戦えもしない、生活を支えられもしない、種族も故郷も境遇も何もかも違う、そんな自分をどうして信頼してくれるのか。
「いつか、教えてくれますか?」
(略)
「分からないなら分からないでいいです。でも、もし分かったときは、一番最初に、教えてください」
「……分かった、約束する」
ちーちゃんマジ良い子。
魔王は一回痛い目見るべきじゃないだろうか。
まぁ、今回は芦屋と鈴乃にたたき出されてましたけど。
天使と勇者の母娘問題にばかり意識が向いていて、ちーちゃんへの対応がおろそかになっていた、と。
それはちーちゃんに全幅の信頼を寄せていたが故の甘えだ、と。
この間、暴走したイルオーンに勇者が襲われたとき。
大家さんたちなら何とかしてくれるだろう、と飛び出したライラを、魔王は「それは甘えだ」と切り捨ててましたが。
自分に跳ね返ってきた感じですなぁ。
周囲からの指摘と、ちーちゃん自身から言われたこともあって、魔王が自分の答えをだそうとしているようですし、答えを待ちましょう。
他のポイントとしては、梨香が芦屋に対して行動したのは良かった。
悪魔と人間との関係について、より考えさせられるやりとりで。
その話を聞いてちーちゃんがちょっと疑念を懐いているようですけど。
芦屋の行動のおかしさは、何を意味するんでしょうか。
あと天使はもうちょっと自省しなさいよ……
正直、あらすじとか、作中のやりとりとかで、部屋の様子については予想がついてましたが。
職業アレであの惨状はまずいんじゃないのかなぁ。
あちこち進んでいるようで、じわじわとした進行だと思っていましたが、最後ガブリエルがぶっこんできましたね。
彼には彼のやりたいことがあるって言うのは匂わされてましたが、ちょっと予想外の名前が出てましたが、さてそれを聞いた彼らはどうするんだろうか。
そろそろ契約を結ぶのかどうかの結論につながってほしい所ですけど、肝心のライラがあの状況だともうちょっとかかりそうですかねぇ。