「……子供じゃ、ありません」
(略)
「欲しいものには手を伸ばす……錬金術師です」
アイルゼンさんがなんか個人的に株が急上昇しているんですけど。
あの人中々面白いキャラクターじゃないですか。
女神と崇められたフェネシス。
敵に囲まれた状況で、どうにか危地を脱し、逃げ延びた先にすら問題があって。
鐘の鳴らない街。追い込まれた状況で、それは人々の心を徐々に蝕んでいく。
そして、ついには逃げられないほど問題は悪化し、聖女として祭り上げられていたフェネシスとその傍にいる錬金術師であるクースラたちへと持ち込まれるわけで。
そんな追い込まれた状況になってクースラたちは気になる書物を見つけたりとイベントが地道に進行中。
電撃大王の番外編にちょっとだけ出ていた異端審問官の名前が出てきたりと、行く先が少しずつ変わってきているのかなぁ、という感じです。
クースラ、オマエは本当に何をしているのかと。
『利子』であったはずのクースラがどんどんヘタレになっていっているのは、良いのか悪いのか。
迷っているあたりに人間味あって俺は好きですけどね、今のクースラ。
錬金術師であるからマグダラの地を目指すのか。マグダラの地を目指すから錬金術師なのか。
クースラがヘタレてる傍でフェネシスはどんどんしたたかになっていますね。
昔は、クースラが一方的にからかったり教えたりしている感じでしたが、少しずつ逆転していっているというか。
逆転、とまではいかなくても関係がどんどん変化していっているのは確かですか。
あと、地味にクラトール大公が気に入ってます。
演説というか、演出がうまいよなぁ、という所が。
アイルゼンさんともども地味に気に入ったので、いつか登場しないだろうか。
クースラたちが北に行くんだったら無理かなぁ。