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長くて険しい道になるだろう。
だが、咲太の心が臆することはなかった。むしろ、立ち向かう気持ちしかない。
今さら驚く必要は無い。臆する必要は無いのだ。
なぜなら、この日を迎える心の準備はとっくの昔にできていた。

今回はついに、咲太に手紙によって接触を図ってきた翔子さんの話……になるかと思ってましたが。
タイトル通り、妹のエピソードに乗っ取られてました。
麻衣との交際騒動の時に流出した映像を頼りに、かえでの友人が咲太を訪ねてきて。
妹の方も思うところはあったようで、引きこもってばかりの現状を変えよう、と「学校に行きたい」という目標を立て。 

兄として咲太がそれを支えていくわけなんですけど。
彼は本当に、自分が大事なものに対しては臆さないというか、行動力にあふれているといいますか。
兄妹としての距離感としては微妙なものがあるとは思っていましたが、それは過去の事件に起因するものだと思っていました。
けど、かえでが抱えていた事情は、確かにそこらへんに根っこはあるけれど、違う問題で。

花楓とかえで。咲太が見ていた二人の妹。
失ってしまったものと、それでも残っていたもの。
彼にとってはどちらも大切なもので、最後、取り戻せたはずなのにまた失ってしまって。
これは、痛い。咲太の嘆きがよくわかる。
彼にはもう一人妹がいたようなもので、それがいなくなってしまったというのだから、悲しくないはずがない。
また、胸の傷からの出血が生じたりしていましたが、これは花楓になったために発生したのか、そもそも咲太自身に寄る思春期症候群なのか。
満を持して、翔子さんが登場して、最後ちょっと修羅場っぽくしてましたが……自由だな、この人は……