あの日までは 花凛は俺にとって花みたいな存在だった
でも今は 花より可憐で 前よりずっと近くにいて
この気持ちを言葉にするのなら――
恥ずかしくて声には出せないけど
愛しい なんじゃないかな と思う
きららフォワードで連載している恋愛もの。
遊園地で花の世話のバイトをしている主人公花ケ崎豊は、20歳の男子。
高校卒業後、実家に帰って家業を継ぐ予定だったが、ふと思い立ち遊園地でバイト中。
その遊園地には「めるんちゃん」というマスコット役の女の子がいて、遊園地側がピックアップし一般投票を経ているからか、普通に可愛い子が務めている。
そんな「めるんちゃん」役の女の子に、憧れのアイドルを見るような思いを抱いていた。
見ているだけで幸せだと思っていたが、ある日、縁ができてそれから少しずつ会話をしていくようになる。
じんわり進んでいくような感じがいいですねー。
主人公はうじうじしていますけど、「めるん」役の花凛が結構行動力ある方なので、バランスとれているんじゃないでしょうか。
あとはキャラの表情がいい感じですかね。
主人公の同期の掃除担当の奴のいらだっているオーラとか。
花凛の炊飯器の話が出たときの花凛の顔とかも結構面白かった。
結構花凛が表情豊かで、コロコロ変わっているようなんで、いいんじゃないかと。
主人公の方が、うじうじしていて、こう視点が下になっているような、落ち込んだ表情が多い分対比として輝いて見える。
とりあえず序章、知り合いじゃなかった二人が、知り合いになっていく過程が今回は描かれています。
開始時に恋人で、ただひたすらに甘い恋愛話っていうのも嫌いじゃないですけど、こういう段階を踏んでいく話もまた面白いものです。