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「まだ怖い?」
「怖いさ」
(略)
「だから、ちゃんと命を懸けるよ」
ダンジョンが誕生し、人々に解放されてから二十年。
そこから得られる資源などが注目を集める中で、日本は予算が少なかったりして他国に出遅れる、ダンジョン後進国になっていたようですが。
それでも魔石などの戦利品が換金できるのは間違いなくて。
……母が亡くなったばかりの主人公、一色樹。
中学卒業したばかりの彼は、しかし弟妹を養うために命を懸けてダンジョンに挑む冒険者となる事を決意するわけです。
パーティーを組むのが安全で推奨されているけれど、報酬も頭割りになるので稼げない。何よりも金が必要な樹は、危険を承知でソロで活動することに。
登録時に一ヶ月の訓練を受ける必要があったみたいですが、そこで最も過酷なコースを志望し乗り越えたことで、教官からもソロでやっていけるだろうとお墨付きをもらっただけあって、初回も危なげなく探索できていましたが。
最初は魔法が上手く使えなかったりして、未熟な部分もあるんですよね。若い彼を心配した、お節介焼きの先輩がアドバイスをくれたりして、着実に成長していくんですよね。
才能はあったのと巡りあわせもあって、早い段階で大物狩りをして結構な稼ぎを得たりしてるんですけど。元々が貧しかったこともあって、毎回オーバーな反応するのが面白くもあり、くどくもあり。早いうちに慣れな―。慣れ過ぎても良くないけど。