「わたし達これからどんどん成長していくんだ それはもう変えられない」
「ケンカなんてしてる場合じゃないってわかった」
「だから私も立派に成長していつか戻った時 ユウタが喜ぶような姿になるから」
「二人でがんばっていこう」
表紙のイラストにあるように、男女の入れ替わりものです。
ただ、この手のものとしては珍しいのは、長期にわたっているところですよね。
小学生の時に入れ替わってしまい、元に戻れないまま三年間。
中学生に進学する歳になったというのに、入れ替わったまま。
夫婦仲が冷め切った家に住む、真面目でお堅い少女、大塚結依。
暖かさのある過程で弟ともよく遊ぶ、面倒見がいいけど悪戯好きな男子、木村佑太。
お互いの環境とか、男女の差とかに迷いながらも、なんとか日々をやり過ごして。
秘密を打ち明けられる友人がいたのは、中々得難い、こんな状態になったからには重要な要素だと思うので、和馬のことは大事ににしてほしいと思います。
佑太も結依も、すごいと思いのは、三年間入れ替わっても、性格が影響を受けていない処か。
いつ戻ってもいいように。お互いがどう過ごしたのかを報告し合っているのも、あるかとは思いますが。
それにしたって、結局は今までと全く違う環境で、違う人付き合いをしていく羽目になったんだから、「少し変わったね」という部分が生じてもいいと思うんですけどね。
なんか最後の書き文字が不安をあおりますが。
入れ替わったままであることになれて来て、普段は彼らなりに普通に過ごしてますけど。
でも、悩みは尽きないわけですよね。成長期だから、どんどん変わっていってしまうわけですし。
「次に来るマンガ大賞」の帯を見て買ったんですが、割に好みな絵柄でそこそこ読めた。
