――あらゆる英雄は 過労で死ぬ
表紙がちょっとイメージと違うかなぁ、と思いながら手に取ったんですが。
読み進めている間は案外気にならなかったですね。
というか、結構あっているとすら感じました。
原作の方も絵師が変更になっていましたが、そちらの画よりはあっている感じがします。
最近はまっているシリーズの一つ、「天鏡のアルデラミン」のコミカライズ。
イクタとヤトリの卒業式の様子から、漂流してしまったそのあとの出来事が少し。
そういえば、高等士官の試験で「思うところを自由に述べよ」って随分毛色の違う問題が紛れてましたけど。
あれ結局誰が作っているんですかねー。微妙に気になる。
イクタは、実力がありながらも、それを進んで振るおうとはしていなかった。
ヤトリのコネを使って、首都の国立図書館司書のポストに収まろうとしていたくらいですし。
国が滅びる寸前まで怠けていたかったから。
結局その願いはかなわず、騒乱の中に巻き込まれていくわけですけど。
「あらゆる英雄は過労で死ぬ」。
そう記した彼は、引き戻せない一歩を踏み出した時、いったいどんな気持ちだったんだろう。
ここまでの関係を築くに至った理由とか、過去に何があったのかとかすごく気になります。
まぁ、原作の方で狐と対面したところだし、色々とあきらかになってくるのだろうか。