「なにを威張ってんだか。まあ、財宝はどれも魅力的で、だからこそ命を賭ける価値がある……と綺麗にまとめてみるか」
「魔剣がイチバンですーっ!!」
「コンチクショウ! 人がせっかくっ!」
ガイドブックとある通り、へっぽこシリーズの解説本。
ワールドガイド、ストーリーガイド、キャラクターガイド、ゲームガイド、コミック、リプレイの六章立て。
へっぽこシリーズ好きなら買っていいんじゃないかなぁ、という感じにはなってる。
ワールドガイドは割とあっさり終わってますが。
ストーリーガイドは中々。全10巻のリプレイだけではなく、ガイドブック刊行までに発表されてた短編やコミックの情報も収録。
短編小説が意外と出ているんだなぁ、という感じで。
リプレイの印象が崩れないうちにどうにかして探してみようかなー。
キャラクターガイドは、主要キャラの設定がが乗っていたり。
PC以外にも登場した名前付のキャラクターはとりあえず大体乗せてみた感じだとか。
ゲームガイドは「ドラゴンマガジン」に連載されていたコラムの再録。
ヒースとイリーナの掛け合いで、ソード・ワールドとは何ぞやとかシナリオの作り方とかを紹介していくコラム。
掛け合いがいつもの雰囲気で楽しいですし、読み物として短くまとまっているのは読みやすくていい感じ。
コミックは、1Pでへっぽこーずのへっぽこっぷりをよく描いていたなぁと笑えました。
フル装備で青い小鳩亭に乗り込んだイリーナが床板ぶち抜いたり。
筋力25のイリーナはもっと体格がいいはずじゃないかというムキムキイリーナとか。
人類限界に挑戦しているイリーナがやっぱりネタにはしやすいのかなぁ。あとは、貧乏性が板についているマウナもか。
リプレイはタイトル「瀬戸際の花嫁」。
GMが不慣れだったから、刊行予定のないセッションを単発でやった番外編だとか。
時系列的には、1巻の直後。なので、ノリスやガルガドがまだいる時期のエピソードですね。
なかなか楽しかったですよ。口八丁で戦闘回避しようとするあたりとか。ヒースも哀れな。
まぁヒースは普段が普段だからあれくらいでちょうどいいか。