週刊少年ジャンプの感想。
・松井優征 『暗殺教室』 第117話 珍客の時間
ユウジ君。「渚ちゃん」に興味を持ってしまった金持ちのボンボン。
憎めないキャラクターだと思っていたけど、今回違う面も見えて。
嘘をなくして、真正面から打ち明けた渚はどんどん強くなっている感じがしますね。
というか、殺せんせーを殺せなかった暗殺者でにぎわうとか恐ろしいな…
彼の影響もあってにぎわいだしたようですけど、さて、追い上げられるのかなぁ。
今回は別に対決ムードになっていたってだけ、でなにか因縁つけられたわけでも、賭けてるわけでもないから負けてペナルティあるわけじゃないんですがね。

・尾田栄一郎 『ONEPIECE』 第768話 あの日の引鉄
コラソンの意志をついで、ドフラミンゴを止めようと奮闘するロー。
これはルフィがどうこうするんじゃなくて、是非ともローに引導を渡してほしいよなぁ。
ドフラミンゴが外道なのは間違いないですけど、ルフィたちとの因縁ってそこまであるわけでもないからなぁ。
戦場があちこちに散っているせいで、どうにも盛り上がりに欠ける。
とにもかくにも、とっとと頭をつぶしてほしいなぁ。
 
・佐伯俊 『食戟のソーマ』 96 掴んだ答え
目利きの才能を急激に伸ばすことはできない。
だったら、別のアプローチが必要だ、ということで。
幸平が思い至ったのは食材を寝かせることで旨みを増やす熟成という方法。
燻製や、麹。さらには肉魅を読んで、肉の熟成方法を参考にしながら色々と試してます。
でふみ緒さんの晩酌風景からヒントを得て、何かひらめいてましたね。
そして準備期間は意外と短くまとめられて、もう決勝戦当日まで到達するとは。
もう1話くらい、準備のエピソードで葛藤するかと思ったのに。
熟成にかけたから、魚河岸に来ていない幸平を黒木場と葉山が不振に思ってましたね。
勝負を投げたのか。いや、そんなタマじゃない。なにをたくらんでやがるのか。
……そうやって、意識するぐらいなら、最後の最後で気にするくらいなら、目利きという点にとらわれずもうちょっと気にかけてやればいいのに。
会見のときに、敵は一人みたいなこと考えてたからなぁ、お互い。 
 
・空知英秋 『銀魂』 第五百十九訓 仇
現在での戦闘もだいぶ動き出しました。
もう師はいない。だったら。いや、だからこそ自分たちで止めなくてはならないのだと。
しかしまぁ、過去のエピソードでなんだかんだわかり合っていた彼らが、今ここまで至ってしまったわけ。
道をたがえた、最後のピース。
松陽に引導を渡したのが、銀時であるというのにはちょっと驚きました。
師か、仲間か。それで、彼は仲間を選んだわけですが。
これは、辛いし重い。そりゃあ、高杉にしたって、止まれないよなぁ……

・芦原大介 『ワールドトリガー』 第84話「三雲修10」
しれっと修母と一緒に見舞いに来てる千佳が、もう……
そして唐沢さんに冷や汗をかかせた修母が素晴らしい。
なんか一気に唐沢さんが人間味ましたような気がします。
そして唐沢に連れていかれた先で待っていたのは、ボーダーの記者会見。
あそこまで大々的な基地作って、お金回してもらっている以上、そりゃあ、事件が起きた時の会見ぐらいはするのか。
このあたりをなぁなぁにしないでしっかり描くあたりは、ジャンプ漫画では珍しいですね。
修が規約違反したときも、首にする流れでしたし。厳しく対応をしてるっていうあたりではボーダー上層部は評価でいます。
ボーダーがいなければ、対策を取っていなければ、民間人0という結果はありえなかった。
けれどマスコミとしては、内部に被害者を出したことは、ボーダーの防衛力に疑問を呈することになったのでは、と聞かずにはいられないわけで。
根付さんがちゃんと仕事してましたよ。なんか一気にできる大人の風格。記者相手にひかずに、しっかりと情報を伝えているのはなかなかできることではないと思います。
ただまぁ、ボーダーを護るために、容赦ない手を撃ったりするんですけどね。
うまいこと「規約違反をして訓練生でありながら基地外でトリガーを使い、敵に情報を渡してしまった可能性のある隊員」へと誘導して、矛先をそらすことで、報道被害を抑えようとした。
……まぁ、修の事なんですが。しかし、この意見が通ってしまうとか、忍田本部長とか林堂支部長とかはいったい何をやっていたんですか。何かしらのフォローは考えていたとは思うんですが、このままだと唐沢さんの評価が上がるだけで、終わるんですが。
若い方がトリオン能力が活用できるから、と現役世代は中学~高校生、よくて大学生が中心になっているわけですが。いくらなんでも、その隊員をやり玉に挙げるのはどうなんだろう。
現場の人間が活動しやすいように、上層部としては対応するべきだったんじゃないだろうか。
だって、これで修に非難が集中して、学校やボーダーをやめていたら。上位の隊員の中にも、何かミスしたときに、そのせいで同じような生贄にされるかもしれないと思うやつは必ず出てくるはずでしょうに。
褒めるだけの組織なんてない。賞罰ってのはセットですから、戦功に応じた報奨金を出している以上、違反に対しては何がしかの罰は与えられてしかるべきでしょう。
それがスケープゴートだっていうのはちょっと疑問符ですが。まぁ、今回は修回りの関係が強固になるイベントだと思えば、いい感じだとは思うんですけど。
さてはて、この状況で前に出た修はいったい何と発言するつもりなんですかね。

・古味直志 『ニセコイ』 第148話
羽姉が絶好調という話。
楽が看病してくれたことがきっかけで、心が軽くなった影響のようです。
元から楽が好きだと千棘に宣言はしてましたけど。さらに強くドキドキするようになっているようで。
その様子見て夜がなんか動き出してます。
二人を結婚させようと、画策してますけど……最後のドッキリはあれ下手したら怪我してると思うんだが、その辺どうなのよ。

・島袋光年 『トリコ』 グルメ302 食寶ペアの正体
アカシアのフルコース、ペア。確かスープだったはずなのに、猿王の体の一部とかどういうことかと思ってましたが。
何とも言えないオチが付きましたねー。
猿王の雄が雌に求愛する目的で、樹に飾り付けてた食材だとか。
……って、この輝きの数的に猿王、馬王と違って、種族として衰えて、ない?
というかアレ飾り付けちゃっていざ子孫を残すとかってできるんだろうか。
師範クラスですら再生するんだから、猿王も再生するのかなぁ。そうすると、無限に食える食材になるってことだろうか。さすがに限界あるのかな。 
 
・久保帯人 『BLEACH』 606 Divine Division
歳をとったとは言うてもまだまだ悪戯坊主じゃなぁ…
とか和尚が言ってますが。若かりしユーハバッハを知ってるんだろうか。
仮面の軍勢だった何人かが喜助と合流してましたが……あの、隊長格やられてるのに、副隊長二人と、隊長一人と副鬼道長しかいないんですが。夜一たちと一緒に送るつもりだったそうですけど。
……仮にも零番隊がやられている戦場に、副隊長二人送ってどうするつもりなんだ。
和尚が随分いい顔で笑ってますが…零番隊の頭って死神の頭目ってことになるんだろうか。
「ワシより強い死神が生まれないから」って下で総隊長やって、やられたあの人の存在意義って……

・後藤逸平『ハイファイクラスタ』 第11話 「ご依頼・・・承りました」
事件から一週間。
犯人たちの足取りは依然わからず。
ぺーたは普通に学校に通っていますが。
そこで出会ったのは。……ある意味お約束か。
表の顔をしって、同一人物だと気付いて。どんな対応を彼がするのかは気になるところ。
しかし掲載順的には大分厳しい状況だと思いますが。
どこまで描けますかねー。