「――――私達もまた、救われたい存在だから」
(略)
ミナリ:そう。だから私たちは死を選ばない。私たちはあきらめない。……立ち止まればそこで終わりだと知っているから。
「Case05 人ならぬモノ~Philosophical Zombie~」と「Case06 因果の鏡~Kiss and tell~」の二話収録。
5話は、ミナリがメインのお話。
かつて犯罪組織に居てコマのように扱われていた彼女。
今ではUGNに属し、委員長キャラを確立し、真面目に日々を過ごしていますが。
自分の過去を思い出す、同じような扱いをされているオーヴァードと出会って。
しかし、オーヴァードを商品として扱うとか、チャレンジャーもいたものだなぁ。
証拠をつかませない段取りがあるからこそって言うのもあるでしょうけど。
大体が超常の力を持っている、怒らせたら何をするかわからない相手。それを商品とするんだから、人の業の深さを実感するといいますか。
ただ、そういう相手側の事情を知る前に。
薫の暴走トークで状況が一変してしまったのが、もう五話のダイジェストでいいんじゃないだろうか。
あの場面は笑った。大分色々なものがずれても軌道修正したGMは本当お疲れ様です。
第6話は、結構面白いたくらみが盛り込まれてましたね。
テーマは「ロイス」。ダブルクロスでダンジョンが、という妄言が割と真に迫っているといいますか。
ダブルクロスのシステムでも重要なものですからね、ロイス。やっぱりそれを活用したシナリオって言うのは結構面白かったです。