「そうか あいついい『蛇』だったのにな」
「ええ 頼りになる相棒でした」
1巻のまだアーシャが残念さを発揮しきっていない頃のコミカライズですね。
まだこのころはちょっと食欲魔神だったけど、幼馴染として、良い付き合いをしていたはずなのに……
春臣とルサールカについて話しているシーンとかはお互いわかっている感じがして良い演出なのに。
どうしてあんなに残念になってしまったのか。
「でもさ 付き合ってると第一印象が幻に過ぎない事がわかってくるから」
「その辺をどうにかするべきだと思うよ」
「春臣の方こそ上げてから落とす癖をどうにかしてください!」
冒頭での電話もそうですけど、打てば響くといいますか。
付き合い長いから、会話のテンポは結構いいですよね。
これで同性だったら、普通に親友になっていたんでしょうけど。
あと、これでアーシャじゃくて、十條地とかが幼馴染に居たら、もっと関係進んでいてのかもしれない。
あるいは、もういっそ、残念アーシャさんよりヒロインしている羽純とか、原作4巻で色々やっていたルナとかでも進展していたかもしれませんね。
本当にどうしてあんなに残念なのか……
さて、春臣がアーシャの誘いを受けて、日本に戻ってくるところから、十條地の儀式をやるところまで。
ラーク・アル・ソスが襲撃してきてピンチですよ、というあたりですね。
迦具土さんもちゃんと出てきて、怪しい感じがばっちり出ていていい感じです。
絵の感じも原作の雰囲気を壊していないので、コミカライズとしては良作なんじゃないかと。