「あんたにゃ色々と嫌疑がかかってる。署まで同行願おうか」
(略)
「お手柔らかに頼むよ。戦うのは実に余年ぶりだから……ね」
今回は、あまり話進まなかったですね。
読者的にはわかっていた情報をちょっと整理しただけ、という感じ。
クリスマスの時期になったので、諸葉たちは理事長とまーや、サツキと静乃、レーシャとクリスマスパーティーを行うことに。
プレゼント選びで歩いていたら、魔女の館の管理人であったネリーこと宇佐子と出会って、万理からも話を聞いて、熾場の正体とか背景を推察するわけですが。
日常会でちょっとほのぼのできるかなぁ、と思っていたら、敵も動いてるんですよねぇ。
異端者を造っている集団。
不可視は田中先生なんじゃないかなぁ、とか。
1巻でその力に酔って暴走していた石動隊長の弟、厳がさらに暴走を始めてましたが。
なんとまぁ、成長のないことか。
六翼の連中に目を懸けられその妄執を活かして魔神級に変質させられてました。
手間はかかるけど、強くないといわれる何とも残念な出来でしたけど。
今回の本番はその戦いを観察していた相手と諸葉の戦いでしょうか。
まぁ、わかり切っていたことですが、牢獄にいた男が最後のランクSであったようで。
同時に、六翼会議の筆頭。
背教者たちの旗頭。その弱さを自覚しているからこそ、潜伏し、策を練り、時を待つ。
螢惑を極め、それを活用した技を使う。シンプルだからこそ、極めていると対応が難しい手合い。
ただやられているだけじゃなく、しっかり反撃もするあたり諸葉も大概ですが。
Sランク同士の喧嘩とか容易に地形代えられそうなのがまた。
……諸葉は喧嘩じゃなくても一人でしれっと気候変えるんだから今更ではあるんですが。
結局今回は状況が許さず引き分け、ということになってましたが、敵はあきらめないでしょうし。
なんか厄介な人が陣営に引きずり込まれてましたし、どうるんですかアレ。
予告によれば次回はアメリカ。まだ諸葉とあっていないランクSと対面する流れですかねー。
さて、会議の場面では発言はしてましたが、いったいどんなキャラなのか今から楽しみ。