秋アニメの感想まとめ。
今回は【TERRA FORMARS】、【トリニティセブン】、【魔弾の王と戦姫】。
【TERRA FORMARS】 「01 SYMPTOM 変異」~「09 TOO SAD TO DIE 雷雨の一粒」まで
原作は一応読んでます。借りものでしたけど。
1巻がかなり秀逸で、単巻で終わっていても問題なかったんじゃないかなぁ、というレベルの完成度。
実際6話で終わる構想だったのが好評だったためか、伸びていったようですけど。
で、その1巻のエピソードは2分割されて、コミックの限定版についているっていうなんともこすい戦略ですなー。
原作は面白いは面白いんですけど、キャラクターが増えて、思惑が複雑に絡んでいった結果、説明が多くなって進行が遅くなりがちなのが難点ですかね。
あとは、人同士でドンパチ始めたり、Gどもが技術盗むんで適応するのが早すぎたりとあちこちツッコミどころあるんですけど。
技術を奪うとか、これもはやGじゃなくて別のナニカだろ……二足歩行してる時点で今さらですけど。
アニメ自体も画とかは悪くないと思うんですけど、能力やらの解説部分が何とも言えない感じ。
最新のアドルフの戦闘回とかもうちょっと頑張ってよかったんじゃないのかなぁ。
なんか、せっかくのランキング2位の戦闘シーンだっていうのに、すごく見えない。
あとは、影が濃くて分かりにくい場面とかもあるしなぁ。
部隊ごとに、非戦闘員との割合とかがあるのがまた何とも言えないといいますか。
大勢で動く以上、精密機器がある以上、エンジニアとかがいるのはわかりますが、Gだけを相手にすると考えた場合でも、非戦闘員が思いの他多いもんで、行動のハードル上がっているように見えるんですがね。

【トリニティセブン】
「#01 魔王候補(アドミニスタ)と第三の選択(サードセレクション)」~「#08 魔道勉強(スタディ)と安息日(ホリデイ)」まで
原作はある程度既読。
まぁ、かなり歯抜けな感じで勢いとキャラの魅力で押していっている感じは、原作の雰囲気ママですねぇ……
巻数増えていくうちに解説とかされていくのかと思ったら、どんどん流れるように話が進んでいって、老いていかれている感じがたまらないんですけど。
そんなわけで、最近はちょっとコミックの方から手離れてしまってるんですよね。
行間を読めと言わんばかりの展開で、こうもうちょっと何とかならないのかなぁ、と思うんですが。
アスティルの写本の勝手気ままな感じは、いいと思うんだけどなぁ。
トリニティセブンの少女たち。魔導の奥義を窮めた、っていう割にはなんかたびたびピンチになってますよね。
いや、それだけ敵も役者をそろえてきてるってことなのかもしれないけど……なんか、パッとしない。

【魔弾の王と戦姫】。 「第一話 戦場の風姫」~「第八話 二千対二万」まで
ティグルの弓がすごく見えない!
もうこの作品はこの一言に尽きるんじゃないでしょうか。
1話見た時に、なんか戦場だっていうのに、これからのティグルの命運を決めるエレンとの邂逅のシーンなのに、迫力に欠けて、物足りなさが際立ってしまっている。
でその後の戦争シーンも、戦場の様子を、チェスのコマを使って表現しているのが何とも言えない。
いや、そういった道具に頼らず、どう演出するかが腕の見せどころじゃないんですかね、コレ。 とても残念です。
オープニングの曲は嫌いじゃないんですけどね。
今期のアニメの楽曲は結構いい感じなのが多いんですけどねー。
内容は微妙に思えてしまうのがなぁ……
竜技、黒騎士、戦場での動き。黒い弓の力。
原作の描かれ方がいい感じなのに、アニメでの迫力が足りないのが本当に残念。