気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

無自覚なオッドアイ~エミリア・ハウレットは今日も商いに忙しい~

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(正しい道……)

「それ、知ってる! 『強く、正しく、麗しく』よね。乙女の基本だって、母さまが教えてくれた!」

 

主人公のエミリア・ハウレットは転生者。

夢の中で前世の意識であるトモヨと話をすることが出来るけれど、目が覚めた時にはその記憶はなくなっている。

トモヨ曰く、彼女達の魂は何度も生まれ変わりを果たしていて、トモヨはそれまでの生まれ変わりの記憶なんかも把握しているみたいです。ただし、あくまでも今を生きているのはエミリア・ハウレットであり、エミリアの思うように人生を生きて欲しいと願っているようです。

 

さて、そんなエミリアですが……貴族令嬢である母が、商人である父にほれ込んで駆け落ちした結果生まれた子で。

それは祖父の反対があったためだったようで……結婚後も、エミリアが生まれてからも交流がなかった。

エミリアの母は孫の顔だけでも見せたかったのか、実家の近くの支店を査察に行ったときに足を運んでみたものの……すげなく追い返されて。

愛する母を泣かせた祖父に怒って、殴り込みに行くあたり、行動力がありすぎる。窓から抜け出して、屋根の上走っていったっていうんだから、ヤンチャだぁ……。

1枚目の挿絵、実にウキウキとジャンプしてどや顔着地してるシーンで、慣れてるんだろうなぁってのが伝わってきて良いですね。

 

エミリアの暴走で結果的に祖父との和解は済んでましたが……常識外れの行動でもあるので、父から怒られていたのは笑いました。

そして和解後に母の妊娠が発覚したことで、屋敷に滞在することとなって。

娘になにも出来なかったから、とその分の愛情を孫娘に注ごうとして、大金積み上げようとするお祖父ちゃんよ……。

その対策として「なにか仕事でも与えてあげて」という母は、自分の父と娘の事がよくわかってらっしゃる。

振り分けられた仕事が、領主代行の代行で、領地内の町や村での困りごと解決だっていうんだから、規模がデカい。それで任された仕事をしっかり果たしているのは偉かったですね。

身代わりで島送りにされた令嬢、危険地帯のドラゴンたちを手懐ける

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「生きるということは殺し殺され、食って食われるの連続です。この事実を否定し始めれば、私は人間の行いだけでなく、人がこの世界に生まれる前から連綿と続いてきた生物の歴史と、今この瞬間にも捕食を繰り返している生命活動まで否定しなくちゃいけなくなる。そんなのやってられないでしょ?」

 

妹ばかり優先されて、見向きもされなかった姉である主人公は不二の病に侵され……末期の瞬間すら、家族は誰も看取りに来なかった。

……異世界に転生し、七歳になったころにそんな失意の記憶を思い出した少女アメリアが主人公。

彼女は魔法が存在する世界に生まれ変わったわけですが。彼女の実家は、とある王国の王家に建国時代から仕えている名家で。

父も母も、王家に仕える事が第一で……アメリアと兄を産んだのも、王家に仕える人員を増やすことが重要だ、という義務感からだった。

 

仕事優先だからこそ、家にもほぼ帰らず。使用人に面倒は見させていたものの、用事がある際も言葉を交わすのではなく、手紙を使用人を介して渡す程度に交流も……興味もなかった。

そのはずなのに、アメリアが十歳のある日、突如彼女は王城に呼び出され……隣国の王族に失礼を働いた王女を守るために、身代わりとして流刑地に流されることになったわけです。

 

そうやって彼女が送り込まれたのが、巨竜半島。その名の通り、竜が住まう島で……。

人々から恐れられていた島ですが、アメリアは死に瀕した時に竜に助けられ、竜を助けたこと。前世の入院時代、奇跡的に病気が治ったら生物学者になりたいという目的を持っていたこと。

それらが噛み合って、彼女は巨竜半島でサバイバルをしつつ、竜達の生態を研究しようと思い立つわけです。度々死にかけながらも、生き延びていったのが凄いですねぇ。

 

数年かけて竜達との交流を成立させて、時々人里に降りて物々交換とかで生活を充実させてるのも逞しい。

そんなある日、船が難破し巨竜半島に流れ着いた第二皇子ユーステッドをアメリアが保護下したことで、彼女は外の世界に踏み出していくことになるわけです。

 

ユーステッドの住む領地はちょうど竜関連の問題を抱えていて。竜に詳しいアメリアと出会たのは奇跡的ではありましたね。

ドラゴンが絡むと暴走しがちで、サバイバル生活送っていたこともあって身だしなみとかに頓着しない変わり者の類ではありますけど。

ユーステッドを通じて縁のできた辺境伯から、ドラゴンを手懐けて軍馬のように扱うことは可能だろうか、と問われたときにしっかりと返答していたり。彼女なりの守るべき基準はあって、そこは守っているから不快感はないですね。

そんな彼女だからこそ受け入れられて、後に博士とか色々な呼び方をされるに至ってるのは良い感じ。

 

もうちょっと自分の身を大事にしてほしいなぁ……ってユーステッド寄りの気持ちにはなってしまいますけど。

あと、幕間でアメリアの前世妹も同じ世界に転生してそうな気配があるのが頭痛いところですねぇ。

AHEADシリーズ 終わりのクロニクル オリジン1・下

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「今こそ言おう」

(略)

「……佐山の姓は悪役を任ずると!」

 

電子専売タイトル。

「文字が力を持つ」概念世界である、1ST-Gとの交渉。

1・上巻でのエピソードですけど、弾丸に「弾丸・当たりもう一発」と書いて一発当たったら次からホーミングかかるとか、概念の活用方法が多様で面白いんですよねぇ。

各ギアと行われることになる、全竜交渉。

その最前線に立つのは、概念戦争当時の様子を知らない佐山御言たちで。

さらに佐山くんの祖父である佐山薫から、当時を知る人々も最低限の情報しか与えてはならないなんて条件が付けられているあたりハードモード。

 

1ST-Gの生き残りの描写も増したことで、ハーゲン翁の想いだったり、新キャラである王権派の代表であるガルムの存在だったりが、刺さるんですよね……。

滅びた世界。全竜交渉に臨むUCAT側の人員が佐山たち若い世代に変わっているように、各ギアの中でも世代交代は行われつつある。

 

ブレンヒルトとかは長命種なので当時を知ってますけど、彼女は彼女でギアを滅ぼした当人である司書ジークフリートとの決着に執着してるので、ギアの方針からは一歩引いてますしね。

かつて1ST-Gを滅ぼしたと語るジークフリート。言葉少なで、何かを抱え込んでいそうではありましたけど……。自分に求められた役割を貫き通そうとしたの、不器用すぎるけど嫌いじゃないですよ。

 

御言は過去の出来事から、自分が本気になれるだろうか、というと言うような迷いを抱えていて。

分からないことが多い中で、UCATに協力的な派閥との交渉に参加してみたり、全竜交渉体験みたいなことをしていたわけですが……。

ついに正面衝突が起きそうな局面にいたり、決断を迫られることになって。

アイコンが「ANOTHER」表記のシビュレとの通信シーン、好きですねぇ。御言が迷っているときに、しっかり必要な言葉をかけてくれる新庄の存在が本当にありがたい。

……一番近くにいるせいで、佐山くんの奇怪な行動の犠牲者になりがちなのは……お疲れ様ですって感じですけども……。



AHEADシリーズ 終わりのクロニクル オリジン1・上

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「力を用いれば遺恨が生まれる。

だが、そうでなければ納得できない連中がいる。

どうするべきか。

――矛盾を抱えた交渉だ。

だから私が選ばれたのだろう」

 

電子専売タイトル。

20032005年に電撃文庫から刊行されていた『終わりのクロニクル』シリーズ。

あとがきで触れられているんですが、この時期はまだ電撃レーベルでの電子書籍フォーマットがなく、電子書籍としてのデータがなく絶版状態だったとか。

 

なので「新作としてのクロニクル」として描かれたのが、この『終わりのクロニクル オリジン』シリーズなわけですね。

アイコントーク化したり、電子専売ゆえにページ数制限から解放され、キャラ描写の補完とかがされてたり、そもそも新キャラが追加されたりしているわけです。

オマケに巻末には電撃文庫版の『終わりのクロニクル』まで電子化されて挿入されているんだからありがたい話です。

私が初めて触れた川上作品が『終わりのクロニクル』だったので、なんかすごい感慨深いですね……。

 

かつて、並行する10の世界と争い、

それぞれの世界が歯車……ギアに例えられ、1st-Gから10th-Gを滅ぼし勝者となったのが、舞台となる現代地球……Low-G

とは言えその争い……概念戦争の事は公には隠されていて、知っている人物は限られている状況で。

主人公、佐山御言も「知らない側」の人間だったわけですが……彼の亡くなった親族には関係者が居て。

概念戦争から時間が経ち、状況が変化したことで戦後交渉を行う必要が生じ……佐山くんは、祖父の遺産としてその交渉の代表者になる権利が与えられようとしていた。

 

戦争というだけあって亡くなった人も当然いるし、遺恨だって残っている。交渉と言いつつ荒事も発生するし、命の危機も起こり得る。

だから、絶対相続しろというわけではなくて、ある程度の情報を渡して判断しろってスタンスなのは良かった。

本気になれないという悩みを持っている彼が迷いながらも、進んでいく様子が好きですね。

 

分かりやすさ重視で、途中佐山御言を主人公と言いましたが……どのキャラも魅力的で、他キャラメインの視点も結構あるので、群像劇的だと言った方が近いかもしれない。

アクも癖も強いキャラが多いんですけど、誰も彼も負けてないのが好きなんですよね。

ネタに走りまくってるシーンもありますけど、台詞回しが良い。

変態悪乗りジジイな大城全部長とかでも、「死者には花束を~」の台詞結構好きですよ。加筆パートで自分でオチつけちゃってたあたり、があまりにも全部長……ってなりましたけど。

大城全部長関連で言うと、御言が「なんと、公開処刑やもしれん」ってやってるシーンも笑えて好き。電撃文庫版の挿絵だとちゃんと「毒」って書いてあるのが芸コマ。

春夏秋冬代行者 百歌百葉3

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「貴方が無事ならそれでいい 元気でいてくれることが」

「俺の幸せです」

 

1216話と掌編小説「少女夢分船」を収録。

12話「護衛官阿左美竜胆による代行者日記」。一年間の修行を終えて、初めての秋顕現を行われていた時期のエピソード。

初期竜胆なので、当人的にはそこまで代行者には入れ込まずにいようと思っていた時期だと思うんですが……初めての顕現で今までにない熱を出してあたふたして看病して。

「放っておけば元気になる」という無責任な発言をする四季庁職員を咎めたり、かなり大事にしてるじゃん……。

これは自覚がなかったのかとか、砂糖に砂糖をかけているようなものとか言われるよ。甘々じゃん。

 

1314話が「水中花」のその1215話が「水中花」後のエピソードである「春疾風」。

春夏秋冬の共同戦線が貼られた後、当代の四季主従の交流が生まれた後の話。

竜胆が素直になって撫子と交流しているの微笑ましくて良いですね。

他の季節とゲームで一緒に遊んで交流しているのが好きです。ゲームで操作キャラクターが海に落ち……そこから代行者の面々が泳げない、という話になって。

竜胆に教えてもらうという建前でプールに春夏秋の主従が集まっているの微笑ましい。

……その輪から零れた冬主従がさくらからその情報を聞いて、遠巻きに護衛も居たとはいえ、唯一その場に居合わせた男子であるところの竜胆を詰めていたの、大人気なくもありつつ……こういう交流があるのも、共同戦線の縁があってこそだから良いなーとも思います。

 

16話「冬桜」。名前からして分かる、春と冬の主従の話。

さくらのために贈り物をしたい凍蝶。しかし言葉選びを間違えて彼女を泣かせてしまい……従者大好きな雛菊から詰められることに。

今回は狼星が一番良い空気吸ってたと思います。振り回されている従者みて笑ってたし、雛菊と電話したり、贈り物したりできてたし。

書き下ろし掌編は撫子目線のエピソードで……当代の代行者で一番若い子ですけど、色々抱え込んでいる子でもあるので、最後の一文が重かったですねぇ……。良い主従だ。

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?15

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「ありがとうパパ! 大好き!」

 

7377章を収録。

ネフィとのデートを楽しみに、不慣れながら準備を進めているザガン。

とは言え元は路地裏住まいで、ネフィを迎えるまで先住の魔術師が遺していた拷問器具そのままにしていた位、生活にこだわりの無かった彼ですから抜けている部分もそれなりにあって。

ラーファエルが、デート用の服はあるのか、とか。清潔感が大事だぞとか言ってくれるのはありがたいですね。常識的な視点、欠けがちですからね……。

 

異種族の会合である「大陸種族長老会議」から招待状が届いた時も、魔術師を招待するとか何考えてるんだ? って感じでしたからね、ザガン。

ザガンとネフィ大好きなフォルからも「たまに分かってない」とか言われてるし。

エルフを嫁に、竜を娘に迎えたり。他にもいろいろな種族が配下にいるザガン相手なら話が聞きたいと思うだろう、というのは分かる話です。

デート優先で当初は行こうと思ってないあたり、あまりにもザガンでしたけど。

 

竜であり、魔王候補にもなっていたけれど、まだ幼さもあるフォルから魔術を教えて欲しいと言われた時、庇護者であるザガンが準備していたのは守るための術で。

一度はフォルは反発したわけですが、それで終わらずザガンを納得させるための準備をしようとしてるのは、魔術師らしくて好き。

ザガンもザガンで、ネフィとの会話の中で気付きを得て、お互いに歩み寄ってるのが良いですよね。

……ちょっと予期せぬ事故が起きる羽目にはなってしまったわけですが。

月並みな人生を歩んでいたおっさん、異世界へ~二度目の人生も普通でいいのに才能がそれを許さない件~

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「それでは正当な評価が受けられないのではないですか? すべての力は、正しく評価されるべきだと思います」

「それについては賛同してもいいんだけどね……」

問題は、自分の持つ力が『正当』なものではないということだ。正当に評価されるべきは、正当に身につけた力だけだろう。

 

病没し転生することになった主人公のケイイチロウ。

月並みとはいうものの、結婚しで二子に恵まれ長男の就職が決まるまでは見届けているあたり、昨今の情勢的には良い人生送ってそうですけどね……。

いやまぁ闘病生活の末だし、長男の就職ってことはまだ二子の方は学生ですし、どうしたって心残りはある終わりでもあったでしょうけど。

死んだはずのケイイチロウは、彼を「サンプル12号」と呼ぶ機械的な声によって、異世界に送り込まれることになったわけです。

 

異世界に送り込まれた彼は、謎の存在が構築した26歳男性の肉体を得た状態で、森の中に放り込まれることに。

ケイイチロウが「サンプル12号」ってことは、他に最低11人の転生者がいるんですかねぇ。逐一転生先世界に接続してるっぽかったので、全然別の世界に送り込んでる可能性もありますけど。

特殊なスキルも得て、森の中のサバイバルを乗り切れる逞しさがあったので、ケイイチロウは人の住む街に辿り着くことが出来たし、それからも生活の糧を稼ぐことができていましたが……。

下手したら森で野垂れ死んでた可能性もあるんで、他にも複数人転生者はいそうですけどね。

 

ケイイチロウは異世界知識もあって、この世界の常識から外れた魔法の使い方をしたりもして。それに感化されたエルフの少女・ネイミリアを弟子に取ることになったり。

美人受付嬢サーシリアから期待を向けられることになったり、立て続けに実績を挙げたことでトントン拍子で1級ハンターにまで昇格したり。

行く先々で問題に遭遇しつつ解決して、女性を引っ掛けてるんだからケイイチロウは反省して責任とると良いと思うよ。



じゃあ俺だけネトゲのキャラ使うわ~数多のキャラクターを使い分け異世界を自由に生きる~

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「……なんにしても必要なのは強さか。もっと強くならないとな……」

 

修学旅行のバスに乗っていたハズが、そのバスごと異世界に召喚されてしまった主人公のシズマ。

さらに、召喚を察知したダンジョンマスターが干渉して、自分の領域に引き込んできたのが状況をややこしくしているんですが。

意に沿わぬ行動をとったは速攻で殺してるし、まったく慈悲じゃなくて、好奇心故の行動なんですよねぇ。

ダンジョンマスターは「主人公たちの世界で、10文字であらせる願いを叶えてあげる。ただし、誰かと被った願いは受け付けない」と生徒たちに言い放って。1時間考える猶予与えてくれたのだけは優しいと言えなくもない、か……?

 

主人公は、出来るだけ有利になる願いを叶えようと頭を回して、クラスメイトの相談にも乗ったりしていたんですが……班分けの日に休んでいたせいで、馴染みのないグループに混ぜられていた彼は、知識だけ拝借されてダンジョンに置いていかれてしまったわけです。

そうして一人になってしまった彼がひねり出した願いが『ネトゲの自キャラにして』というもので。

いくつもゲームをプレイしていたシズマは、複数のキャラクターに姿を切り替えられるし、そのキャラが持っていた知識や技能、アイテムなんかも引き出せる格別の能力を得ることになったわけです。

 

ダンジョンマスターを自キャラの持ってたアイテムで撃破し、召喚してきた国からも逃れたシズマ。道中で獣人の少女メルトと縁が出来て、隣国でも行動を共にすることになったわけですが。

自キャラの設定に応じた記憶とか感覚もシズマにフィードバックされて、女キャラに変化すると自意識も女性に引っ張られていくのは大変そうではありました。

シズマ自身のレベルを挙げて耐性を得られないだろうか、と考えていたりもするので頑張って欲しい所。

突如、物珍しいエルフだったり、とんでもない実力を持って暴力で事態を解決するのに躊躇いがない傭兵とかが現れた街の人々は大変そうでしたけどね……。



転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。4 ~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います~

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「ふうむ。サラナよ。温厚なお前が、ワシのために怒ってくれるのか。その心遣い、嬉しいぞ」

(略)

「だがな。騎士が侮辱された時、為すことはただ一つよ」

 

サラナ曰く西のボスであるところの、カルドン侯爵の招きを受けたサラナ達。

美容器具の販売や、ミンティ芋関連でお世話になっていることもあって断り難く、足を運ぶことになったわけですが。

カルドン侯爵家の面々もまた、考えが甘い部分があるというか。大人の社交をする間、子供世代で交流を持たせよう、と時間が作られたのに娘のシャーロットは親しみを持って接してくれたのに、息子のシヴィルは喧嘩腰で。

 

誇りを侮辱されたことにサラナは激怒。それを孫を可愛がってるお祖父ちゃんことバッシュが見つけ……決闘という名前の教育が始まったのは笑っちゃった。

魔獣を容易く蹴散らし、英雄と呼ばれるだけのバッシュの実力は本物で。それを感じ取れないし、討伐した魔獣エピソードを聞いてなお察せないシヴィルの残念さよ……。

今回カルドン侯爵がドヤール辺境伯に声をかけたのは、ミンティジュースの影響力が大きすぎ、国内のパワーバランスを憂いた結果だった模様。

 

国を荒らすつもりはない、という考え自体は間違ってませんけどね。

王国な忠実な臣下であるというスタンスのドヤールが、なんで国を揺らがすようなことをしてるのかまで考えが及んでいないあたりは甘い。

ただ分かっている人もいたので、そこは救いか。だからこそ、このタイミングで一回伸びた鼻を叩き折ろうってことにもなったんでしょうけど。

 

そんなひと騒動がありつつも、サラナはまーた面白そうな人材見つけているのでいつも通りではありますね。

魔鉄を採取するときにでる丸石と呼ばれる、量は多いが使い道が見つかっていない鉱石の研究をしていたロックくん。

それまでとは違う配合で、落ちても割れない強度にすることができたものの……武器防具の原料としてはまだまだ弱い。けれどサラナからすれば、発展性ありまくりの素材で。

スカウトして、研究施設に入ったロックくん、恵まれた環境で次々開発進めていったのは凄い。凄すぎて、ドヤールだけで抱え込むのは難しいレベルの事業になりそうになっていましたが。

 

これまでも多くの実績を積んだことでサラナと王家との婚約話が出てくるかも、なんて形で家族から釘を刺されることになっていたのは……それは、そう。

仕事に向ける熱意は素晴らしいけれど、夢中になって周囲が見えなくなってしまうのは良くないってのは、良い教えですよ。ちゃんと分かってくれる人が傍にいてくれれば良いんですけどね、会長。

 

裏庭のドア、異世界に繋がる 異世界で趣味だった料理を仕事にしてみます

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「その方は些か風変りでして、既存の価値観に囚われないというか……自らの利益になるかどうかなどは気に留めません。私はその方に協力すると誓いましたから、そのお約束を守るだけです」

 

祖母が旅行で長期間家を空けることになって、主人公の遠野恵真が留守を任されることになって。

それは彼女が仕事を辞めたばかりで時間的な余裕があったり、クロという飼い猫がいるが彼女以外の親族が猫アレルギーだったりするためだったようです。

居場所のなかを考えながら生きていた恵真にとっては、折角の役に立てる機会だ! というシチュエーションで乗り気だった模様。

とは言え、祖母は出来た人でしっかりと掃除とかも行き届いていて、すぐにやることなくなっちゃったんですが……。

 

気分転換に料理でもしようかと思ったところ、裏庭に通じているドアから少年2人がやってきて……「働かせてください」と言ってくるわけです。

不審に思って仕方ないのに状況なのに、パンケーキ焼いてあげている恵真は人が良い。

最初は近所の子供かと思っていたけれど、忘れ物に気付いて追いかけたことで、裏庭のドアが異世界に通じていることに気が付いたわけです。

繋がった異世界は黒髪の人物を特別視する傾向にある場所だとか。後に判明するんですが、異世界側に通じている扉には、高度な防衛魔法がかかっていて敵意や害意を持つ者はそこを通る事すら出来ないそうで。

だから恵真は極力表には出ないで、最初に裏庭のドアから入ってきた2人の少年、アッシャーとテオを雇う形で、食事処のような場所を営むことに。アッシャー達と交流のある大人と接点が出来たのも良かったか。

異世界では常識が違いすぎて、お互いに困惑することも多いようですが……充実した時間を過ごしているのは確かなので、良し。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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