「我々、女子体育委員はベストを尽くしました。(略)要するに、わたしが何を言いたいのかというと、」
「This is a pan(これはパンです)」
「問題児が異世界から来るそうですよ?」目当てで購入。
他の作品はほとんど知らなかったものでして。
「問題児~」だけで言うなら満足度は結構あるんですが、他の作品知らないとやっぱり楽しみ切れない部分があるので☆3つ。
・・・しかし、ある意味で一番印象に残ったシーンは冒頭のアレなわけで。
一応補足しますが、「パン」が「bread」じゃなくて「pan」なのは原作準拠です。
以下簡単に各感想。
「問題児が異世界から来るそうですよ? 白夜の送別会」
まぁ、タイトル通り、白夜叉が下層を去る際に企画された送別会のお話。
花盛りを楽しもうとしているあたり、十六夜って享楽主義のようでいて、風流人でもあるのかなーとか思いますが。まさしく「問題児」な我が道を進む感じが好きです。
最強の階層支配者と言われるだけの力はあるんですね。
十六夜より格上だった蛟劉ですら、苦戦するというか戦いにもなっていないという強大さに驚き。
格下相手に初手必殺、隙を突かれて、星獣召喚と、白夜叉は白夜叉で問題児な気もしますがね。
本当に「箱庭三大問題児」ってどういうキャラなのかすごく気になってきます。
十六夜が手に入れた、黒ウサギへの命令権とかも使われたみたいですし、どうなんですかねー。
いや、短編時代は楽しかったんですけど、本編で何らかの伏線になるのかと思いきや、と言う驚きがあるわけなんですけど。
本編、窮地に立ってますけど、いつかこんな風に馬鹿騒ぎできる日常をしっかりつかみ取ってほしいものです。
「彼女たちのメシがマズい100の理由 秋季限定パン食い競争事件」
原作は未読。しかし、ここまでタイトル通りの内容だったのか・・・
いや、もう「パン食い競争」と「事件」が結びつくのがまったくもって理解できないんだけど、確かにアレは「事件」ですね・・・
『まるでオレ達、刑の執行を待つ囚人みたいだな・・・・・・』
と、並んでいる最中に零す人が出てくるくらいには悲惨。
もう、休めよ・・・って言いたくなる感じがして、笑いました。
しかし、短編だから笑って読めましたが、本編がずっとこの感じで主人公がメシマズ食い続ける日々だと、見てるこっちのSAN値とか削られるんじゃないだろうか。さてはて。
「大奥のサクラ 地獄の片思い」
本編未読。
なんか、結構壮絶なかんじがするというか、なるほど確かに地獄じみているというか。
大奥のサクラってこんな話なんだ、という驚きがありました。
子どもの話が出てきていましたけど、その子が本編の主人公になるんですかねぇ。
重そうだから一気に読むには向かなそうですが、既刊いくらか出てますし、ちまちま追いかけてみますかねー。
「七星降霊学園のアクマ 悪夢で逢いましょう」
本編は1巻だけ読んだことがあります。
何となくの世界を把握している程度。嫌いじゃなかったんですけど、新刊買おうか微妙なライン。
そうやって悩んでたら今4巻くらいまで出てましたっけ。間違ってたらアレですが。
さらに手を出すのに悩むようになってしまって。
それはさておき。内容はタイトル通りに夢を操る悪魔を退治しろっていう作戦を果たすって感じ。
柚子の心情的になんかあるようでしたが、さてそんな要素があったかどうか。
ちょっと前に読んだから、内容薄れてて、新刊追いかけてないからなおさらわかりませんなー。
いつか既刊も追いかけてみますかねー。いつか。
「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している ある可能性の話~二次元ドリーム編~」
本編は2巻までは読んだかな。
避けられない選択肢を提示され、残念な生活を送っている主人公の話。
しかし、一発ネタとしてならともかく、ずっと読んでるとくどくなってきて、購読辞めたんですよね。
あとは、その「選択肢」から逃れようと行動しているので、巻追うごとに切れ味が微妙に。
今回も微妙な感じでしたかねー。あまり楽しめなかった。
「Round-Trip」
谷川流書きおろし新作。
新作書いてる余裕あるなら「ハルヒ」書けばいいのに、と思わないではない。
アレはアレで勢い止まり気味だから、もう今さら無理なのだろうか。
さておき、本編について。
周囲からカップルと思われている秀才の二人が、会話を通じて、ある意味当然のところへ帰着するお話。
淡々と進んでいくんですが、そのやりとりが結構笑える。
というか、傍から見ていて付き合っているように見えるのも当然だよなぁ、という感じで。
結構楽しめました。