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(前略)こうして、銀鳳騎士団の存在は周知のものとなり、この日列席した者達を起点として、フレメヴィーラ王国の貴族のあいだに、エルネスティの名が静かに広まっていくことになる。
その名前にはひとつの注意が付帯していた。曰く「銀鳳騎士団騎士団長エルネスティ・エチェルバルリアなる者は、凄まじいまでの開発能力を持つと同時に、想像を絶するほどの幻晶騎士バカである」と。


この作品はエルの自由さを満喫するものです。
そう思っていれば何でも許せるような気分になれます。
ここまで一勢力が驀進しまくってていいのかとか、エルの暴走に歯止めがかからなかったりとか。
戦闘とかあちこち微妙に引っかかる部分があったりとかで、物語としてちょっと物足りない部分はあります。

まぁ、自分としては、エルが本当に生き生きとしてるからいいか、みたいな感じですけど。
楽しそうに生きているあたりは、いい主人公なんじゃないかなぁ、と思いますが。
自分の趣味の為に周囲を巻き込んでいくあたりとかも、他人事だと笑ってみてられますし。
これ巻き込まれて振り回されている平の団員たち大変だろうなぁ。
大変さの対価として、最先端の技術、最高の環境、良き仲間と、決して悪い職場ではないんですよね。
国王の肝いりっていうのも大きい要素ではあるでしょうし。
ただ、団長が国王とかその友人である学院長とかにも止められない場合があるレベルで暴走するって問題があるだけで。……それが一番ダメか。

王命を受けた上で、頭の固まっている研究者の度肝を抜きに行くことに。
どんどん突拍子もない改造を重ねていきますが、見栄えとか重視して、効率と常識度外視するから、本当に親方さんとか大変そう。
前回の失敗から、そう簡単に期待を奪われないような工夫をしっかりとってきているのも好印象ではありますね。
対策早すぎだろ、とかそういうツッコミを必要とする次元にエルがいないからなぁ。
早いとかそういう問題じゃない。追いつこうって方が無理だ。