「……《ビーター》、いい呼び名だなそれ」
にやりと笑い、俺はその場の全員をぐるりと見回しながら、はっきりとした声で告げた。
「そうだ、俺は《ビーター》だ。これからは、元テスター如きと一緒にしないでくれ」
コミック版を読んだので再読ついでに記事作成。
SAOのスピンオフというかIFのストーリー。
攻略に至るまでの時間をキリトたちはどのように過ごし、傷つき、乗り越えてきたのか。
今回は、第一層と第二層攻略。
ずいぶん厚くなりましたね……
各層でイベント+ボス攻略をするとなると、これぐらいの厚さにはなるのか。
これだけやってると、本編1巻の距離感がおかしいな、ってレベルになってきますが。
矛盾とかは無視して、こういうモノだと飲み込めれば楽しめると思います。
まぁ、一つ一つの話は面白いし、全体の世界観の方も気に入っているので、俺はあまり気にしない方向で行こうかと思いますねー。
第一層でさっそく取り上げられた、βテスターの問題。
彼らが初心者を見殺しにしたから、被害が拡大したのではないかというキバオウの意見。
対して、情報屋アルゴが提供していた、攻略の冊子が街中のショップにおかれていて、情報はもたらされていた、と主張するエギル。
まぁ、SAO世界において、避けようがない問題で、不和の種としては格好のものではありますか。
キリトやアルゴがお互いがテスターだろうと察しながらも何も言わないでいたり、攻略組プレイヤーのぎすぎすした空気とかはやっぱり死が目の前にあるからのものかなぁ。
ディアベルは万全を期そうとするあまり、気が急いて、失敗してしまいましたが。
彼が生き残っていたら、また展開は違うモノになっていたのではないでしょうか。
βテスターでありながら、人々を率いて攻略する姿勢を見せていた彼なら、ギルドを、雰囲気をよくしていくことすらできたかもしれない。
全ては儚い夢でしかないですけどね。キリトが、プレイヤー間の不和を呼びこまないよう、βテスターをさらにわけて。情報を抱え込む、βのチーター、ビーターと偶々運よく当たっただけの初心者であるキャラと。
クラインを置いていったこともありますが、ソロまっしぐらですな。なんだかんだでアスナとのイベントはこなしてますけど。
そして第二層。
まだ不慣れな序盤の層において、まさかさっそく詐欺行為を働くキャラが出てこようとは。
まぁ、実行犯の裏側には、その詐欺のネタを吹き込んだ、黒幕がいるようですけど。
なんかすごくラフィンコフィンの匂いがするんですけど、アイツらこんな時点から動いていたのか。
筋金入りだな、レッドプレイヤー。
というか、茅場さん、第二層から、βテストとの違いだすためにちょっとハッスルしすぎじゃないですか、とか思いますな。