気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

冴えない僕が君の部屋でシている事をクラスメイトは誰も知らない

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「僕はグループに縛られず自由だけど、友達がいないから修学旅行やイベントの時にボッチだ。でも上原さんは友達が多いからイベントでも一人になる心配もなく楽しめるけど、グループに縛られて不自由だ。そんな感じかな?」

 

ボッチ気質の主人公、遠山祐希。

彼は、図書委員の業務で同じクラスにいるが存在感の薄い少女・高井柚実と知り合い、趣味の読書を介した交流をしていたが……ある時、一線を越えた。

恋人になるでもなく、体を重ねるだけの関係――いわゆるセフレというやつで、物語最初の一文がゴムがないと零す言葉から始まるんだから、大分常態化してる感はありますね。

主人公とヒロインの肉体関係はあるけど、ノクターンからの書籍化というわけでもないので、そのあたりの描写は思ったよりはあっさりしてましたね。

 

高井さんとの関係があるからか元からの気質か、遠山は大人しい性格で彼なりに学校生活……というか、縛られない日々を楽しんでいたみたいですけど。

そんな遠山が大人びているように見えて、自分にアプローチしてくる男子たちとは違うと感じたクラスカースト上位のギャル、上原さんがちょっかいを出してくることになって。

……学校でも接触してくるようになったのは、ゴム買いに出てた場面に出くわして、少し気になっていたのもあってモヤっとした気持ちになった部分もあるでしょうけど。

 

以前からの距離でいえば高井さんの方が近いんでしょうけど、今回は上原さん関連のエピソードが多かったですね。

表紙やタイトルが高井さんとの関係を描いてるので、そこを深掘りしていくのかと思っていたのでそこはびっくり。

 

突然上原さんが冴えない男子に接するようになったことで、彼女が気になっている男子とか気に食わないと思う人も出てくるし。あらぬ噂まで流されるし。

それで距離を取るのではなく、出来る範囲で対策をしつつ友人関係を続けていく、といのは良かったですね。

変にブレることのない遠山くんに上原さんも本気になっちゃって、今後はこの三角関係がどうなるのか描かれていくことになりそう。高井さん応援したいけどなぁ。

元将軍のアンデッドナイト5

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「的外れだな。誇りなき者に、生きる者たちはついていかぬ。死者を愚弄し、都合よく操ることしかできぬ貴様らには永遠にわかるまい。俺の夢は、二百年も前に果たされた。だからこそ、それを穢す貴様らを斬るのだ」

 

聖都を離れ、王都を目指すランベール。

『笛吹き悪魔』の幹部・八賢者を順調に削っているわけですが、彼らの計画はかなり大規模で……ランベールが居合わせなかった都市でも、奇妙な魔術師集団に貴族の私兵団や名高い冒険者ギルドが壊滅させられたりしていた模様。

彼の狙いが国家転覆であれば、レギオス王国内の戦力を削った今という好機を逃すはずが無いと目的地を王都に定めて。

 

最も目立つ容姿で現代の常識に疎く、愚直すぎるランベールは道中でトラブルに出くわすこともしばしばあって。

そんな中で魔銀が高騰している話や、王都近くのパーシリス伯爵領以降の足取りが追えないという話を聞いて、ついでに足を運ぶことに。

実際そこには『笛吹き悪魔』の協力者である魔術師ドマが君臨する暗黒街が存在していたりしたわけです。

 

強力な術士がいるとは言え、領内にそんな爆弾みたいな場所を抱えつつも排除できずにいる、という点で伯爵の統治能力に心配材料はありました。

ランベールはより怪しい暗黒街の調査へ乗り込んでいくことに。妙な出会いをした伯爵家の養女シャルルが、暗黒街について詳しかったり、そこを気にしていた彼女が行方不明になったりしたのも、怪しい要素ではありましたね。

気になる要素はありつつも、敵対者を蹴散らすことを躊躇するようなランベールではなく。暗黒街で三すくみを繰り広げている組織を一つ潰したり、ドマに繋がる場所に踏み込んでいき蹂躙したりとさすがのひと言。

元将軍のアンデッドナイト4

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「……正義を盾に非道を繰り返し、是非と問われれば答えに躊躇う私を笑うか」

「笑いはせぬ。善人を殺しながら躊躇いなく正義を語る者がいれば、それは傲慢にほかならぬだろう」

(略)

「それが悩み抜いた果ての答えであり、積み上げて来た死体の重みを背負い続けているのであれば、既に遠い過去に屍の身となったこの俺に、貴様らを裁く権利などありはしないだろう」

 

前回の騒動において、異端審問官の介入を受けたランベール。

禁忌を扱う『笛吹き悪魔』のような勢力に対抗するために、禁忌に手を出した陣営みたいですが。……スポンサーが別の悪役みたいなもんだよなぁ……。

『人食い鬼の大森林』と呼ばれる森の奥地で、アンデッドと洗脳した人間を配下に置いていた魔術師を殺す際、洗脳された配下は解除すれば復帰することも出来ただろうに、もろともに「救済」したりする過激な面があって。

 

ランベールが情報屋にあたっても「狂犬」とか言われてましたしねぇ。

彼は異端審問会を見極めるために、飼い主であるゼベダイ枢機卿に会おうと聖都ハインスティアを訪れることに。

『笛吹き悪魔』への対抗勢力であるのも確かだから、彼らが大規模な行動をとるのであれば、『笛吹き悪魔』とも対峙できるだろうという考えはあったようですが。

アンデッドの身で異端審問官を見定めようとするの、覚悟決まってるなぁ。そんな彼の強大さに気づきながら、迷いの中で必要性を訴えた四大聖柱のヨハンも良いキャラしてました。

 

この作品、悪役は相応の報いを受けますが、善人もまぁそれなりに死んでいくんですよね……。

まぁ他の四大聖柱、最初に語ったみたいにまだ助けられる可能性のある存在も諸共に排除したりしたし。教会批判を行っている貴族の動きを鈍らせるために、末端を拷問して処刑するようなことまでしていたし。飼い主のゼベダイもヨハンほど覚悟決まってはなかったしで、報いを受ける側だったんですが……。

順調に『笛吹き悪魔』の八賢者を削っていたランベールですが、今回の敵は……予想外のところから刺されましたねぇ。

元将軍のアンデッドナイト3

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「……お前は俺のやり口を甘い、ぬるま湯にいたのだろうと、そう言ったな」

(略)

「地獄で有ろうとも理想を貫ける力を持った剣士であれとの、陛下との約束があるのでな。……そこには統一という名の侵略行為への反感を減らす意味合いもあったのだが、俺の指針で有り、誇りであった」

 

ランベールがアンデッドナイトとして復活する三年前、『笛吹き悪魔』の暗躍は続いており……辺境のラガール子爵家に接触し、赤字が出ていた鉱山をもらい受ける契約を取り付けた。

ラガール子爵は、1巻で罪を暴かれたおーぼっく伯爵が『笛吹き悪魔』についたという事を知っており、悪魔陣営の方が勝ち馬だと判断して与することになったようですけど。

 

まぁ、そういう後ろ暗い側に与したのを抜きにしても、無能と評価される領主だったとか。領民を奴隷のように使って賃金削減して運用しても鉱山で赤字出したりしたみたいですし。

不審な噂を聞きつけたランベールが調査の為に乗り込んでいったわけですが。

……王国も全く無能という訳ではなく、監察兵団『不死鳥の瞳』という部隊を動かしていたのは良かったですね。

まぁ不死鳥の瞳の隊長の実力も、当然ですがランベールに及ぶものではなく、『笛吹き悪魔』の実力者クラスには敵いそうになかったので、ランベールが居合わせていなかったら行方不明者が増えていた可能性があるよな……と思うと心配になる。

 

手がかりを求めてラガール子爵のところに正面から乗り込んで行ったり、ランベール、調査とかも出来ないわけではなさそうですけど、敵の強大さを知ってるから敵地に踏み込むの躊躇いませんよねぇ……。

今回、敵の拠点への潜入にあたって不死鳥の瞳の面々も同行させたりもしてましたが。

敵の下っ端を見逃すかどうか、という問題にあたって「大義を通し、国も守る。それを為すために、我々は徒成す者どもより遥か高みに立たねばならぬ」というランベールの指針は結構好きです。……まぁ、それはそれとして今回ランベール力加減や判断ミスで、情報源を取り逃がしたりもしてるんですが……。



元将軍のアンデッドナイト2

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「兵に敬意を払わぬ将は、長続きせぬぞ。道理を通さず小手先で凌ぐ者は、結局のところ、いつか躓く」

 

『笛吹き悪魔』とつるんでいた貴族を叩き、直ぐにその街を離れたランベール。

彼は、『迷い人の大森林』と呼ばれる危険地帯を横断して、冒険者が集う都市バライラを目指していた。

道中、盲目の吟遊詩人と出くわしたり、首なしアンデッド馬を従えたりもしていました。

統一戦争時代においても希少であった、魔金を使って作られたランベールの鎧はとてつもなく重く、当時も並みの馬では潰れてしまう代物だった。

そこで同種であるアンデッド馬を活用しようと考えるの、なんというか「使える物は使う」精神で逞しいな。

 

アンデッド馬の存在などもあって、森の中の状況は混とんとしていたようですけど。

バライラ所属のギルド『踊る剣』の冒険者たちは、そんな中で穢れを祓うユニコーンの角を求めて森に入って。

……裏ギルドの襲撃を受けたり、別勢力である戦神ロビンフッドまで介入してくることになって、かなりややこしくなってましたが。

さらにそのタイミングでランベールがやってきて、『踊る剣』の命を救うことに繋がったわけです。

 

そこで縁が出来て『踊る剣』が依頼を受けていた、バライラ領主のモンド伯爵の顔合わせの場に同行することも出来て。

「バライラが『笛吹き悪魔』に狙われている」という警告だけして、去っていったのは潔いというか。私兵の実力は期待できないし、冒険者ギルドの形態も隙になり得る、としっかりと弱点指摘していくあたりは良い目をしてましたね……。

『踊る剣』のマスターであるユノスとは方針の違いが明確で、そのあたりもあって即座に離れて行ったのはあると思いますが。ランベール、裏切りによって殺されたけれど騎士の誇りは保ち続けているの良いですよねぇ。

 

実際ユノスの品性は下劣であって、その報いを受けることになったわけですからね……。二百年前からの因縁が多く残ってるのもあるけど、それ以外にも悪人が多くてよくもまぁ国としての形保ってるなぁというか。統一から二百年も続くと、どうしたって腐敗が進むか……みたいな悲しさはある。



元将軍のアンデッドナイト

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「レギオス王国、四魔将の一角、ランベール・ドラクロワだ。かつて主君を裏切り、ゆえに斬られ、妄執のままに地獄の底から蘇った。国の平穏と義憤、そして受けた恩義を返すため、貴様を斬らせてもらう」

 

四百年以上戦争が繰り広げられていたウォーリミア大陸西部。

レギオス王国が二つの国を支配下に置いたことで優位に立ち……後に八国統一戦争と語られる通り、かの王国が覇者となって西部をまとめ上げたわけです。

レギオス王国の王オーレリアの下でその快進撃を支えたのが四魔将と呼ばれる将軍だった。

農民の生まれだったランベールは多くの戦果を挙げたことで異例の出世を遂げ……レギオス王国一の英雄となったものの、それを疎まれた結果、戦争の決着を見届ける前に排除されてしまった。

 

その後悔の念は長く現世に残り続け……禁忌とされる魔術の研究を行う外道組織『笛吹き悪魔』の死霊術によって、アンデッドナイトとして復活することになるわけです。

彼は不思議と強く前世の記憶と意思を残しており、邪法で自らを蘇生させた術士を切り捨て、今の世界を見るために旅を始めることに。

ランベール、自罰的に過ぎるというか。裏切りを警戒されて王の命令を受けて親友に斬られたのが最期であった、というのもあるでしょうけど。王の為に命を差し出す覚悟はあったが、その忠心を信じてもらえなかったのは悲しく、未練によって蘇ったことすらも女々しく感じる人物で。

 

ただ、未練がましくはあるけれど、戦争がどうなったのか決着だけでも知りたいと踏み出したわけですが。

彼が復活を遂げたのは統一戦争から二百年後の未来で、統一戦争時代の記憶が伝承の中で薄らいで、間違った伝わり方をしたりもしている状況で。

とは言えさすがに将軍位でありつつ、戦争終盤に裏切りを働いたとされる人物ランベールの名は忌むべきものとして伝わっていたわけですが。そんな時代でも、ランベールと名乗り続けるのは逞しいというか。……丁度良い偽名を思いつかなかった、とはありましたが。名乗る時に「大罪人ランベール」みたいにするからなぁ……。

当事者が居ない今になって弁解しても意味ないだろうし、ノイズになるかもしれないけれど、そう自称するのはあまりにも報われないな……って気にはなった。

 

そんな彼は二百年前から妄執を継いでいた危険な術士の研究所を見つけたり、『笛吹き悪魔』と結託した貴族の手先を蹴散らすことになったりしていくわけです。長く続いた戦乱の時代で英雄になったランベールの実力は、二百年後の未来においては隔絶していて。並みの実力者は軽くあしらえるし、二百年前の亡霊相手にしても勝利を掴めるので、バトル周りは安定してて良かったですね。

『聖女様のオマケ』と呼ばれたけど、わたしはオマケではないようです。

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恋愛感情での“好き”はまだ芽吹いてないけれど、もう少しでそれが芽吹く予感はある。

「この世界に来てからわたしに『大丈夫か』って訊いてくれたのは、ディザーク殿下だけだったから」

 

主人公の少女、篠山沙耶は普通の女子高生……だった。

しかし、クラスメイトの少女・香月優菜と一緒に日直の仕事をしていたところ、異世界に召喚されてしまって。

優菜の方は、異世界の人々が召喚術を使ってでも異世界から招き入れたかった人材「聖女」として祭り上げられたものの……魔力を感じられなかった沙耶は、あまりにも適当な扱いを受けることになって。

侍女は新人が一人、監視役の護衛に就いた騎士もやる気はなく、食事もロクなものを与えられない。

 

そんな折、他国の要人がやって来るという噂を沙耶は聞いて。

王国ではこれからもロクな扱いは受けないだろうから、どうにか接触して連れ出してもらおうと画策。

彼女の想定とは違う形にはなったものの、接触には成功。

帝国の皇弟ディザークは、元より巻き込まれた少女の事も聞きつけており、さらに彼の国で「黒髪であること」は重要視される要素だったので、状況によっては保護することも考えていたこともあって、亡命は成功するわけです。

 

まぁただ連れ出すのは王国側との交渉が難航する可能性もあったため、ディザークの婚約者として迎え入れることになって。

さらに、実は沙耶にも魔力はあった……どころか、優菜以上の才能が秘められていたことが帝国に移ってから判明。彼女もまた聖女としての素質があるとされて、教育を受けることになって。

帝国ではディザークの婚約者候補たちからの嫌がらせがあったり。逃した聖女を惜しんだ王子がちょっかいを出してきたり。トラブルもまぁまぁありましたが。

沙耶を大事にしてくれるディザークと良い関係を気付いていけたのは良かったですね。



ダンジョン付き古民家シェアハウス

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(私たちの家だ。誰にも渡したくない)

 

新型ウィルスによるパンデミック……が落ち着いた現代。

ワクチンなどで順応していったとは言えど、変化がなかったわけではなく。

内定をもらっていた企業が倒産してしまったり、バイト先・就職先が閉店することが決まってしまったり、先行きが不安になった男女4名。

同じバーを行きつけにしていたことで意気投合して付き合いが続いていたものの、そのバーも閉店することになって。

 

4人のうちの一人、美沙が以前相続した祖父母の家が田舎にあることを思い出して。

仕事を失うと家賃の支払いなども心許なくなるから、という事で彼女はそこへの引っ越しを決意。そして仲良し4人組でのシェアハウスを提案して。

各々の事情もあって、それが受け入れられることになって。

土地がそれなりにあるから家庭菜園もやったり、所有する山でキノコや山菜取ったりして生活の足しにしようとしていたわけですが。

 

そんな古民家の中に、謎の扉を発見。調べてみたところ、それはスライムなどの魔物が出てくるダンジョンに繋がっていた、と。

ダンジョンに入ったことでスキルやら魔法やらを習得したり、そこで獲得できるお肉を美味しく食べたりして、まぁまぁ楽しく「ダンジョン付きのシェアハウス」を楽しんでいる物語でしたね。

ダンジョンは資材の宝庫であり、それを公にすると取り上げられるかもしれないから、報告を選ばず自分たちで探索するにとどめていたわけですけど。

その割に収納スキルを使った引っ越しをしたり、幸運効果のあるアクセサリーが現実でも使えるのか検証をやったり、ポーション使って作った野菜をフリマアプリで出品したり、割と脇が甘いので、近いうちにツッコまれそうだよなーみたいなところは気になった。



悪役令嬢たちは揺るがない

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「わたくしとエーリク殿下は、いずれこの国を支え、守り、向上させていく使命と責務のもと、固い絆で結ばれているのです。愛などという薄っぺらい感情と比べてもらっては不愉快です」

(略)

「それに愛と言うのならば、わたくしはこの国を愛しております。王妃とは、国の母です。それ以上に、何が必要なのですか」

 

王太子エーリクの婚約者、冷静沈着な侯爵令嬢セラフィーナ。

そんな彼女の傍にいるのが、子爵家令嬢のサンドラと、現宰相の娘でもある公爵令嬢ベルナルデッタであったと。

 

彼女達通う学園に、光魔法の才能を見出された少女アイニが高等部から入学してくることになって。

アイニは僻地に領地を持つ男爵とメイドの母の下に生まれた子供であり……使用人の輪にも、男爵家の団らんにも入ることが出来ずいじめられていた。母は「ごめん」と謝るばかりで、アイニの味方はしてくれなかった。

そんな中で光魔法の才能を見出され、聖女候補となったアイニは上位貴族と同等の、下にも置かない扱いを受けることになって。

彼女は生まれや育ち、あとは生来の性格も相まって彼女は『平等』であることにこだわりがあって。学園では「身分に関係なく学びあえる」というのを拡大解釈して好き勝手動くことに。

 

そんな溌剌さにやられる貴族男子が多かったこと。

いわゆる「悪役令嬢もの」的な読み物が作中でも描かれていたことで、学生たちの間にアイニがヒロインであり、セラフィーナ達3人を「悪役令嬢」と評するような動きが出てしまったこと。いろいろとかみ合った結果、「悪役令嬢」3人の婚約者や家族といった周囲が騒がしくなっていくわけですが。

 

タイトルにある通りセラフィーナは覚悟が決まっていて、揺るがなかったのは良かったですね。サンドラとベルナルデッタは、まだハッキリと立ち位置が定まっていなくて迷う場面もチラホラありましたが。

スペックは高いし、自分の在り方を決めてからは真っ直ぐそれに突き進んでいける強さを持った少女達であったのは良かったですね。

セラフィーナの婚約者であるエーリクもまた、彼女の覚悟に向き合える軸の定まった王子だったのは良かった。

 

サンドラの婚約者はアイニに懸想して、サンドラを蔑ろにした結果の報いを受けることになっていましたし。

ベルナルデッタは、家族との折り合いが悪く自分の才覚を隠し続けていたのを、覚悟を決めてから詳らかにして。それを認めてくれる相手と出会えたりもして、強い女性陣には良い縁があって安心しました。


どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。4

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「あんたを自分の思うままに触れることを 死ぬ思いで堪えてる」

 

原作1巻の終了までを描いたコミカライズ第4弾。

魔女の館に押し入った強盗を取り押さえ詰め所に運んだハリージュ。同僚から「今にも殺しそうな顔をしていた」と言われるほど強い苛立ちを感じてくれたのは良かった、というか。

休みなく働いた自分への褒美として彼が夜中に庵を訪れてくれなかったら、ロゼの身が危なかったでしょうから、本当によくやってくれました。

笑ってる場面じゃないんですけど、「こんな夜中に客か?」とハリージュが発言してるコマに「夜中に訪問している人間」って矢印付きで文字書かれていたの笑っちゃった。

 

ロゼへの配慮としてサフィーナを派遣していたハリージュが、別の使用人に眠気覚ましの小瓶を持ってきてもらおうとしたら、うっかり惚れ薬を飲んでしまうトラブルが勃発したりもして。

惚れ薬飲んで甘さマシマシのハリージュ相手でも、いう事は言っていくロゼのスタンス好き。

読者目線だとわかりやすいけどハリージュははっきり想いを自覚していて、だからこそ惚れ薬でタガが外れそうなのを必死に耐えているのに、ロゼからすると「一時的な彼の気持ちとは段違いで好き」と内心で思っているあたりにズレがある。

……正気に戻ってからハッキリと告白出来て良かったね、ハリージュさん。……まぁ子供たちに見られて変な誤解が生じかけてましたが……。

ハリージュが側にいて、ロゼの安全に配慮した形で魔女の庵の経営が続いていく形に落ち着いたのは良かったですねぇ。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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