「あなたが縛っていると思っているものは、俺にとっては繋がりなんだ……!」
最終巻。
表舞台ではオーフェリアを止めようとするユリスが奮闘し、裏ではこれまでの暗闘に決着をつけるべく綾斗とマディアスが対峙する。
後書きによると、この構図は早い段階から想定していたものだそうで、主人公とヒロインの見せ場がそれぞれあるのは良かったですねぇ。
アスタリスクの学生は綾斗達だけではなく、あちこちで騒動を起こした金枝篇同盟の攻撃に対して各自が対処していたのはこの場所ならではの雰囲気があっていい感じでした。
キャラが多いのもあって、それぞれの部分は気になる情報ばっかで終わった……! みたいな感じでしたが後日譚とかも入れてくれてたのは楽しかったです。
卒業してからも人生は続くし、アスタリスクの学園が残る以上新しい世代はどんどん誕生していくわけですよ。そう考えると良い舞台ですよね、アスタリスク。
個人的にはユリス、嫌いじゃないけど他のヒロインズの方が好きだったので、そこだけ残念ですけど。
ほぼユリスルートだけど、逆転可能って後書きにありましたし、まーIFを想像して楽しむとしましょうか。