気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

魔のものたちは企てる3

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「まさか冒険者たちにあのような……思い出しただけでも……ククク」

「ちょっと引く!」

 

19話~27話を収録。

憐憫卿が相変わらず好きで、魔王様にすらちょっと引かれている会話が3巻冒頭にあって笑っちゃった。

魔王の秘書官筆頭のグリスペンナ殿。現場を退いたけど伝説の大サキュバスだとかで……その縁で、レツェの実家から「たまには顔を出すように」を託されて。

両親も姉妹もサキュバスとして優秀で。そこで落ち込むのではなく「だから私ぐらいこんなんでも安心だな!」といえるのがあまりにもレツェすぎて面白かった。」

 

魔王軍、憐憫卿が筆頭ですけどあっちこっちに個性的なキャラが多いんですよねぇ。

変化の杖のテストモニターが再開して、そんな中で一体のゴーレムが華やかな賑わいに憧れて、可愛くなろうと格闘し始めるの良かった。

意思表示の方法は限られているけれど、それでも創意工夫をして自分の目的のために突き進むのは偉い。そして努力を続ける姿に力を貸してくれる人が出てくるのも、なんだかんだ魔王軍助け合う場面もあったりするの良いですよね。

その結果、美少女ゴーレムが爆誕して。アーマーボディによる強化形態とか、性癖詰め込んだ存在が爆誕してたのが実に笑える。

 

コミカルさで言えば、魔王様が近頃自分の前に立つ「勇者」が居ないから、今の注目株見に行こうかな……ってなった時に、配下たちが様々な変装案を持って来た場面とか愉快でしたよね。

……その騒動を引き起こしたのが憐憫卿によるリークなの、実に憐憫卿らしいというか。みんな楽しそうに欲望に忠実に突っ走ってるなぁ……。

魔王軍が特に濃いですけど、冒険者側も強い存在はその分個性も色濃くて読んでてずっと笑えるのが好き。

盗賊少女に転生したけど、周回ボーナスで楽勝です! 100%盗む&逃げるでラクラク冒険者生活

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「そうなのか? ではリオはいつ何時、なにを見て行動を起こすんだ?」

「それはもちろん、面白そうだと思った時です!」

 

MMORPG「クラン・オブ・ジャーニー」。

そのゲームにのめり込んで、いわゆる「強くてニューゲーム」的な機能である「主人公転生」を10回もして、ゲーム周回をしていたクラジャン廃人の主人公。

11回目の「主人公転生」をしたところ、なぜかクラジャン世界の孤児の少女リオに転生してしまっていた。

 

現実となったクラジャン世界では、盗賊のジョブは窃盗と逃走に特化したスキルばかり覚えるせいで犯罪者になる確率が高いと色目で見られているそうですが。

廃人の目からすれば、モンスターから「盗む」アイテムにはレアなものが多く、非常に有用なジョブだった。

そのため、ジョブを授かる覚醒の儀を行った神官に心配されたり、養護院の院長からも「紹介できる仕事はない」と見放されたりするわけですけど。

それを「自由を得た!」と喜べるあたり、リオは本当にクラジャンが好きなんだねぇ……というか。11回目の「主人公転生」で得られるボーナスポイントも得ていた彼女は、エンカウント率を下げ、絶対先制攻撃が出来るようにし、その上で盗む成功率と逃走率を上げて、「見つからないまま近づき、盗みを確定成功させ、その上で絶対にげる」とか言うトンデモ盗賊となるわけです。

 

……クラジャン廃人として世界を楽しむことに集中してるから、モンスターのレアドロップに集中してますけど、普通に犯罪にも流用できそうだから、現実世界となったらそりゃ警戒されるわって感じのスキル覚えますなぁ……。

基礎スペックが低めらしくて、レベル上げが大変そうですから、リオみたいにボーナスポイントでもなければ4種のスキルをレベル上限まで上げられないでしょうけど。

リオはアイテム周回とかも無限やれちゃうタイプの廃人なんですが、同行者が出来た時も悪気なく10時間近く周回に連れまわして「せめてダンジョンでて一回地上で休ませて?」って言われてたの笑っちゃった。乾いた笑いの類だけど。

楽しさの為なら走り続けられるリオですけど、足元見えてなかったりする場面もあって。危ういところを窘めてくれる知人が出来たのは良かった。
常識破壊して突っ走る暴走特急の類ですけど、その結果助けられた人もいるのでヨシ!

覇王になってから異世界に来てしまった~エディットしたゲームキャラ達と異世界を蹂躙する我覇王~

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「今、我々は不測の事態に見舞われている。だからこそ、今までと同じやり方、同じ考え方では致命的なミスを犯しかねない。各々が明確な意思を持ち、何が最善かを考えて行動せねばならないのだ! 絶対に思考を止めるな! 我々が大陸の覇者であったのは過去の事と考えよ! 再び我らは歩み始めなければならないのだ!」

 

一つの国を選び、そこから大陸の覇者を目指す戦略シミュレーションゲーム「ソードアンドレギオンズ」。

主人公はその周回プレイを始めようとしたところ、異世界転移して。大陸の覇者となった時間軸のゲーム時代の拠点で目覚めたものの、素直に「ソードアンドレギオンズ」の世界にやってきたわけではなく、さらに別の世界に迷い込んでしまったという形の模様。

まぁ、シンプルにゲーム世界転移だと覇王になってる……大陸統一してるから、敵いませんからね……。

 

ゲームから現実になったことで、味方NPCもかなり生き生きと行動するようになってはいるんですけど。NPCキャラ達はこの世界に適応しきってないというか。思考がかつてのゲームシステムに縛られている部分もあって。

魔法や召喚などの能力は変わりなく使えるけれど、この世界の常識についても分からないことが多い。そんな中で主人公は試行錯誤していこうとしてるのが良いですね。

 

この世界には魔王と呼ばれる存在が居て、その魔力が世界中に広がり……それに影響を受けやすい種族は目が赤くなり狂暴になる狂化という現象が存在していて。

フェルズ達が持つ技術でそれに対処できることが早い段階で分かったのは僥倖でした。それまで対抗手段がなかったため、絶望の中に居た妖精族の救いになるでしょう。

一方で、突如として異世界から1つの城と、超常の力を持ち国という共同体の意識がる集団が現れて、武力衝突する羽目になったルモリア王国の騎士の方々はお疲れ様です……というかなんというか。

なんかフェルズ達の国エインフェリアの城が転移した場所、この世界の人々から禁測地認定されてる危険エリアという情報が放り込まれてましたが。フェルズ達のスペックヤバそうだから、なんか脅威とかあっても一蹴できそうな安心感がある。

ギア×マジックの世界でエンジニアとして生きていく~転生者は悪役皇女を救いたい~

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「人間はギアよりずっと複雑で理解し難い」

「当たり前です」

 

半人半機の怪物ガーゴイルという存在に脅かされている世界。

そんな中で帝国は魔術と工業の力を合わせてギアと呼ばれる、人型のロボットを開発。その力をガーゴイルだけに向けるなら良かったんですが……他国への侵略にまで使って領土拡大を行って。

それに反発した帝国皇子が反乱を起こして帝国を瓦解させるものの……帝国という巨大な戦力が崩壊したことでガーゴイルとの戦闘が激化。結果として、帝国皇子の行いは状況を悪化させたのだ……。

 

といった展開を描く「ギア×マジック」というアニメの世界に転生した主人公。

複数クールにわたって描かれた大人気シリーズで、皇帝が他国を侵略したのはそのガーゴイルとの戦争を回避するために領土拡大政策を推し進めたという背景があったようですね。

皇子の行動によって死ぬ人が増えるため、どうにか阻止したいとは思ったものの……。

主人公のグリムは帝国によって侵略された土地の出身で、帝国での立場もない。親も既になく、物乞いしていきるスラム住人だったため、中々スタートは険しかったですね。

でもグリムには原作知識と、エンジニアに適した才能があって。危うい場面もありましたが、とある貴族の後見を受けられることになりギアに向き合う経験を積む事ができた。

そして彼の整備によって才能を開花させた兵士たちが大戦果を挙げたことで、帝国上層部の目に留まった。

 

帝国を瓦解させる皇子に近付く可能性がありつつ、皇子と敵対することになる皇女たちとの関係を紡げるという利点もあり……グリムは学院に通う機会を得て、国家資格に挑戦したりして、成果を積み上げていくわけです。

現時点では皇子を疑っているのは原作知識のあるグリムしかおらず、下手に情報共有するのも危うい状況で、グリムが出来る事をやってるのが良いですね。

ループ7回目の悪役令嬢は元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する 

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「ですが、覚えていてください。あなたの人生を左右するべきは、他人でなくあなた自身なのです。幼い頃からの婚約者を切り捨てるような男が、あなたを生涯守り続けると信じられますか?」

(略)

「未来を掴み取るのであれば、他の誰でもなく、あなた自身が望むものでなくてはなりません」

 

主人公のヴェルツナー公爵家の令嬢リーシェは、15歳のある日に婚約破棄され……国を出た先で新しい生き方を見つけるも20歳で死亡。

……したと思ったら、婚約破棄の夜に戻ってくるという事を何度も繰り返していた。

 

1度目は突然の婚約破棄に動揺して、落ち込んでいるところを行商一行に拾われ、鍛えられ商売人として成長した。

2周では落ち込む暇もなく婚約破棄の情報が伝わる前に実家に行き、金目の物を持ち出した。しかし、その寄り道のせいで行商一行とは出会うことが出来ず……今度は異国で薬師として働く道を選んだ。

ループすることでやり直すことも出来るけど、別の行動をとることで失敗が起きるというのもかなり早い段階で理解しているのが偉い。

 

……というかそもそも、やり直しの機会があるなんて知らない1周目の世界でも商人として他国の王族とも知り合える程度には成功してるんですよね。

リーシェのスペックはかなり高く、侍女になったり男装して騎士になったり、どんなルートでもある程度成功するし、それぞれの人生を楽しんでいた模様。

しかし、どのルートでも軍事国家ガルクハインの皇帝アルノルトが起こした戦争やそれに纏わるトラブルで死ぬことが多かった。

 

いつか行きたいとは思っていたけれど、足を運んだことのなかったガルクハイン。

7回目のループの際に、いつもと違う道を通ったらアルノルトと遭遇してしまい興味を持たれ……最終的に、彼との婚姻を受け入れてガルクハインに赴くことに。

5年後に大陸を戦乱の火で満たすというアルノルトですが、なんか不穏な気配はありつつも、リーシェの事を面白がって身内に迎えようとする動きも見せたりするし。笑う場面もある。はたして、なんで戦争を起こす皇帝になってしまったのかはわかりませんが。

繰り返しの知識を生かしつつ、今の生と真剣に向き合おうとするリーシェの在り方が良い方向に作用してくれることを願います。



凡人転生の努力無双~赤ちゃんの頃から努力してたらいつのまにか日本の未来を背負ってました~4

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「――資格は要らないよ」

そうだ。資格は要らない。

「必要なのは、勇気なんだ」

 

合宿を終えて学校生活に戻ってきたイツキ。

祓魔師として努力して成果もあげて、アヤちゃんやニーナちゃんと言った友人もいる。トラブルには事欠かないけれど今世は割と充実してはいるんですよね。

……ただ、空虚だった前世の記憶・経験がそれでチャラになるわけでもなくて。

イツキが前世の自分も含めて自分自身だからと、過去の自分も受け入れて、その上で現世の方が好きだからと受け入れて前に進む姿勢を見せてくれたのは実に主人公していたと思います。

 

ニーナちゃん、母であるイレーナに魔法を教えてもらえるようになったのは良かった。夫を亡くした経験から、母の愛として厳しく指導されているようですけど。

……その横で、イツキが新しい魔法をどんどん習得していくのは、卑屈になって仕方がないというか。

 

更に新たな「魔」が蠢いている気配があり、結界を張っているとはいえニーナ1人を家に置いておくことを心配したイレーナは娘を如月家に預けることにして。

イツキとの距離が近づき、学校でのイベントもあって少し世界が広がりそうな気配があったのですが……。

「魔」は甘くないというか。イツキという脅威に対抗するための策を練ってきているし。その中でニーナが父が死んだときのトラウマを刺激されていたし。絶望的な状況を救ってくれたイツキに依存するような気配が生じつつあって、よくないなぁ……とは思いました。

 

まだ小学二年生という幼さで過酷な経験をし過ぎなのは間違いないし、病んでもおかしくないのは確かです。

でも、ニーナちゃん「イツキが来てくれる」の精神に染まってしまうと、祓魔師にはなれないんじゃないかな……という感想になる。

巻末の断章で、一人前の認定を受けるための試験に挑んだ少女祓魔師のエピソードとかありましたし。家族を魔に殺されて奮起して祓魔師目指す少女、珍しくなさそうでしたけど。あそこで描かれた1人みたいに、傲慢に染まるよりは挫折を知った方が(そこから起き上がれるなら)良さそうではありますが。さて。

一般聖者の救済戦線

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「ああ。俺の使命は勇者を『絶対服従紋』から解放することだ。ファル、ニケ、ミュー。力を貸してほしい」

 

主人公のジタローは、通り魔に襲われている女性を助けようとして刺され……そのまま異世界に召喚された。

その異世界では神々が干渉して、異世界から「勇者」を召喚し、絶対服従紋で縛り戦力とする行いが跋扈していた。これは本来、世界のルールから外れた行いだったが、神の干渉があるために見逃されていた。

 

しかしジタローは「救済者」という職業と固有スキル「治す」を獲得して異世界にやってきて……絶対服従紋や神の干渉の効果すら「治す」ことが可能だった。

そのため、法理の女神アストレアが介入できるようになったわけです。異世界召喚の禁呪を私利私欲のために使ったことで、ジタローの召喚した貴族を裁いた。

今の異世界は神々が異世界召喚を駆使して争う状況になっている違法状態だけど、その過程で信者を増やした神々を相手取る事は、法則を守っているために影響範囲が狭いアストレアには難しい。

 

そこでアストレアはジタローに加護を与え、信徒として扱うことにした。

アストレア信仰を増やすことに貢献してくれたら嬉しいけれど……メインの願いとしては、ジタローの「治す」で彼のように異世界に連れてこられた勇者を他の神の干渉から解放することを頼まれることになって。

「治す」スキルと、亜人への偏見が無い姿勢から、可愛い同行者を得たりもしてましたし。同様の仲間を増やしていくことは可能そうですけど。

召喚された「勇者」がジタローに味方してくれるかというと怪しい部分もありますし。そもそも勇者召還なんてやるのは貴族が多いので、厄介な敵と戦い続けることになりそうなんですよねぇ……頑張って欲しいものですが。

少年アウルのほんわか異世界ライフ~新しいご主人と巡り合い最強パーティとゆったり生活します~

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「ノーヴェ、あいつは普通だ。背伸びすんのが子供の特権だろォが」

(略)

「まわりが自立した大人ばかりで、自分は与えられるばかり。同等になりてェんだろ。いかにも子供らしいじゃねェか」

 

主人公のアウルは、とある商会で過酷な扱いを受けていた奴隷だった。

ある日痛めつけられる中で何かが砕ける音を聞き……そこから、前世の記憶を取り戻したわけです。

もしかしたら自分が聞いた何かが砕ける音は、今までの自分というか、魂的なナニカが壊れた音かもしれない、なんて思う位には状況は悪かった。

 

底辺の扱いで過ごしていたわけですが……ある日、商会が検挙されることになって。通常なら親のいない子供を引き取る養育院送りになるところ、精神が大人な彼は同世代の子供と一緒の生活をするよりかは、外に出て働きたいという意欲の方が強くて。

虐待するような扱いの奴隷は違法だけれど、雇用形態としての「奴隷」は存在して。肉体的にはまだ子供のアウルが働くためには「奴隷」である方が都合が良かった。

 

そんな彼が出会った主人が冒険者のハルクという青年だった。

ちょっと抜けているところもあるけど、ランクが高めのパーティーに所属する実力者で。

名前の無かった主人公に、アウルという名前を付けてくれたのも彼なんですよね。そしてハルクのパーティーメンバーたちも、調査依頼でやってきた拠点でもない街で唐突に奴隷を買ったことについてハルクを詰めつつも、アウル自身に問題はないからしっかりと保護したり、面倒見てくれるのが良かったですねぇ。

 

ハルクたちのパーティー、まさにアウルが居た商会で蔓延していた薬物についての調査の為に来ていたそうで。

アウルが知っていた情報で進展した部分もありましたし、結構ハルクと出会えたのは運命的だったと言えるのでは。

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう5

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「えー、というわけで色々とお騒がせいたしましたわ。今後はやるとしても基本的に安心安全な深層攻略までにとどめてお優雅な配信を心がけていきますので、よろしくお願いいたしますの」

 

“深層が安心安全はもうバグなのよ”

 

疑惑を払拭するためにソロでの深層ダンジョン攻略に乗り出したカリン。

その工作を行っていたクラン、ブラックタイガーがメインの攻略を行い、情報も抱え込んでいたダンジョン深層攻略風景の配信。

それによって実力を示しつつ、敵へ打撃を与えることにも成功した。

けれどカリンは、疑惑の完全払拭のためにはあと一手必要だろうと感じていた。このままなら、親友である真冬が頑張ってその部分を穴埋めすることになるのだろう、とも。

 

だからインパクトを与えるために、深層の更に先。深淵にまで踏み込んでボス攻略を行うことを決意した、と。

……カリン、一般的な勉強はできないし、創作物にハマって「お優雅配信」を実行しているぶっ飛びキャラですけど。戦闘能力は本物ですし、友人も大事にしているし、こういう勘所を外さないのは強いですよね。

 

実際、深淵攻略も割と危なげなくやってたし。そこで出たボスがかなり貴重な素材落とすボスだったせいで、余計な爆弾まで爆発してたけど。

追い込まれたブラックタイガーが襲撃してくる事態に陥った際とか、「つまり、モンスターの攻撃で混乱してますのね?!」と明後日の方向で物事を解釈しちゃうポンな部分もありますけど。

 

これまでの描写で、カリンはやるよ。こういう子だよという信頼があるからな……。ここまで来たらこのまま突っ走って欲しい。今回の騒動を治める立場の人々とか、とても胃が痛い日々を送ることにはなるでしょうけど。

作中でもちょっと触れられてたけど、黒い噂のあるブラックタイガーを放置していた側にも多少の責任はあるから……。

重要情報ポロポロ落とすし、嘘が下手出しでリスナーからも「嘘が下手すぎて、信じられない情報に逆に信ぴょう性が出ている」とか言われてるの笑った。

そしてトンデモ配信をしたことで世界中に彼女の力が知れ渡った結果、カリンの同類……深淵に挑戦できそうな実力者……が興味を持って日本に襲来しそうなの、関係者の胃が危ない。合掌。

奇跡の魔鳥は錬金術士の夢を見る3

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「他に問題があって?」

「あったが、一応の解決はした。ただ今回はお前の期待に沿うかどうかの保証はしない」

「ずいぶん弱気なのね」

「自分の力量を知っているだけだ」

 

WEB連載をまとめた同人誌。12巻は表紙と口絵のキャライラストがありましたが、今回はイラストなし。

王都を襲った蜂の魔物クイーンビー。その言によれば、魔物に味方する陣営の神の眷属・神人が降臨されたという話があって。

更にニアの優れた知覚力は王都の地下に異様な魔力があることも察知していた。

 

とはいえ、当初の目的である蜂への対処に区切りがついたこともあり、ニアは一度ノーウィットの拠点に戻ってきていた。

神人の派遣について神界にいって神々に直接話を聞くことも、ニアならば可能だけどそのためには年単位の時間がかかってしまう。「地上の生き物は地上の生き物なりに、自身の力で最善を尽くすのが本来の在り方というものだ」というニアの指針は結構好ましいですね。

研究とか研鑽大好きで、対人方面で色々と疎い部分はありますけど。イルミナとかとの縁があり、大切に思う人が出来たことで、少しずつ改善する傾向にありますし。

 

ニアも一度ノーウィットに帰ってきたとはいえ、神人の存在といい王都で何かが起きるのは間違いがなく。

実際、トリーシアから依頼という形で呼び出されることになるわけです。

作るのを求められたのが神の助力を得るための奉納品で。ニア、実務方面では確かですけど、「美しさ」とかの方面だと困惑するのあまりにも技術者というか……ニアらしいですけどね。

 

今回の騒動に対する備えを進める中で、イルミナの想いを確かめて。立場のある彼女の負担を少しでも減らせるように、自分が上に行くと言えるのは格好良かったですね。

魔物側の神人が降臨して魔王軍が結成された中での、侵攻作戦の一つにすぎないわけですが、それを乗り越えられたのは良かった。……まぁ、長い戦いの始まりでもあるんですけどね。

巻末SSはダンジョンマスターリズ視点の「自由のデートを貴方と」と、イルミナ視点の「恋を知ったわたしは、契約結婚はもうできない」。イルミナ、色々と事情のある立場ではあるけど……それでも情熱的というか行動的な母の血を確かに引いてるとわかるのが好きですね。問題山積ではありますが、ニアにはぜひ頑張ってもらって……。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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