「ははっ、やっぱ俺はお前らが――あんだーらいぶが世界一好きだぜ」
「もちろん僕も」
「私もですよ」
妹の雫ちゃんの友人、十六夜真嬢の家族不仲騒動。
畳……じゃなくて柊先輩の行動と、その影響力も上手く作用していい感じにまとまったみたいですが。
燃えそうな話題に燃料投下したい人々は、いつもの祭り会場として神坂怜を延焼させたりしてたりしたそうで。なーぜか登録者数が減っていく始末。
所属企業もさすがに問題視して、偽情報の流布に対して対策をとっていくよ、って声明が出されたりもして、同情票で逆に人数が増えたり、相変わらず変な動き方してるな彼のチャンネルは。
声という自分の強みを生かす一環としてASMR配信なんかにも挑戦してましたが……。なんか間違った方向に学習して、氷カットしたりとかし始めてるの、迷走……というほどでもないけど、やっぱりなんかズレてますよねぇ。
狙ってないところで質の良い台詞提供してて、訓練された視聴者には刺さってたみたいですけどね。
今回も書下ろしのエピソードが充実。
初回は負傷により万全な状態で提供できなかった、柊の3Dお披露目配信。
その直前に、休業中だった他箱のVTuberが、V名義のアカウントで休業中に遊んでいたという話を、リーク系配信者などに取りざたされて。そこから同じように「配信外で遊んでいた」という悪印象を植え付けようと、あんだーらいぶの他のメンバーのプレイ履歴まで発掘してきたりして。よくもまぁ人の粗探しにそこまで熱意注げるもんだ、と呆れるばかりですが。
火種を提供することになるから、と参加自粛を表明しようか、なんて話も出てきてしまって。神坂怜が、放ってはおけぬと動いたのは熱かった。
これまでだったら彼が別のネタで炎上して、話題逸らしを図ろうとするムーブしたりしてましたが。今回それを察した人々に釘を刺されて。
その上で彼が見出した解決方法が、これまで縁のあった人々に助けてもらうって形で実現していたのは良かったですね。
……新キャラ、犬神狂衣という例の蠱毒箱からデビューした狂犬を手懐けてたりしてたり。たまたま葵さんと会った場面を月・太陽コンビに目撃されたり。女性関係も相変わらずだったりして、本当にもう……って感じでしたが。
それでも、楽しそうに活動続けているのがなによりですね。挿絵だと、黒子やってる朝比奈先輩が逆立ち支えるときに目が「><」ってなってる絵が可愛くて好きでした。