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「貴方は自分の血筋が自慢みたいだから。誇りであるその〝鷲獅子”と、〝龍馬”の血を――そのすべてを捻じ伏せて、貴方の誇りを打ち砕く……!」
友人の傷を嘲笑った償いとして。
血族という驕りを砕いてみせると、耀は告げた。


魔王のゲームをクリアした後ともあって、ちょっと穏やかな日常編。
盛大に行われている、アンダーウッドの収穫祭が舞台です。
まぁ、最期にはギフトゲームをやってますが。

ペストの斑梨販売時のやりとりが吹いた。
シャレになってないよ本当に。
最初のレティシアのメイド姿のイラストとかもよかったですねー。
しかし、読み直していて思い出したんですが、そういえば、ノーネームの地下工房で何か異音がするとか。
これ特に回収された覚えがないんですが、何が起きてるんですかね。
しれっと白夜叉のことにも触れられていましたが、本当に強かったんですね、あの人。

今回は西遊記ネタで、牛魔王が登場します。
登場といっても、手紙だけなんですけど。四桁に拠点を置く魔王ともなると、登場せずともすごい迫力といいますか。
あの手紙はなかなかいい演出でしたよねー。
南で十六夜たちが巨竜を対峙していましたが、本当に箱庭世界はまだまだ上がある、というのを実感できる感じがしました。

さて、主力がそれぞれのやりかたで祭りを満喫している一方で、ジンはリーダーとし行動しています。
十六夜がひな形を提示した、ノーネームの売り込み戦略。
それを次の段階に進めるための交渉を行うのですが……ジンも成長しましたねー。
うまく手札を隠し、優位に交渉を進めて、決着つけましたよ。
別のところではガロロが、飛鳥の能力について分析していたりと、日常とはいうものの、いろいろと話は進んでますね。

フェイス・レスもいいキャラだよなぁ、とか思いますが。
水着着用のレースで水着を切るとか容赦ないですね。
しかし、今回の見どころはやっぱり十六夜のバトルか。
ついに訪れた、十六夜より格上の敵との戦い。熱くて、格好良かったですね。
十六夜の星を揺るがす一撃を受けてなお無傷。
蛟魔王もいろいろと考えているようですね。正体不明の十六夜のギフトが明かされる日はいつ来るのだろうか。