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「ね はじめ」
「なに」
「明日は何でケンカするのか楽しみだね」


ぼっちじゃなくなったからもう用はないぜ!
とばかりに、2巻で完結。

はじめのヘタレっぷりが光るお話でありました。
嫌いじゃないんですけど、どうせならもうちょっといろいろ描いてほしかったなぁ、と思います。
ちとせサイドの家庭環境について、とか。
付き合うまで引っ張ったんだから、付き合ってからのエピソードをもうちょっと提供してくれてもよかったんじゃないでしょうか。

結局、クラス全員恋人がいるという桃色時空が形成されたわけですが。
あそこまで行くと、伝説になってるんじゃないのかなぁ。
その内あのクラスの人間を拝むと恋人ができる何て迷信めいた噂が流れたりすると面白いのに、とか。

はじめが失言して、ちとせ怒らせてというのが黄金パターンになってましたが。
付き合うようになって、その湿原のフォローも自分でやるようになってたのが成長したなぁ、と。
ちとせも、はじめの失言癖についてはわかっているから気兼ねなく正面から言い合いしてる部分もあるみたいですけど。
付き合ってからも、なんだかんだ変わらず、今まで通りで。
けど、お似合いに見えるいい関係を気付けたようで、よかったんじゃないですかねー。 
結末としては嫌いじゃないんですけど、物足りない。惜しい。