ナハト:「……沈黙がなければ言葉は生まれん。闇がなければ光が輝くこともない。我らはしょせん対なる存在」
(略)
「この地にありてわれらは旅人、そしてただの影。肉の身を去るに悲しきことも、悔しきこともない。ただただ空に還るのみ」
ナハト:「眠れ。これは一夜の夢に過ぎん」(後略)
戦争犯罪人として囚われている女君主ガーネット。
かつて、戦争時に虐殺を行ったとして預かりの身となっていた彼女。
メイジアカデミーの命令で、幼き領主に従属して、新天地へと赴くことに。
魔境の島。癖のある傭兵、魔術師、投影体。
害の少ない島と言われてきたのに足を運べば、人食いの巨人が闊歩していて。
魔境探索からの混沌災害の平定という、グランクレストの要素をうまく描いてる感じ。
戦闘時のマップは書き文字多くてちょっと今一つ見にくかった感じ。
PCで虐殺の経歴を持つロードとか、思い切った設定だなぁ。
まぁ、それをうまく使って、人々の交渉のネタにしていたといいますか。
上手い事演出していましたね。ガーネット、侮りがたし。
アレだけのことをしてなお、屈せぬその志は、なるほど君主として恥じない立派なものでありました。
人嫌いのエルフに、戦闘狂の傭兵。
エルフは初登場なのに、こんな濃いキャラで良いのか。
ガーネットが紅一点なのにあの経歴だし、他のキャラは濃いし。
王道をいくリプレイであった感じですねー。
エルフのナハトと、チカタの会話が案外いい味出してました。