残したものがあって。
誰もが失って、痛みを覚えている中で、魔女の遺産を受け取った三人が、もう一人を加えてまた歩き出す。
中々いい感じですねぇ。

やっぱり、魔女さんは嫌いになれません。
救われない未来を知っていて、そのために力を尽くして、報われなくても努力して。
彼女が最後に言った通り、それでも救いがあったのではないかと思えるから。思いたいから。
第2章「過去と未来に初恋を」の幕が下り、第3章「小さな世界に弾丸は降り注ぐ」が開始。

十色といろはの話。
クロが見ていた幻と、本当の彼女たちのエピソード。
カラフルの彼らがまた接触してきて引っ掻き回したりもありましたが。
最終的にクロが望むとおりの結末を引き寄せたのは良かったんじゃないですかねぇ。