「だから教えてくれ セージュン」
「俺の望みが どういうことなのか」
電撃文庫の鈍器と評判の、全然ライトじゃないラノベ、境界線上のホライゾンのコミカライズ。
厚さを自重しないあの本を見ると、ダンベルでも作ってるのかとたまに疑問に思います。
アニメが結構良作でしたけど、このコミカライズも中々いい感じですね。
アニメは、あの厚みをよく1クールで落とし込んだなぁ、と思ったものですけど。
画と動きでおぎなって、あの厚さを構成している説明をあちこち削っているんですよね。
そこでいくと、コミカライズは、アニメと原作の間を行っているといいますか。
説明削っている部分とかもあるんですけど、原作よりは取っつきやすいかなぁ、という感じですね。
初心者にはアニメから漫画、それでなお気になるんだったら原作っていうコースが情報量としては優しいのかもしれない。
個人的には、あの登場人物たちの頭おかしいんじゃないかっていう川上節なやりとりを楽しんでいる人なので、原作をぜひ読んでほしいところなんですけど。
閑話休題。
とりあえず今回は 、シロジロと直政の相対が終わって、ネイト登場。
そこからトーリと正純の討論、賢姉が出張る延長戦とその決着まで。
討論とかのシーンは良いんですけど、戦闘シーンはちょっと絵が微妙といいますか。
流れが見えにくい。その辺はアニメが良かったからっていう部分もあるとは思いますが、それにしたってもう少しどうにか、と思ってしまう。
書きおろし小説は『落雷場の処罰者達・中編』。
短いに、外道属性満載とか、川上さん自重しない。
神道、本当に大丈夫なんだろうか。この世界の外道たち相手にするには必要なのかもしれないけど、神道自体が外道になっていないか、コレ。
まぁ、浅間からして、射殺巫女で大酒呑みでいろいろ突っ走ってるから、問題ないのか。
しかし、青雷亭のホライゾンの接客は、アレでいいのだろうか。
いや、旗から見ている分には面白くていいんですけど、実際それを頼んでる人がいつもいるっていうのは中々凄い事なのかと。
あれか、仲間内でロシアンルーレット風に外れ混ぜた菓子を食うとか、そのノリなのかなぁ。
「ははは、メジャースイーツで安心した貴様の負けだ!」
「抹茶なんだからフツーは砂糖入りませんよね。まだ慣れてない人達ですか」
「わ、私たち、慣れてきてますわよ!?」
こんな会話が飛び交っているお店。
面白そうで、ある種の名所にはなるだろうけど、自分で注文する根性はないなぁ。
水を注文して、なぜか粉末がやってくるという謎の店員がいるお店。・・・自分で書いていてまったくよく判らないんですが、これで嘘がないっていうのが。
さて、次回以降は、ホライゾン救出行ですねー。楽しみ。