気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

クラスで一番かわいい女子はウチの完璧メイドさん

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「だけど、僕と違ってこの人は気持ちを伝えようとしてくれた……」

(略)

「だから、僕もその気持ちに、ちゃんと応えようと思ったんだ」

 

名門早乙女家に生まれた少年・悠。

しかし彼は、名門故に柵が多く自由がない実家での生活が嫌でしかたがなかった。

だから高校は家に関係のない普通の学校に通いたい、とか言い始めて……彼付きのメイドである愛坂はいかな手練手管を使ったのか彼の意見を実現させて。

 

完璧メイドである彼女は、一般の学校でも普通にクラスに溶け込んで人気者になっていましたが。

家から出たいが主目的であった悠くんの方は、愛坂以外との交流がほとんど広がっていないような状態で……。

後に、早乙女の家から離れた叔父の娘……つまりは従姉である麻衣まで転校してきたりしてましたが。彼女もその快活さから、直ぐに交友関係を広げていってたのを見るに、悠くんはもうちょっと頑張ろう、と思わなくはない。

 

まぁ、彼の関心は結局のところ一人に注がれていた、とも言えますが。

実は完璧メイドの愛坂は、悠のかつての婚約者で。

彼女の実家が没落したことで婚約は破談になったものの、婚約者時代に交わした約束を守ろうと悠が祖父に口利きを頼んだところ、彼女がメイドに着けられる運びとなったようで。

自由がなかった自分が、愛坂の自由を奪ってしまったと考えてますます動けなくなってたっぽいですねぇ。

間に愛坂視点も挿入されていて、実際のところはすれ違っている部分があるというか。お互い自罰的な部分があって、踏み込めずにいたみたいですけど。

今回周囲の環境が変わったことで、彼らの関係もまた変化していったのは良かったですね。


サイレント・ウィッチanother 結界の魔術師の成り上がり・下

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「ライオネル、私は優先順位を間違えたりはしないのですよ」

(略)

「人の婚約者に手を出したならず者を、粛清するのが最優先です」

 

卒業して魔法兵団の第三部隊隊長になったルイス。

とある水害の際に奮闘し、「結界の魔術師」の肩書と魔法兵団団長への就任を果たして。

彼のほれ込んだ相手、ロザリーの父は現役七賢人「治水の魔術師」であり……娘を奪おうとしたルイスと対峙した際に、「知性と品性があり、王都に家を持ち、七賢人になれるくらいの男でないと認めん!」と言われたため、その条件を満たすためにルイスは奮闘。

 

ロザリーを待たせたくないと実績を挙げ続けており、学生時代から第一王子ライオネルと親しくしている彼は、第一王子派と目されていて。

そのために第二王子を擁立しているクロックフォード公爵は、彼が七賢人選抜に入りそうな時に潰したことすらあったとか。

その時は、ルイスと同じくラザフォードの下で学んだ「星槍の魔女」カーラが辞める際の枠を埋めるためのものだったそうですが。

 

そんな折、ルイスとロザリーの仲を阻んでいた張本人である治水の魔術師が引退を考えるという話が出て。ルイスの推薦と同時に、ロザリーとの婚約を認めるということにまでなって。

ルイスの努力が実を結びそうだったのは、まぁ良かったですね。ただ、治水の魔術師殿が寄った勢いで執事にロザリーとルイスの文通を妨害していたのもあったり、ルイスが惚気を控えていたこともあって、その婚約が「ルイスが七賢人になるためのもの」という誤解が広まって、ちょっとしたトラブルになったりもしてましたが。

……それもあって、今のルイスはモニカの前とかで頻繁に惚気てるのかなぁ、と思うなどしました。本編1巻で「帰宅した夫にキスぐらいあっても良いのでは」とか割と言葉にしてましたからね。

 

その騒動の中で、グレンを弟子に迎え入れたり、学生時代から何かとぶつかっていたアドルフが対立候補に挙がってきたりもして。

七賢人選抜にモニカも登場していましたが……ルイス達を前に、「私が開始を遅らせないと勝っちゃう」と言えて、実際に勝利を収めてるのトンデモない才能ですよね……。遠隔術式発動するときの挿絵はかなり迫力ありました。

ルイスとロザリーはすれ違いがありつつも、最後には幸せそうで良かったですねぇ。まぁ本編で結婚してるので確定事項ではありましたが。エピローグ、ルイスの故郷に訪問するのが、なんかすごい好きです。

サイレント・ウィッチanother 結界の魔術師の成り上がり・上

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「おい、クソガキ。入学するまでに、友人作っとけよ」

(略)

「でないと、お前は必ず行き詰まるぜ」

 

サイレント・ウィッチシリーズの番外編。

サブタイトルにある「結界の魔術師」ルイスについてのエピソードです。

本編主人公である沈黙の魔女モニカの同期であるルイスですが。実力もあり、妻帯しており、人見知りが過ぎるモニカに比べて交友範囲も広い。まぁ、割と豪快な部分もありつつも、貴族然とした振る舞いも習得している。愉快なキャラだったわけですけども。

 

元は北方にある娼館で、雑用をしていた少年だった、と。

たまたま宿代わりに宿泊した魔術師が落とした魔術書を拾い、それを読んで指導もなしに魔術を習得。

その後、その魔術師……ラザフォードに見つかって指導を受けることになったわけですが、1週間で初級教本の魔術全てを習得したとかで、ルイスもなんだかんだ天才ですよね……。

 

貴族が幅を利かせているミネルヴァに進学して、見下してくる相手に対抗するためにひとまず暴力という力を見せつけて、自分のスタンスをアピール。

それは最初に暴れることで、ちょっかい出そうとしてくる奴を減らそう、という彼なりの理屈があった行動でしたが。入寮初日に2度も指導を受けるのは、ある意味凄い。

天性の才覚はあっても、基礎学習が足りていなかったり、やりすぎたりする部分もあるわけですけど。荒っぽい彼と付き合ってくれる、心の広い人々も居て。

それどころか、無茶している彼のフォローとかもしてくれたりしていた、と。ラザフォードが「周りの人間の厚意に、無頓着すぎる」と問題点に気づいて、荒くれ坊主に合った向き合い方と指導をしてくれたの良かったですね。

ルイスも学園で運命の出会いをして、そのために自分を変えようとしてたり、思った以上に熱い男だなーという感じ。

物語の黒幕に転生して4~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~

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「俺を信じて、そこで待っていてくださいますか?」

(略)

「ずっとずっと前から、何もかも信じてるわよ」

 

作中でヒロイン2人が普段と違う衣装を着ているシーンを、しっかり口絵でカラーイラストにしてくれたのは実に良い仕事をされましたね! とても可愛くて良いと思います。

これは鈍感なレン君でも言葉に詰まってしまうのも無理はない。

 

帝国士官学院は、一昨年にはバルドル山脈での事件が起きたり、それ以降は英爵家の子どもたちが入学したりと注目を集めている時期であった。

レンしか知らないけれど、勇者ルインの血を引くゲーム主人公のヴェインもいますしね。

さらに二年に一度の獅子王大祭と呼ばれる祭りも控えていて……。士官学院の生徒も参加する、弁論や剣に魔法といった様々な分野でしのぎを削る大会であって、レオメルが国を挙げて行うイベントだとか。

しかし前回の大祭はバルドル山脈での事件の影響を受けて、そういったイベント部分を排除して学生のみの無観客試合をした関係で、4年ぶりとすら言える大祭は準備段階から盛り上がっていて……。

 

士官学院に入るような生徒たちは、だからこそ実技の大会への参加を希望して……準備を手伝う実行委員への立候補者が0名という事態になってしまったとか。

家の事情やユリシスからの頼まれ事が入りそうだ、ということで競技への不参加を決めていたレンとリシアは、学院長のクロノアに頼まれて実行委員になることを決めて。

レンが声掛けをしたことで、フィオナや第三皇子ラディウスに加えて、ラディウスの伝手で彼の側近みたいな少女ミレイも参加することになって。例年よりも半分くらいの人数ながら優秀なメンバーが揃ったのは良かった。

皇子であるラディウスを呼び捨てにして、気安くふるまっているレンを見て、「皇子相手にそこまで出来るなら、自分たちも呼び捨てにしてくれても良いのに」と思うリシアとフィオナが可愛かったですね。

 

剣技の授業でレンが他の生徒たちに実力を披露することになったり。

任務で長らく国元を離れていた、獅子聖庁の長官エステルが帰還してレン達との接点が増えてきたり。……以前、謎に手助けしてくれた剣王が、推定アシュトン家の調査をしていたり。楽しいイベント盛りだくさんでしたが。

今回は、ローゼス・カイタスにある時の檻と呼ばれる人知を超えた封印を見に行った際に、レン達がなぜか封印の内部に迷い込んでしまい、封じられていた存在と戦う羽目になったりしていたのがやはり山場と言えるでしょう。

レンが自分の秘密を打ち明けたり、一歩踏み込んだ部分が現れたり。さらに気になる要素が増えて行ったりと、実に良い展開だったと思います。

書籍書下ろし要素であるククルが時折登場して、使用人とかにも受け入れられたりしてる感じなの、微笑ましくて良かったですねー。目下、可愛い要素ではありますが、フレーバーテキスト考慮すると後々すごく強くなりそうなんですよねぇ。可愛いままでいてほしさもありますが、どう成長していくんですかねぇ。



私の傷は死んでも消さない3

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「私の 傷は 死んでも消さない」

 

10年前の現場に当時の怪我を残す少女達と赴いたことで、少しだけ前に進めたかもしれない山猫くん。

何を思ったのか鳥骨に付き合ってみるかと言い始めて。変わろうと思ったがための行動みたいですが、まぁ流されるままだった彼とは変わってきたのは確かか。

幼少期には宇宙飛行士になりたかったことを思い出した山猫。事故を起こして、幼馴染に怪我を負わせて、あちこちで責任問にもなって……自分の好きを封じ込めて生きてきたようですし。少しずつ、生きやすくなっていけばよいですけども。

 

鳥骨と山猫の交際は意外と直ぐに広まって

当然同じ学校の豆柴ちゃんの耳にも聞こえるほどになっていましたが。

怪我の秘密と「みんなで付き合ってみれば」の流れを知っているから、ある程度の納得はしているみたいでしたけど。

まぁ、長く思い続けていたのに別人と交際している状況が面白いはずはなく。

似たような状況を相談するラジオでは、相手をキープしている幼馴染を「クズ」と一刀両断していて、豆柴ちゃんも「普通はそうだよね」と思いつつ怪我の事があるからなぁと悩みもして。

 

山猫くんは少し前に進んでましたが。自分に自信のない彼女は「彼がずっと縛れていて欲しかった」と思っている自分がいることを自覚して。

考え方が健全じゃないし、そういう嫌な自分にはなりたくないと思えるあたり、根が善良ではありますけども。

豆柴ちゃんに転機が訪れたのを切っ掛けに、鳥骨さんに振られてしまって。

山猫くんは自分の中のわだかまりを自覚して、改めて決断を迫られることになるわけです。それは長く向き合ってきた野鼠さんや、豆柴ちゃんもなわけですけども。

展開駆け足だったかなぁと思いつつ、タイトル回収する回があるのとそれぞれのヒロインと向き合うエピソードが織り込まれていたのは良かった。



私の傷は死んでも消さない2

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「自分は関係ないなんて顔しといても そーうはいかないぞ~~~~……♡」

 

人に一生モノの傷を負わせてしまった。

姉のように思っていた相手の顔に傷を残してしまった事を悔いていた山猫くん、それを悔いていたわけですが。

実は怪我をさせてしまった相手が、他にも2人ほどいたという事実が明らかになって。

職員が固定が甘かったと非を認めた部分はあったはずですが……怪我した女子、鳥骨の家族のところに謝罪に行った時、ポロっと山猫の名前を零したりもしたようで。

 

「今思うと責任逃れもあったんだろうな」と女子高生に思われる態度だったんだよなぁ……と思うと、職員側の対応もアレですが。

でも、今はフツーに友達じゃんと言ってくれる女子で良かった。

責任を取ろうとする男子、山猫くん。しかしその相手が三人となると……?

幼なじみ2人と山猫くんだと、微妙な空気になってしまう場面もありましたが。鳥骨さんが「若いんだし、試しに一回付き合ってみなーい?」と言ってきたことで、空気と状況が変わったのは確かか。

あの3人だとズブズブ沼に沈んでいったかもしれないので、状況を変えてくれたのは助かるというべきなのか。

 

山猫、野鼠の顔に傷があることをからかってくる小学生時代の経験から、腕っぷしで彼女を守ろうとして空手を初めて。

しかし「そんな頑張らなくていいよ」と声を掛けられたことで、やめてしまった。彼女なりの優しさではあったんでしょうけど。それでスパッとやめて、今度はいい大学いい会社に入るために勉強に打ち込み始めたそうですけど。

空手に専念しすぎて勉強が苦手だったり。今度は空手を切り捨てて勉強に走ったり。一つの事にしか注力できない不器用な男だよな山猫くん……。デート回でウキウキしてる豆柴ちゃんは可愛いかったです。

 

10年ぶりに事故現場で、当時と同じ宇宙展が開催される運びとなって、4人がそろって訪問することになって。怪我した当人たちは乗り切ってますけど、山猫君が気負いまくってるのがなぁ……。物理的な傷のある3人が、心理的な傷の深い山猫君の傷をえぐりまくってるシーンはちょっとどうなんだ……とは思ったけど、この作品の核だからなぁ……。

職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。

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「……生粋のエンジョイ勢なんて言って失礼しました。ブティックさんはイカれたエンジョイ勢ですね」

「いやそっちのほうが失礼ですけど」

 

気まま暮らしで気ままにクラフトをコンセプトにしたゲーム「きまくらゆーとぴあ。」をプレイすることにした主人公。

キャラクターネームはビビア。鹿の角を生やした女の子キャラで……当人の性格もあって、VRMMOではあるもののあまり他のプレイヤーとは交流せず、リアルなNPCとの交流だったり、売りの一つでもある生産に打ち込んだりして気ままに楽しんでいたわけですけれども。

 

積極的に情報を得ていなかったこともあって、全プレイヤーに影響のある「革命イベント」を予期せず発生させてしまうことに。

全プレイヤーに公開される動画には、ダミーのアバターで参加する事こそできましたが。

イベント発生時に近くに居た別プレイヤーの手によって特定されてしまって、店舗のコメントに荒らしが湧いたりするトラブルもありましたが。

……そこで負けたりせず、商品に無関係なコメント寄越してきた相手を全ブロックしたり、コメントしたけりゃ高額で出品したゴミアイテムを買ってからにしてくれよな! とやり返したりする強かさを持っていたのは良かったですね。

 

騒動で変な注目を集めることになってしまってましたが、主人公のビビア、ゲームシステムに頼り切らずオリジナルデザインの衣装を作って販売したりする、生産要素を満喫していて。

そのデザインの良さは先達プレイヤーにも認められるほど。さらにシステムに頼り切らない制作スタイルのおかげで、制作した衣装に「スキル習得可能」という特殊な効果をつけることにも成功していて。

更には制作衣装に惹かれて縁のできたプレイヤーから、NPCとのデートイベントで自作衣装を着せる方法を教えてもらったり、これまで好感度があがらないとされていたキャラとのイベントを発生させたりしたことで、今後ますます注目を集めることになりそうですねぇ。

ビビア視点のエピソードと、他キャラのやり取りが描かれるスレッドが1エピソードで半々の構成になっていることが多いですね。ビビア、割とエンジョイ勢で活動範囲が狭いので、ゲーム的な要素の補完は掲示板回で行われるのが作品ならではの味。

俺の死亡フラグが留まるところを知らない3

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(…まったく 考えれば考えるほど疑いは増えていく一方ですね~

 本当に彼の恐ろしさは底知れません~)

 

ゼンの行動の結果、ハロルドがクララを殺していない可能性を知ったエリカ。

ユノは彼が自分の隠密に気付いたと誤解しているから、不信感を抱きつつも調査に動くことになって。

令嬢であるエリカにつけられる位だからユノが優秀であるのは間違いないと思ってましたが、実際に調査に赴いたエージェントが跪いて報告してる当たり、地位も高いのだろうか。

 

ハロルドの真実を知ってから引きこもりがちだったエリカが、体調不良故にスメラギに帰るという話になって。

今度はそれにハロルドが同行して、婚約者としての親睦を深めてこいと親に言われることになって。

エリカと近づくのには不満があるハロルドでしたが……助けを齎したことで優位に立てるタスク・スメラギを味方に引き込んでLP農法を広げるきっかけにしようと、ピンチをチャンスに変えようとする姿勢は評価したいところ。

 

ゲーム時代の知識を活かしたLP農法は、しかしゲーム時代のようには使えなかった。

可能な範囲で試行錯誤を続けて、まだ粗はあるものの形にした。ハロルド目線では、彼を引き込むタイミングは、結構賭けだったみたいですが。

なんだかんだ危うい場面はありつつも、上手く立ち回っているんですよねぇ。エリカがゼンに気付かされた「実は使用人を殺していない」という情報を、身内で共有できたことも大きかったかな。少なくともエリカには大きな変化を齎すことになったでしょうし。

俺の死亡フラグが留まるところを知らない2

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「おい貴様」

「はいなんでしょう」

「なかなかいい根性をしてるな」

「お褒めに預かり光栄です」

 

予期しないタイミングで来訪したエリカに驚かされるハロルド。

彼からもたらされた情報で領地が救われたという礼を伝え、その上で対応に追われているから一時的にエリカを預かって欲しいという要件があったようですが。

ハロルド個人は歓迎しない考えを示して追い払いましたが……相手もさるもの。ストークス家の当主であるハロルドの両親に許可を取って上手く滞在する言い訳をゲット。

 

これはストークス家の凋落を示唆し、スメラギに利する情報を提供してきたハロルドの真意を探る目的があって。

ハロルドがまだ若いので彼の裏側に誰かがいるか、ハロルドを操り人形にしている誰かがいるかもしれないと考えて、まず親のイナイところでハロルドに接触したりするも相手からの情報は出てこず。

エリカに同行した侍女のユノが諜報員としての顔もあって、探りを入れていくことに。

 

領民からの印象が悪い家だし、表向きはハロルドも最近使用人2人を殺したという事になっているし。ハロルドとエリカが連れ立って、街に出れば店がバタバタ締まっていく有様で。

ハロルド、発する言葉に悪役フィルターがかかるから真意を伝えにくい状況だし。ハロルドの戦闘能力を、ユノは末恐ろしいと感じていてるけれど、ゲームでの活躍を知っているハロルドはまだ足りないと思っている。

ユノが隠密がバレたと思ったシーンとか、ハロルド的には事故でしかない。変な噛み合いで誤解がどんどん深まっていく構図ではありますが。中身は一般人なので、揺れそうになることも。だから勝手な行動をとることもあるゼンの存在が、大事になるというか。

今回エリカに情報を伝える良い働きしてましたしねー。

蒼き鋼のアルペジオ27

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「出来るさ君なら」

「…………ええ もちろんよ館長

 あなたとなら 出来るわ」

 

コンゴウに言わせれば霧の艦隊は17年前の時から、あくまでシステムであり人類と「敵対」はしていないとか。

メンタルモデルが生み出されたことで近ごろは変化が生じたりもしているようですけども。戦闘という行動しかしらなかった彼女達による、コミュニケーションであったみたいです。

群像との戦いを通じて変化したのが分かりやすくて良いですねぇ。

……確かに機械的であったことは当時の戦いを知る人間からしても頷ける意見だったけど、それで多くの血が流れ犠牲が生じたことは素直に飲み込みがたいというのも分かる話です。

 

そして生還した群像は、新たな仲間と共に大艦隊ビスマルク相手の海戦を繰り広げているんだから、休まる暇がないですねぇ……。

館長と頼れるクルーとの連携で、巧みな戦いぶりを見せる群像たちの姿を見て、タカオが恋に暴走するメンタルモデルではなく、霧の艦隊としての顔で「これじゃ勝てないわけね」と言っていたのが印象深かった。

ビスマルクの偽装を見抜いて、とりあえず落着したのは良かったですけど。相手がネットワークに挙げていなかった、ムサシ大破と翔像の死について知らされることになったりもして。

それでも切り札を警戒して、「再戦はいつでも受けて立つ」という形で別れたのは結構好きな描写です。



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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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