2月にでた最終巻で完結した、ダブルクロス・リプレイ・メビウスのスピンオフ小説。
墓守のプレイヤー田中天氏の夢が詰め込まれた夢小説。
富士見書房TRPG ONLINE で公開中。
ネタバレ含みになりそうですし、格納。 

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思いだせ。己は何者だ?
マスターグレイヴ。
そう、自分は墓場の主。
非業の死を迎えた者たちの怒りと無念とを刻み、忘れずに留め置く者。
驕れる生者に、墓碑の槍もて誅伐を。

墓守が活躍してネズミとイチャイチャする話、みたいな前情報ありましたけど。
まさしく、終始そんな感じだったなぁ、と。
ツイッターで『気に入ったなどというレベルではない……これは「愛よ」』とか言ってましたが、確かに愛あればこそ、な内容といいますか。

墓守がすごくちゃんとマスターエージェントやっていましたね。
素直に格好良かった。2巻でおろおろしていたのと同じだとは思えないぐらいに。
最終巻のエンディングでネズミが怯えながらも、なんだかんだで墓守の傍にいることを選んだのはよかったなぁ。
扱いに困っているようですけど、大切にしているのがわかりますね。
これでロイス無関心とか嘘だろう。
これが噂の無関心無関心詐欺か……レベル高いですね。

内容としては、本編から3週間後。
墓守は普通に裏切り者の処罰したり、ネズミは紅茶を飲める贅沢にじたばたしたり、平穏に過ごしています。
……ネズミはともかく、墓守の方を平穏というのはどうかと思いましたが。
で、墓守は裏切り者から「墓守に賞金がかけられた」という話を聞く。
裏切り者の妄言かもしれないが、注意はしないといけない。

ネズミはネズミで、紅からプールに誘われたりしていますけど。
いや、Dロイス「工作員」持ちがUGNの優秀なスパイ(自称)と連絡つく状態になっているっていうのは、UGNとしてもFHとしても正直どうなんだろうと思いますが。
まーネズミと紅だから、友人としてなんとかなるんだろうか。
工作員なら、仕事用とプライベート用とで分けたりしてる、だろうし…それ言ったらスパイな紅もその辺の工夫しているべきだろうけど、なぜかあっちには期待できない。
それが紅の持ち味ですけどね。素敵なスパイもいたもんだ。 

これ幸いと墓守は、一時的に紅にネズミを押し付けようとプールに行くように勧める。
しかし当日、待ち合わせ場所に鼠が来ないと連絡が……って、マスターエージェントの連絡先も確保してるのか、紅……本人にその気はないんでしょうけど、ある意味で優秀なスパイなのかもしれないと 思いました。
で、それを聞いた墓守が動きだす。

面白かったです。
墓守は格好良かったし、ネズミは可愛かったし。
お気に入りのシリーズが完結した時っていうのは、どうしても物悲しい気分になるものですが。
こういう後日談があると、より楽しめる気がしますねー。
メビウスは最近だと特にはまっていたリプレイだったので、予期せぬ幸運だったと思います。