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大悟:俺だって、あのころに戻れたらどれだけ幸せだろうかと思うさ。けど、時は戻りやしない。
(略)
大悟:泣いてるばかりじゃ……想い出にすがるばかりじゃ、前には進めない。ただ、取り残されていくだけだ。


トワイライトシリーズの完結巻。
「第一話 快男児故郷に帰る~帝都壊滅計画~」と「第二話 快男児よ永遠に~降臨! 恐怖の月面総統~」の二話収録。

一話のタイトルにもある通り、ついにあの快男児が日本へ帰ります。
最も、同時に副題の帝都壊滅計画と向き合い、過ぎ去ってしまった時間に痛みを覚えたりもするわけですが。
ハンドアウトの時点で大凡予想は出来ていたわけですが。
大切だったもの。離れていたために壊れてしまったもの。
そうした過去と対峙するシーンは、大悟の格好よさが光っていました。
ダブルクロスの、しかもこの「悪魔的天才」とかキワモノの敵ばかりが出てきているトワイライトシリーズとは思えないほど、ミドル8シーン目の料亭での静かな決別のような、格好いいシーンが描かれようとは。
いや、大悟は常にこれぞまさしく快男児という感じで活躍してくれて、良い場面が多くあるんですけども。

ギョームは予言書の力が衰え、なんか飲んだくれになってますし。
そういうロールプレイをして、落ちぶれながらも、最後の一線は超えず踏みとどまったあたりはいい感じです。
フィンとクリスは今回は、サポートとしての面が光ってましたかね。
大悟、戦闘特化してて探偵のくせに情報収集壊滅的ですし。
2巻までの経験もあるので、4人での交流に危なげなく、1話のクライマックスとかで、判れて行動するときも安心してみてられましたけど。

そして、今回の敵もまたレベル高かった……なんだよ「メフィメフィ」と笑うとか。
設計図から弱点が知りたかったら「知識:超神秘機械工学」で判定してもらおうかとか……なんだその摩訶不思議技能。トワイライトの世界は本当頭おかしいな!(褒めてる)

二話が、リプレイの最終話となるわけですが。
敵は一話で登場した悪魔的天才ファウストと、総統。
月面総統の恐ろしさよ……あれ、実際撃たれたら回避方法ないからなぁ……。
大悟の決断が、潔かったといいいますか。
敵ですら救おうとするその心意気が、彼の信条というか、粋を感じさせて、これぞ快男児と思わせてくれるのでしょう。
これ以上ないほどネタリプレイではありますが、笑えて、でも決めるところでは決めてくれる中々良質な作品だったと思います。