俺は証明できない、ということがどれだけ相手の信用を損なうか知っていた。どれだけの言葉を重ねても、証拠がない、ただそれだけで状況が簡単にひっくりかえるということを、身をもって知っていた。
だからこそ黙っていた。
(耐えきれると知っているから)
そしておそらくこの考え方こそが、俺が神様に選ばれた理由の一つではあるのだろうなと……なんとなく、気付き始めていた。
小説家になろう連載作品の書籍化。
感想は書いてなかったんですが、WEB版は既読。
せっかく絵が付いたのに・・・個人的には微妙な感じがしたかなぁ。
あとは、結構今回で話進みましたよね・・・っていうか、そこで切るのかみたいな感じが。
もともと一話の分量が長いほうではありませんでしたが、家族に事情を軽く打ち明けるとこまで行ってるので。
その辺も少し引っかかるというか。
神様に魔法がある世界に転生させられた男。
だが、彼は一つのお願い事をされていた。
「魔力を使わないで貯めてほしい」。いつか来る、神の敵対者と相対する誰かの為に。
選んだ理由を話して、道具を渡して、なぜ魔力を溜めてほしいのかを放そうとしたところで時間切れ。
謎が残る状態で行われた転生。
魔力があるのが当然の世界において、魔力を溜め続けている彼は異端というか、魔力が道具に流れているためにその値が0と検出される異質な存在だった。
家が魔術師の家系というのも影響して、周囲からさんざん言われているようで。
それでも魔力を溜め続けている主人公は随分律儀というかなんというか。
WEBの連載がしばらく止まっていて、あぁ、このまま完結せずに消えていくのかなーと思っていたら、書籍化を機に連載の方も少し進んだので、なんとか完結までは言ってほしいと願います。
