
「評価してほしいなら実績を示すのが先 魔法以外で評価されたいなら 魔法以外で実績を示すべきよ」
「平等じゃないから評価を上げろというのは 高い評価を受けている人たちの実績にぶら下がっているようでなんだか嫌な感じを受けるわ」
電撃文庫で刊行している『魔法科高校の劣等生』のスピンオフ。
妹の深雪とAクラスの雫とほのかの描写が多いですねー。
ただまぁ、ちょっとオリジナルは入っているけれど、おおよそ原作準拠で、入学式編が描かれているからなぁ。
で、劣等生本編のほうは、そっちでコミカライズされているから、新しさがない分、読んでいてだれる。
コミック版だと、それぞれのキャラの描写が深くなってる分面白いとみることもできるけど、原作よりも感情表現が多くなっててなんか温度差があるなぁ、と思ったりしますね。
だって達也、感情表現がほとんどない醒めた精神出ることに、作中で設定づけられているじゃないですか。
1話で、オリジナルのエピソードが入っているんですが、そこで達也があわてているというのが理解できない。
原作で遠距離に居ても問題ない、みたいな感じでばらけて行動したりしていたじゃないですか。
で、護衛対象じゃなくて、護衛である達也の方が襲われたりしてましたけど。
ブラコンな深雪視点なので、達也が超輝いて見える。
そして2巻。服部、一瞬で負けすぎ。
別視点で進む展開は嫌いではないですけど、なんだろう、微妙にテンポが悪い気が。
クラブ勧誘週刊のA組の二人の話。
で、風紀院とした活動している達也が襲撃されているのを見て、二人も裏で動いてたようです。
無理すんな、と正直思うんですがねー。
この時期からエイミィと知り合って、行動を共にしていたようですよ。
スピンオフにしては、うまみが少ないというか、新しい情報っていうのが乏しい。
ので、どうしてもパッとしない印象の方が強くなってしまいますねー。
絵としては嫌いじゃないんですが。
今Gファンタジーで連載している横浜騒乱編のコミカライズよりは好みです。