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「意地だよ、私の」
「そんなもの、捨ててしまえばいい」
その答えに、子翠は悪戯っぽく笑みを浮かべる。
「ねぇ、猫猫。あなたは目の前に未知の毒があって、飲む機会が一度しかないと言われたら、どうする?」
「飲み干す」
即答した。それ以外にどんな道があるというのだ。


これまで起きていた事件が集約していく巻です。
小蘭が、後宮を出た後の就職先を探している話があったりもするんですが。
それすらもつながっているというんだから驚くほかないといいますか。
壬氏の正体に関しては既に明らかになっているようなものでしたけど、子翠については騙されてた。
何かあるとは思ってはいたんですけど、こう来るか、と。

玉葉妃の子供が逆子かもしれないと、羅門を招く流れとなり。
その中で猫猫は、これまでの事件の繋がりへ気が付いて……拉致される羽目になるんですが。
羅漢がさらに家族バカになっていたというか……愛妻自慢も結構ですけど、さらに変人に磨きがかかっていた感じですね。
まぁ、それでも仕事は出来るからこそ、壬氏を焚き付けたりできるわけですが。
羅門に頭が上がってないあたりのやり取りは中々楽しかった。

死から蘇った女官翠令と子翠の関係、毛毛がどこから来たのか。
色々と明かされていく流れは中々読み応えがありました。
子翠と猫猫の会話も、お互いの事を分かっていて、止められないことも分かってしまうやり取りはどうしようもなく悲しいものでしたが。
なので最後、彼女の足取りが描かれたのは良かったですね。
王弟という札だとかいろいろ明かされて、一区切りとなるのかと思いきや5に続く、という言葉で終わっていますので、次が今から楽しみですね。
謎が明かされた後、後宮がどうなっているのかとかが気になります。