紫帆:わたしにとって、きっとレネゲイドは〝人を助けられる“ものなんだ。
アライブシリーズ、完結巻。
「Case07 過去からの使者~Bite the Dust~」と「Case08 悠久の光~Odyssey~」の二話収録。
最終巻全体を通してのテーマは「レネゲイド」。
銀の目になる賢者の石。
鴉と紫帆が持つ、特殊な石。全てのはじまり。
紫帆の記憶も戻り始め、鴉も本格的に行動を始めて。
事件は終幕へと一気に加速していきました。
新たな石の適合者が、保護を求めてUGNに接触してきて。
それを追ってアキューズも市内へ侵入し。
長い付き合いとなった敵との決着というのはやっぱり熱いものがありますねー。
柳也がクライマックスでは本当に格好良かった。
薫の妄言も加速度的にひどくなって、市内になんか怪しげな研究所作ってますし。このあたり、マッドサイエンティストの面目躍如といいますか。
テレーズもよくもまぁ、こんなよくわからん報告書書く相手を子飼いにしてるもんだ……
いやまぁ、P126あたりでやっていた問答のように、たまに切れ味鋭いから、そのあたりを評価しているんでしょうけど。
鴉との決着。
戦う理由がなく、巻き込まれ続けていただけの紫帆が見出した、彼女の理由。
いやぁ、最後のGMの想定を超えて導き出した答えは痛快だった。
確かに紫帆は、希望を見出して、それを掴んだ。
いい最終回でした。