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真実は残酷だというなら、きっと嘘は優しいのだろう。
だから、優しさは嘘だ。
(略)
いつだって期待して、いつも勘違いして、いつからか希望を持つのはやめた。
だから、いつまでも、優しい女の子は嫌いだ。


今回のイベントは職場見学。
それに至るまでにいろいろあるわけですが。
例えば、友人をバカにする噂が出回っているから、対処してほしいという相談だったり。
相談に来た八幡たちのクラスメイト葉山は、なにやら雪乃と過去に何かあったようですけども。
葉山が友人を語るたびにばっさり切り捨てていく雪乃のやりとりとかは笑えましたが。

由比ヶ浜が八幡のアドレス確認する場面とか、微妙に距離感計りかねている感じがもどかしくていい感じ。
雪乃と八幡が面白いぐらいぶれないから、こうやって状況を変えようと動いてくれる彼女は本当に貴重だと思います。
八幡視点で話が進んでいくので、戸塚の天使度が留まるところを知らないといいますか。
作中で最もまっすぐ青春送っているのは戸塚なんじゃないだろうか……
葉山の悩みに対して八幡が提示した解決方法って言うのが、発想の転換があって納得してしまった。
捻くれた答えではありますが、普段のやりかたからすると、穏当に収まった方じゃないだろうか。

もう一つ、八幡の妹である小町を通して悩みが持ち込まれていましたが。
それによって、小町と奉仕部が接点を持って。
1巻では明かされていなかった、由比ヶ浜との過去が八幡の知るところになっていました。
けど、知った後の行動がアレか。
ぼっちを極めすぎていて辛い。苦手に思う空気を流すんだったらやらなければいいのに。
それぐらいのことは分かっていただろうに。でも、そこで打ち明けてしまうあたりが八幡だよなぁ……

しかしネタ度も相変わらず高い。
『スクライド』とかすごい懐かしいんですけど、逆に今の若い人分からないんじゃないのか……
ちょくちょく千葉ネタも挟まっていて、思わず吹いてしまう。