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「日本の諺にはこういうものがありますよね」
「何!? また余計な事を言うの!?」
「バカな子ほど可愛い、と」
「諦めろ明久。世界でこの人ほどお前を愛している人はいないぞ」
「待って! それは僕が世界で一番バカだって思われてるってことなの!?」

明久の姉が、明久の一人暮らし監査として送られてきた。
減点方式で監督される毎日。どうにか脱したければ、試験でいい点を取るしかない!
という事で、勉強に臨む明久。
まぁ、日ごろの行いによって、多くの先生から保健室息を勧められることになるんですが。
身から出た錆。

せめてもうちょっと人間らしい生活していればよかったのに。調味料だけで生きていこうとするから、こういう時に焦る。まぁ、逆に、そんな極限生活で生きていけて、姫路料理を乗り越えられる明久が人間の範疇かというと……姫路料理は本気で死が待っていると思うんですが。

とはいえ、勉強が出来ようとも常識がかけているあの「姉」だと明久の苦労もひとしおか。
まさか、バスローブ着用で外から訪問されようとは。
うん、アレは恐ろしい。世間の目的な意味で。

大量に減点を食らったので、その分だけ成績を向上させないといけない、ということになり勉強に励む明久。
Fクラスメンバーの家に放課後集まったりして、勉強しています。なんだかんだで、理由が付けば勉強しようとするんですね。ここまで切羽詰らないとしなかった、という見方もできますけど。

しかし、明久は、点数が向上してきていても、バカなことに変わりはないんですよね。
……なるほど、こうやって、試験で点数は取れるけどバカ、っていうバカテス世界の成績上位者が出来上がっていくのか。彼ら彼女らは、明久ほど追い込まれる前に勉強をしているんだね、うん。
個人的に納得がいった。

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2008-11-29