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猫猫の頭の中でなにかが組みあがった。
しかし、推測の域をでないそれを言うのはどうであろうか。
(親父が推測でものを話すなって言ったから)
だから話さないことにした。


なんちゃって中華風ストーリー。
帯にはミステリーなんて銘打たれてますが、いうほどミステリーではない。
ラノベによくあるなんちゃって感。
いや、こんなこと言ってますが、それなりに楽しんで読んだんですけどね。

主人公は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていた少女。
だが彼女はある日、皇帝のおひざ元、後宮で下働きをすることになってしまった。
まぁ、入れ替わりのネタとしてか、誘拐された上で下働きに押し込まれたっていう状況ですが。
適当に仕事して、年季明けを待っていた彼女でしたが、ある日、皇帝の子供がみな短命であるという噂を聞いて。
持ち前の好奇心で行動を起こした結果、高官に目をつけられていいようにつかわれるように。

……この世界にもあるかは知りませんが。
誰か彼女にこの諺を教えてあげてほしい。「好奇心は猫を殺す」。
自分の体で毒があるかどうかを実験したり、現代にいたらマッドサイエンティストって呼ばれるような性格をしていて。
普段はおとなしくしているし、面倒事には近づかないようにしてます。
ただ、毒とか薬とかに関してはちょっとタガが外れやすくなっているっていうだけで。

薬や毒についての知識が、世界設定に比べて猫猫のものが進みすぎているようにも思いましたが。
まぁ、その辺はご愛嬌っていう感じで。なんだかんだで個性的な猫猫嫌いじゃないですし。