ジャンプのワールドトリガーっていう漫画が個人的には一押し。
電子版で買っていたんですが、カバー裏にネタがあることを知ってつい書籍版も買っているあたり、ここ最近ないはまり方をしている感じ。
ミニキャラと各キャラクターの解説が入っているんですが、真面目なものではなくて割とネタ。開発の鬼怒田さんとか、いろいろ酷い(いい意味で)。地味に笑えるのもあるので、これから買う人には紙媒体の方を勧めます。

異世界への門が開いた街が舞台で、その侵略者と戦う組織がメイン。
メインの一人は、能力が低く才能もなく、努力と工夫で戦っていくタイプ。
もう一人は、実戦経験豊富で巧みな戦闘を繰り広げるタイプ。
組織内でちょっと派閥争いがあろうと有事の際は協力する大人がいるところ。
1巻から描かれていた事件が、連載中に起きている大きな事件につながるように描かれているのがなかなかいい感じですね。

各巻ごとの感想はすでに書いているのでそちらで。
ちょっと読み直していたんですが・・・気になるのはやはり時系列ですかねー。
4年半前の一次侵攻の際にボーダーが表部隊に登場して、5年前に最上は黒トリガーとなっていた。
・・・だったら、最上の弟子だったっていう迅は少なくとも14歳の時には「旧ボーダー」として活動していたわけです。
しかしその「迅より先輩」な小南は5年前の時点で12歳。先輩とはっきり言うからには1~2年程度はずれているんじゃないかなぁと思うんですが。
小学生すらも引っ張り出してメンバーにしている「旧ボーダー」って一体何なんだ・・・
1話でボーダーについて描かれている部分、真ん中にいるのが小南なのかなぁ、とか思います。

5年前に死んだ相手のことを知っていなかった、っていうのが空閑父のポイントかなーと。
4年前、空閑が11の時になくなり、6歳の時には「3つの教え」を伝えている。
教えを伝えたあたりでは既に近界を渡り歩いていたんじゃないのかなぁ、となんとなく思うんですけど。
遠征20~30回分の資料を一人で集めるとか、どんだけ猛者だったのかと。
最大の軍事国家で試作されていた「ラービット」の存在を知っていたり、そもそも「レプリカ」という変わった存在を引き連れているところも謎ですが。
あー読み返したら、キアンとアフトクラトルには7年以上前に滞在していたといっているので、時間軸が中々愉快なことになっていないか。

近界について知識をもって、対策を練っていないと、第一次侵攻のときに三門市は壊滅し、あるいは周辺にまで被害が及んでいたかもしれない。
・・・しかし、底知れないのは「旧ボーダー」がいつ近界のことを知って準備を行っていたのか
空閑父の行動を考えるのに、最低でも10年くらいは前から準備が進められていたんだと思いますが。
司令の 目的と絡めて、この辺の事情もそのうち明かされていくんですかねぇ。