「いくぞ、英雄。少女を選ばなかったことを、死ぬまで悔やめ――!」
「知るか、化け物。独りで悔やんで、一人で消えろ――!」
ハインの襲撃を受けた後、パリンクロンから唆されて。
いやぁ、暗躍しているあの男がすごく楽しそうですな、本当に……
ジークが生誕祭で行われること。ラスティアラの事情を聴いて行動を起こして。
それまで積み上げてきたものを活かして、願いをかなえるところは格好良かった。
主人公やっているなぁ、という感じでしたけど。
途中から逆転されるのが、いいですよね。
200Pのところの見開きイラストが中々。
鵜飼沙樹さんのイラスト久しぶりに見た気がします。
あちこちで絵師交代したりしているので、ちょっと心配。
マリアの愛が重いというか。
アルティの願っていた、『恋の成就』に隠されていた本当の願い。
どのヒロインを選ぼうと、爆弾を抱えていて、下手すればやけどじゃすまない。
選んだ相手の抱えている問題もそうだし、選ばれなかったヒロインたちの爆弾にしたって問題だし。
ジークがいったいどういう道を選ぼうというのか。
それが気になりますが……敗北を経て、精神をいじられた上でジークが何をどうするのかが、気になるところです。