
「目指すところは決まっていても、それは刀藤さんが選んだ道じゃない。それじゃダメだ。それじゃきっと、遠からずどこかで行き詰まってしまう」
そうだ。成すべきことは自分自身で見定めなければならない。
自分の望まぬやり方では、いつか力が果ててしまうだろう。
六つの学園の生徒会長が集まる会議とかも行われてます。
レヴォルフの生徒会長が星脈世代でなかったり、アルルカントは実質お飾りみたいな状態。
でも、クローディア含めて、誰もかれも癖がある人ばかりで、油断できません。
今後主人公たちとも接触してくる面子もいて、その立ち位置とか視点の違いが中々楽しいんですが。
前回の騒動を受けて、縁ができたという事で、タッグを組むことになった綾斗とユリス。
チームプレイを磨きつつ、綾斗の封印の限界を図ったりしています。
一方で、綾斗の転校したてで情報が少ないことを武器にしようとも語っていたわけですが。
ひょんなことから、序列1位と戦うことになって、一瞬で情報広まってしまう展開に。
まぁ、あそこで止めに入らなかったら主人公じゃないよなぁ、という感じなので、綾斗を評価したいところですが。
星導館の序列一位。
それは、若干13歳にして、無類の刀使いである刀藤綺凛という少女だった。
剣術の腕に置いては、全力の綾斗を上回るとかなんとか。
本人は良い子なんですけど、叔父がいい感じに悪役っぷりといいますか。
自分の出世のために彼女を利用しているのが、明らかで。
綾斗と交流して、綺凛が自分で道を選ぶようになったのは良いことですねー。
……しかしまぁ、2巻目にして年下手籠めにするとか綾斗もレベル高いというか罪深いというか……MFだから、いつも通りではありますが。