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「やりたい事があるならそれに向かって進めばいいし」
「それがまだわからないのなら 少しくらい回り道したって大丈夫よ」
「経験した事はどんあことだって ムダになる事なんてひとつもないわ」
「だから心配しなくても大丈夫」


家族ぐるみのお付きあいで、兄妹の多い詩原家と花枝家のお話。
ついに、というかなんというか完結です。
ここまでの作品の雰囲気を壊さずに、それぞれの交流風景を描いているのはいい感じ。
不器用な青春模様という感じがいいですねー。

年明けて、春になって。
隣の家だから年賀状手渡ししたり、高校見学に行ったりと、学生らしいイベントやってますなー。
蒼一と杏の交流のイベントとか、双子同士のやりとりとか。
進路相談の話とか。微妙に時間が飛んでいっているという感じが、巻きに入っていたんだろうか、みたいな邪推を生む。

ただ、最後の葉介の決断についてはちょっと微妙かなぁ、と。
あれだけ小春小春言い続けてるんだから、一言書けるぐらいはあってもよかったんじゃないか。
変わらないといえばそれまでですが、勝手なところがあるよなぁ、というのがまた。
そのあたりは気になりましたが、まぁ、全体的に嫌いじゃなかったですよ。
他のキャラクターの話とか、葉介のいない間の小春の話とか、後日談とか、いろいろ気になるところが残っているので、若干モヤモヤしますけど。