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おまえが一生懸命に気持ちを伝えることで、おまえが大切だともう相手との絆も深まるだろう。
そしてその相手が、おまえが弱くて不完全な、あたりまえの少女であることを教えてくれる。
それは、おまえにとって、間違いなく幸運なことだ。


シザエル王の手紙が、ちゃんと格好いいところは格好良かったですね。
言葉を飲み込むな。きちんと気持ちを伝えろ、とちゃんと娘に対していい親であろうとしている感じが見えました。
それだけに追伸が惜しかった。いや、あそこまで含めてお約束か。

音楽祭に向かった、竜樹とギルマー。シャールと聖羅。
相変わらず、グリンダに熱を上げている男組と、それを妨害する聖羅のやりとりが楽しい。
けれど、物語は日常だけで進むわけではなく。
訪れたロマンシアでは終末教という怪しい団体が活動していたり、ギルマーに「勇者様を探している」という眼帯をした新キャラがしがみついたり。
竜樹がポーラローズ姫と微妙にすれ違ったり、絆を深めたりしています。
シャールはシャールで、不思議な赤毛の美女から頼まれごとをしたりしてますし。
船の上ではいつもの調子だった聖羅が、上陸してからちょっと様子がおかしかったりもします。

全てはつながっているわけで。
肝心なのは終末教の存在ですか。まるで本物のグリンダのように、謎を解いたり、不思議なことを起こしたりといろいろやっている人物が教祖のようで。
グリンダは本当に扉が目的でいろいろやっているんですかねー。そうだとして、何のためにっていう疑問は残るわけですが。

そして今回もまた最後に爆弾投げてきたなぁ。
ついにシャールが真実を打ち明けた……と思ったら、ここでグリンダ出てくるんですか。
迎えに来たわっていったい何を考えているんだか。一方で雪さんの事務所の話って正直なんだそりゃっていうツッコミ用のネタだと思っていたんですけど、割と根幹にかかわってくる感じですか。
社長さんがまさか登場してこようとは。マジに予想が付かない混沌とした感じになってきましたねー。