榎「いやいや、恩師の受け売りだけど、『設定は作中で語れ。じゃないと読者は驚かない』というのがあってね。あえて設定書というものは作ってないんだよ」
椿「原作サイドである僕まで驚かせてどうしたいんだ君は――・・・・・・ひょっとしてさ、他のintial-Yシリーズの設定ってあったりする?」
榎「え、あるよ。全機」
椿「よーし、今すぐテキストに起こそうか、な! ホントに困るからそれ――!」
原作が好きなので購入。
リューズの中身(歯車)とか、都市の歯車の様子とかが書かれていて満足。
特に歯車な都市の様子っていうのがあまり想像できていなかったんですけど、あの見開きは結構インパクトありましたよ。
アレは凄い。しかし、別の疑問としては別の都市に異動するのって結構大変なんじゃないかなーとか思いましたが。
歯車として回転しているなら、陸路ではいけないだろうし。短距離用の飛行機とかヘリで移動するんだろうか。
絵としてのインパクトもありますし、アレを成し遂げた『Y』っていうのがどれほど変人だったかもよく判るというものですよね。
まぁ、地球を歯車で再現するっていうのが既に阿呆な試みなんですが、それを成し遂げるための歯車とかってどうやって作っていたんだろうか。
都市を載せられる歯車があるってことは、それを作るために、それよりも大きい「製造の道具」とかが必要になるんじゃないか。
いや、リューズとかのトンデモ能力使うと案外解決できてしまうんでしょうし、実際解決して、成し遂げた空こそ、歯車で再現された世界っていうものがあるんですけど。
ただ、リューズの修理の風景はちょっとなー。
歯車抜いちゃいけないんじゃないのか。修理風景ちょっと変更入ってましたよね。
機構好きの変人だけど、素人だからもっと手間取っていたじゃないですか。
なんかあっさり終わってしまった感じがあって、何とも言えない。
ところどころ違和感があるんですが。
まー、その分良いところもあるので、そこの温度差が解消されると良いんですがねー。
そして原作者2人が、対談式で1Pの後書き出してるんですが、こんなとこでまで共食い披露しなくても。いや、面白かったですけどね。