
「同じ意味だ。おまえも気づいているとおり、こやつは目的を果たすためなら人並みの暮らしなど歯牙にもかけず、ひたすらわが身を削る類の男だからな」
(略)
楽をするための努力を惜しまないのがハルの流儀。
だが、それは逆を言うと、成功のための苦労をいとわない気質でもある。
ハンニバルを退けたと思ったら、ソロモンの王様がまだ足掻いて。
近く似た羽純と一緒にソロモン王の箱舟に取り込まれてしまいます。
魔術によって空間をゆがめていて、船の中とは思えないほどいろいろあるみたいですけど。
あと、引きずり込むついでに幻覚を見せたものだから、冒頭、遊び心が暴走しすぎてアレでしたけど。
全体的に見れば、羽純可愛かったでいいんじゃないかな……
晴臣も言ってましたがソロモン王と晴臣は、おおよそ同格なんですよね。
だから、今回はそこまでピンチっていう印象もなし。
伏線とか、説明回に近かったかなぁ。
箱舟の中でであったシャミーラムという、ソロモン王の遺産管理を託された魔女。
古代の強力な魔女であった彼女の助力を得られたこともあって、割と温い展開だった感じ。
その過程で晴臣が色々と魔術の知識を深めたり、羽純が天啓を得て成長したりとイベントは着実に発生してましたけど。
今回明らかになった雑種の竜に関する晴臣の考察。
龍に変ずるまでの道のり。ただ竜になるだけ、で終わるわけではなく。
デメリットが今回明らかになった形ですけれど、それを知った羽純たちがどうするのか。
どれだけ晴臣が人でいられるだけの時間が残るのかっていうのは気になるところです。
ヒロインたちが、どういう行動を起こすのかも。
ソロモン王の遺産を継承してしまった以上、その時間はまた削られたはずで。
ガラドや雪風の姫も行動を起こそうとしているみたいですし、また、ひと騒動起こるんだろうなぁ。