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「……テメェ。人の弟に何しやがる」


問題児シリーズの第2幕。
タイトルが変わっての新展開が始まります。
十六夜に振り回されていた、焔と鈴華がついに箱庭に呼び出されて。
まぁ、女王の意向と太陽主権戦争のアレコレが混じっていて、通常とは違う形になっているみたいですが。
それにしても十六夜の弟妹がかなりまともだ。
十六夜に影響受けてるなぁ、と思うところもあるんですけど、常識人っぽい要素もあるし。
てっきり、焔たちの様子をちょっと描いてから満を持して十六夜たちは出てくるのかと思ったんですが、意外と登場早かったですね。

焔と鈴華の恩恵については、大枠での情報が開示されてますね。
どうしてそれを持つに至ったかという背景が謎ですけど。
そして一緒にいる彩鳥お嬢様。前作最終巻で描かれていた通りのあの人なわけですが。
箱庭の世界に帰ってきて、記憶を持っていながら人間として生きてきたため腕が鈍り守れないことに憤りを感じたりしています。
顔を出すようになったことと、外界で人として生きてきたこと。
焔たちと交流するようになったことも併せてでしょうけど、大分柔らかくなってましたね。

そしてついにクイーン・ハロウィンも登場してましたが、なるほど問題児だ……
自分の思うままに行動しているのが、短い場面でよくわかる。
外界で帝天が行動しているのは描かれていましたが、なんか他にも降天しているのがいるみたいで。
色々と状況が動いている感じがしますねぇ。
十六夜の主観時間で箱庭では3年が過ぎたようですし、それまでにどれだけの功績を残し、問題児として暴れまわったのか気になりますなー。
焔たち新キャラの紹介という面が強くて、耀たち前回からいる主要キャラクターは次回以降のお楽しみ。
彼ら彼女らの成長・変化が今から楽しみでならない。
とくに耀はダメダメスタートからどれだけ変わっているんだろうか。精霊列車が実用に至っていたりと、六本傷主導とはいえ、順調に成果は出てると思うんですが。

今回は出題編と解答編ということで、続くんですよ! 
新作~と意気揚々と読んで続くときの衝撃といったら……
いや、途中で残りページからして終わらないなって察してはいましたが。
黒ウサギがロリ兎になっていたり、アンダーウッドが様子変わっていたり、そもそも第二次太陽主権戦争の幕が上がっていたりと気になる点が多いので、続きはよ。