気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

リリアとトレイズ5 私の王子様〈上〉

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「機会があれば。でも、最後に決めるのは、いつも本人ですよ」

 

再読。スー・ベー・イル王室、現国王には子供が一人娘のマティルダしかいなかった。

国王の兄弟筋も健在なので王室の危機とまでは言わないが、マティルダの人気は高く彼女に継いでほしい国民が多く……しかし、同世代に相応しい相手がいない問題を抱えていた。

そこで婚約者候補に挙がったのが、秘匿されてこそいるがイクストーヴァ王家の血を継いでいるトレイズで……。

 

マティルダと親しいメリエルは、彼女の重責なども理解できるからトレイズを差し出そうとしてますが。メリエルがトレイズの言い分全く聞く気がない態度なのが嫌なので、目論見外れろみたいな気持ちにはちょっとなった。

リリアの事を知らないメリエルが決めつけるようなこと言ってくるのも、なんだかなぁって感じですし。ただ、王子って秘密を打ち明けられずにいることに関しては、言ってやってとは思う。

……彼のヘタレもあるけど、年末とかはいろいろ事件あったから……と言いつつ、フィオナとリリアが対面した絶好の機会を逃したりしてるから……。

 

春休み、母と旅行に出かけたリリアでしたが……列車でトラブルが発生。

予期せず次の列車に乗ることとなりましたが、それはトラヴァス達が職務で貸し切りにしていたもので。騒動を避けるため乗客を受け入れてくれたけれど、警戒は正しく不審者も乗り込んでいた、と。

リリアが本当に何も知らないまま渦中に入り込んで、「お嬢様」と親しくなったりしてたのは面白かったですけど。

 

今回はサイドストーリーとは題さず「小生意気なガキ・超拡大版」として、カルロの今が描かれていました。

何も知らない人々にとっては偉人であった「導師様」を偲ぶ会が行われる運びとなり……時を同じくして、カルロは脱走をもくろんでいた。それを阻もうとする先生もいたわけですが。カルロにも目的があったのが良かったですね。

リリアとトレイズ4 イクストーヴァの一番長い日〈下〉

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「その“宝”がなんだか知らないけど――」

「けど?」

「わたしが最初に見つけたらぶっ壊してやるわ!」

 

再読。映画撮影会社「ライリー・プロダクション」の顔を被ったテロリスト達は、女王とその夫に銃を突きつけ、イクストーヴァ王家に伝わる秘宝について問うて来たわけですが。

隠された双子の妹だったフィオナは、その口伝についてさっぱり知らず。

ベネディクトの策で詳しそうな相手から情報を引き出そうとするわけですが。さすが元軍人、銃を向けられた中でそういう振る舞いが出来る肝っ玉はお見事。

 

敵の首魁はかつてイクストーヴァの王族を殺したオーウェン・ニヒト―の娘、クレア・ニヒトーで。

彼女は、今回の一件の中でイクストーヴァの王室警護官の反応を見て、狂信者呼ばわりしたわけですが。

 

王家が隠している宝が戦争の利になるなら、開示しましょう! と踏み込んだら危険視されて追放されて。復讐のために王宮に攻め込み殺害に及んだ父が、生き残っていた王族に罪を糾弾されて自殺した。

そして遺書でその出来事を書き残していたため、王家を憎悪するようになって20年弱の時間を復讐に注いだクレア達もまた狂信者の類だと思うんだよなぁ……。

オーウェンを追放するにとどめた前女王や、オーウェンとの最後の約束を守ったフィオナの対応は、かなり穏当だと思いますが。そうやって拾った命を復讐に使うんだから報われない。

 

そんなニヒトー一派が求めた宝の正体が「アレ」だっていうのは、皮肉が効いててよかったと思います。

親世代の因縁に巻き込まれた子供世代、トレイズとリリア。かなり綱渡りではありましたが、その行動がトラヴァス達を速やかに呼び寄せる結果になったわけですから、結果的には良かったと言えるか。

 

今回のサイドストーリーは『メリエルとトレイズ』。

幼少期からヘタレというか、メリエル相手に勝てないトレイズよ……もうちょっと頑張れというか。単純な彼が上手く周囲に転がされてたのは笑えた。



リリアとトレイズ3 イクストーヴァの一番長い日〈上〉

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「“どんなことであれ、決めるのは本人”ですよね」

(略)

「そうよ。――夜は長いから、長い話でもしなさいな。幸運を」

 

再読。年末のイクストーヴァに、アリソンとリリアを招いたトレイズ。

彼はそこでリリアに今まで隠していた、自分の家族の事などを打ち明けようと思っていたみたいですが。

そのタイミングでまたしても事件に巻き込まれてしまうんだから、タイミングが悪いというかなんというか。

 

なんでもイクストーヴァ王室では、年末に一組だけゲストを招いたパーティーを催していたそうですが……。

今年そこに招かれた「イクスの自然を撮影していたチーム」が、良からぬことを企んでいた、と。

秘密裏に動いていた彼らの尻尾に気が付けたのが、スー・ベー・イルの工作員になっているトラヴァスだけって言うのがなぁ……。ロクシェ側にそういう調査員とかいないの? みたいな気分にはなる。

 

襲撃を受けて追い込まれた状況でも、せめて可能性を残そうと命を懸けられる王室警護官の人々の執念がすごい。

それを聞いて迷わず動き出そうとしたトレイズを、一人で無策で突っ込んでも無駄と止めてくれるリリアが居てくれたのはありがたかったですね。

欲を言えば事情を知ってる軍人でもあるアリソンもいてほしかったですが……子供たち2人で過ごさせようと外に出てっちゃったからな……。

解決に動ける人員が少ない中で何ができるのか見守りたいところ。

 

サイドストーリーで「騎士の背中」を収録。

「未来の家」に娘を預ける手配をするために訪問した、アリソンの父オスカーと経営者のムトーおばあちゃんのやりとりがメイン。

そこでの会話を聞いたヴィルも出てきて……『アリソンⅢ 下』でヴィルが「騎士の背中」とつぶやいた背景にはこんなエピソードがあったのか、と思うと刺さる。

リリアとトレイズ2 そして二人は旅行に行った〈下〉

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「でも、他に方法はないのよね?」

「今のところはね。――どうする? やるかやらないか、リリアが最終的に決めてくれ」

(略)

「やるわ。――連中に一泡も二泡も吹かせてやりましょう」

 

旅先で気まぐれから遊覧飛行に申し込んだリリアとトレイズは、水上に不審な機体を発見。

インストラクターが必要だからと確認に行ったら、銃撃してくるなんてトラブルに遭遇してしまって。

なんとか逃げ延びたものの宿泊先から遠く離れてしまい、どうにか帰ろうとした2人はイベントで飛ばされる飛行機に乗る機会に恵まれたわけですが。

 

それこそが、陰謀の渦中の機体で。

機長たちが抱きこまれていて別方向に飛ばした末に逃げるし。進路を変えようとしたら、不良空軍に絡まれる。

どうしようもない状況の中で、何とかしようとトレイズ達が足掻いたことで、アリソンが間に合ったわけですから何より。

……まぁ最後「実は泳げない」ということが明らかになって、最後まで決められないあたりがトレイズらしいなぁ。一連の騒動を経てリリアからの印象は少し変わったみたいですけどね。

 

胸糞悪くなる作戦を、未来のために実行しようとしていたところ、娘が飛び込んできたせいで別の対処を迫られることになるの、『アリソン』3巻でもあったことですよね。

このあたり意図的に対比させてるような気がする。

 

サイドストーリーとして『遺書』と『メグとリリア』を収録。

『遺書』は軍人であるアリソンがヴィルに宛てるつもりで書いた遺書が、保存期間を過ぎたために変換され、それをリリアが読んでしまう話。

『メグとリリア』は、スー・ベー・イルからやってきてロクシェに馴染めずにいたメグミカが、リリアと友人になる話。リリアの快活さは日常回で輝きますなー。

リリアとトレイズ1 そして二人は旅行に行った〈上〉

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「そんな悶々とした時間を長く過ごした結果として、たとえ思うような答えが殿下のお心の中に生まれ出なかったとしても――」

「“何か得るものがある”とか言いたいんだろ?」

「いいえ。――もし生まれ出なかったとしても、それは私たちの責任じゃありませんから。ご了承ください」

 

再読。『アリソン』シリーズの子供たち世代のエピソード。

アリソンとヴィルの娘であるリリアは、アリソンに似て勝気というかアクティブな子に育った模様。

一方、ベネディクトとフィオナのイクストーヴァ王家では双子が生まれ……王室規則によって、王女だけが認められて。秘密裏に護衛が付いているトレイズ王子は、親たちの交流もあってリリアと親しくしている模様。

 

ヴィルは一度死んだことにしてトラヴィスと名を変えて、アリソンの父のように秘密裏に動くエージェントのようなことをしているとか。

戦後世代のリリアが15歳になって、少しずつ意識は変わってるんでしょうけど。世に悪党の種は尽きまじとでも言うべきか。

とある事件の対処に動いていたら、娘と友人の息子が渦中に跳び込んできて方針転換を余儀なくされるの、本当にお疲れ様です。

 

メインキャラの中でリリアだけが、トラヴィス少佐の真実とか両親の為した偉業とか、なにも知らない「一般人」として育ってるの、良いですよね。平和な時代の象徴って感じがする。

……まぁ先述の通り悪は尽きず問題に巻き込まれていくんですけども。

夏休みが到来して旅行に行こうと思ったけれど、アリソンに仕事が入ってしまって。15歳の女子一人で遠出させると補導の可能性があるから、と一つ上のトレイズと一緒に居ることを進められて。

彼が同行するならば、と旅行の許可も得られたので出かけることに。トレイズの護衛としてこっそりついてきた人々が愉快な性格してて笑えた。

南国カノジョとひとつ屋根のした

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「ナイアならできる。海はきみを拒まない」

 

カメラマンの父からアメリカを拠点にした方が仕事の都合がよくなった、と一緒についてくるか日本に残るかを選んでくれと言われた主人公。

しかしそれを伝えるのを忘れていたらしく、期限の三日前に伝えられることになったのは大変ですが……。

家族として長い付き合いがあるので、割と早い段階で受け入れてるのはすごい。諦め癖がついてるともいう。

 

主人公は陸上に打ち込んでいて、それが唯一誇れるものだったようですが……。

怪我をして以前のようには走れなくなってしまったことで、学校にも不登校気味になってしまっていたそうです。

それを思うと急な話ではありましたけど、父の伝手を頼って別の環境で暮らすことで一度「リセット」するというのも悪くない話だったのかもしれません。

 

お世話になる先はダイビングショップで……街を訪れた時最初に出会った少女ナイアが、そこの子だったのもまた運命的だともいえる。

母を亡くして育った主人公の葵と、父を亡くした少女ナイア。

それぞれに違った形で過去に傷のある二人ではありますけど、海という場所で過ごす間に前向きになれているのが良かったですねぇ。

特にナイアの影響で海に惹かれるようになった葵が、今度は立ち止まってしまった彼女を連れていくという展開は、王道でとても良かった。いい青春ものでしたね……。

理想の聖女? 残念、偽聖女でした! ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~2

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「いいえ。変えることはできます。私はその為にここにいる」

(略)

「大丈夫です、レイラ。貴女の聖女は絶対に死にません。私は必ず、この悲しい運命を、この時代で断ち切ってみせます」

 

魔物を生み出す魔女を倒した聖女は、次代の魔女になってしまう。

世界が抱えた歪みをこの世界の王族は当然把握していて……城には監獄に変わる仕掛けや、聖女を殺すための魔物などが飼われているなど闇が深い。

 

エルリーゼは前世知識でお菓子作って賄賂贈ったり、聖女としての名声を高め続けることで付加価値を増したようです。

前世知識がある影響も大きく、彼女の価値観は結構ズレてるし……そもそも周囲と自身の評価にも差が大きすぎるんですよねぇ、エルリーゼ。

エルリーゼは自分が偽物だとわかっているからこそ、色々と手を打てるわけですけど。そんな事情を知らない人々からすれば、歴代最高と謳われる聖女なわけで。

 

学園長が起こした事件で近衛として傍にいるレイラが、聖女の真実を知って揺れてしまったり。

名声を高め過ぎたがゆえに王族に監禁されたりする羽目になるんだから、何事も上手くはいかないというか。

まぁ王族目線でいうと、次の聖女が覚醒する時間に対して次の魔女が活動を開始するまでの時間の方が短く、厳しい戦いを強いられる状況があり……その状況を打ち破ったエルリーゼを長く使おうと考え始めるのは、貴族らしいと言えばらしい。

 

実際のところ皮算用にすぎなくて、エルリーゼは偽聖女だからその計画破綻してるし……前世知識を持っているとはいえエルリーゼの奮闘で押し返した実績があるのを見ると、これまで何してたのみたいな気持ちにならないと言えば嘘になる。

その後に発生した王都襲撃イベントにおいて、絶望的な状況であろうとエルリーゼという光を信じ戦い抜いた騎士達の存在とかもありますしね……。「もう十分逃げた」から、戦うことを決めた人々の覚悟がとても良かった。

 

前世の自分とエルリーゼが会話して情報収集するパートが、「転生しきってないから、残りの魂を回収するためにこちらにやってきてる」って推測してくれたのは個人的には嬉しかったというか。

最終的には「そういうものなんだよ!」で楽しめばいいですけど、作中で理屈語ってくれると解像度あがるじゃないですか。

 

ネットで「エルリーゼルート」のある程度の情報は集められるけれど、確定してない未来のエピソードについては観測できない。だから結局はエルリーゼがなんとかするしかない、って塩梅も好き。

前世サイドもただ彼女を待つだけではなく、独自に調査したりもしてくれてるんですけどね。

……それはそれとして、確定したイベントでは自分の行動がゲームに反映されてプレイ動画も見られるせいで、自分が攻略される様を見せられるってのは、かなりの羞恥プレイだとは思います。はい。



神達に拾われた男6

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「俺は今の生活が気に入ってます。自由で楽しい今の生活が。だからそれは守りたい」

 

教習で数日野営と新人たちの依頼達成に関しての助言を行う竜馬達。

色々と必要な心構えとか教えてくれるし、新人向けとしてはかなり親切なイベントなんだなぁと思ったり。

竜馬の洗濯屋で売りだした「消臭液」が便利だぞとか、最新の情報を得ているあたり教官役の人々も優秀ですし。

……まぁ全員がそうかというと違っていて。11歳という若い竜馬が才能を見せつけたことで、逆に嫉妬する奴もいたりするんですが。そりゃそういうのもいますよね、としか。

 

シュルス大森林に行ったことのある先人もいて、話を聞けたのは竜馬にとってもプラスでしたねー。

冒険者が魔物を狩り、その素材を買い取ったり物資の補給をするサポートをする。対等な関係であるはずなのに、強い魔物が多いせいで守る側である冒険者の意識が歪んでしまってるとかなんとか。

そういうの聞くとちょっと心配にはなりますけど、遺品回収だけならそう問題に……ならないといいなぁ。

 

今回の竜馬の面白エピソードは、キノコ自由に食べたいなーって栽培を試みたら、魔力含んだ水とかを与えた影響か、ランニングマッシュという魔物になってしまった下りでしょうか。

薬の材料として優秀な素材をゲットできたのはラッキーだし、食用キノコが元になったランニングマッシュは美味しいらしいのがせめてもの救いですが。当初の目的は果たせてないんだよなぁ。諦めず次もやるつもりみたいですし、応援しときましょう。

神達に拾われた男5

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「戦うときは戦うこと。敵の動きと自分の動き方に集中することだよ」

 

竜馬が活動の拠点としているギムルの街では、近く創立祭が開催されるとかで……。

出店を出すことにしてこの街では珍しい麦茶とかを出して、好評だったり。少し前に立ち寄った街でオルゴールのアイデアを提供した結果、旅芸人の一座との縁が出来たりとわりかし穏やかで楽しい日常を過ごしていましたね。

 

番外編として義務として通うことになった学院で竜馬の友人でもあるエリアのエピソードも描かれてましたね。

顔を売る意味でも通う必要はあるけれど、勘違いした生徒も多いとなるとそりゃ頭も痛くなるよなぁと言ったところで。

そんな中でも、価値観を同じくする友人を少しずつ増やしていけてるのは何よりでした。

 

竜馬の冒険者としての活動頻度も増えてきましたが……。

彼の目的は大森林にある村へ行くことで、そのためにはランクを上げる必要がある、と。

そのために依頼を達成している中で、ギルドマスターから新人冒険者向けの講習会に、教官枠の一人として参加しないかと声をかけられることに。

実力が認められているのもありますが、教習の依頼はギルドへの貢献度が認められるので、わずかながらランクが上がりやすくなるとか。

 

参加する側の新人たちは、野営練習のほか依頼を片付けることも講習の内だそうですが……情報収集の大切さを教えるために、現地では達成できない罠依頼が仕込まれてるのはt意地が悪い。ただまぁ、あくまで教習という取り返しのつくうちに失敗の経験を積ませるのも大事ですからね……。

 

神達に拾われた男4

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「(前略)こう言うと語弊があるかもしれんが、お前さんは普通のガキじゃない。俺はお前さんが自分の身は自分で守れるだけの力は十分にある、と思ってる。だからお前は全力で店と自分だけ守って欲しいんだ。犯人の方は俺達が全力でやる」

 

薬品を食べたことでメディスンスライムが誕生したり。

消臭目的で店に置いていた炭を食べてデオドラントスライムに進化したり。

スライムの進化は本当に多様で、竜馬の影響でどんどん新種が出てくるから面白いですね。万能型の竜馬と同じく汎用性が高い。

 

洗濯屋家業など竜馬の生活は順調ですが……。

店にイチャモンをつける輩や、雇われて竜馬のあとをつける奴が出てきたり。

スライムしか従えられない従魔術師をギルドマスターが気にかけてる、と悪評を流されたり。

目立ったことでちょっかいを出してくるような奴まで出てきたようですけど。

公爵家の人々と仲が良く、いくつものギルドの長がその実力を認める相手によく手を出そうとするな……って思いますが。

ギルドマスター達がしっかり動いて主犯に目星つけて対処にも協力してくれたのは良かった。

 

そして、少し時間が経ち……開店当初から言われていた2号店計画を本格的に動かすことに。

 

クリーンスライム用の従魔術師として雇ったコーキンさん達が、元研究者として読み書きなどに問題がなかったこともあって、後は実務経験を積むべきということになったとかなんとか。

現地に竜馬が直々に足を運んで店員兼用心棒も雇用して。本当に順調に営業してるなぁという感じ。

 

竜馬が素性をごまかすために「祖父母に教わったんです」と言ってるやつ、ちゃんとこの世界で生きていた人物の情報だったとか。

神々が亡くなった彼らの魂に協力を仰いで、使用許可を取ってるとか本気じゃん……。

シュルス大樹海という魔獣の巣に資源開拓目的で設けられた村の出身だったとか。名前の使用権に合わせて遺品の所有権も譲ってくれてたみたいで、いつかそこに行くことを目標に、冒険者ランクを上げるのにも意欲的になってきて。

現地に出る魔物に似たタイプと戦って経験を積もうとしたり、準備をしっかりするのは良いですね。

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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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