「……でもな音羽。今日は護れたよ。大切な人を、護れたんだ……」
正直失速したかなぁ、という感じ。
というか、いつまでも同じ陣営、同じ敵を使いまわしていると、予定調和で面白くない。
そろそろ別の敵キャラ出せよ、と思います。
次回で第一部完、そして更にその次から第二部~ってことらしいですけど、読んでも一部完までかなぁ。
主人公が自分を「復讐者」と内心で思っている割には甘い。
これ結局最後には、仇の復讐対象すら許してしまうパターンじゃないのか。
いや、勘弁してくださいよ、って感じ。
盾使いだから、かつて大切なものを護れなかったから、他のものは護りたいと思う。
偽善ですね。それを自覚していればまだしも、こんな精神で「復讐者」と思ってるんだから笑える。
力の誘惑に負けたみやびを止める部分も、割とあっさりしていたかなぁ。
どうせなら一巻まるまる使ってしまえばいいのに。
みやびを止める⇒別の戦いを行う⇒みやびとデートイベントって流れは、真ん中の戦いが邪魔と言いますか。
真ん中の戦いも、敵陣営がどんどん小物化していった感が否めなくて。
いや、被害出てくるあたり、力的には上昇しているんですが、どうにも見せ方が中途半端。
学園側の思惑もよく判らないというか、どうでもいい感じになってきましたし。
なんか、上位陣営の会議がもたれていましたが、単語がくどい。鍵カッコ多用しすぎでしょう、という感じで。
これは悪い厨二感。
別のラノベで、こういう感じのいくつかの組織のトップが会議をするっていう感じのイベントありましたけど、もうちょっとスムーズだったかなぁ、と思います。
単純にやっぱり文章のくせとか見せ方の問題になるんじゃないかと。